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Netflixドラマ『チェスナットマン』

Netflix『チェスナットマン』全話ネタバレあらすじ感想・栗人形の猟奇殺人考察・評価・最終回と犯人の動機解説

Netflix『チェスナットマン』(英題:The Chestnut Man)は問題を抱える男女の刑事コンビが、凄惨な殺人現場に残された証拠品・栗人形を手がかりに猟奇殺人犯に迫るサイコサスペンス

デンマーク産の北欧ノワールドラマで、超本格的で緻密なサイコサスペンスが楽しめました。

シーズン1全6話ネタバレあらすじ解説ぶっちゃけ感想・評価犯人の犯行動機やラストシーンの深掘り考察をしています!

CineMag
緻密な北欧ノワールは非日常を味わうのにうってつけ!ヤバすぎグロシーンも多数!

Netflixユーザー感想・評価『チェスナットマン』は楽しめた?(投票どうぞ)

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映画『チェスナットマン』キャスト・作品情報

公開・制作国:2021年9月29日・Netflixデンマーク
監督:ミケル・セラプ
原作:セーアン スヴァイストロプ

『チェスナットマン』の原作小説を書いたセーアン・スヴァイストロプは、デンマークの大ヒットサスペンスドラマ『THE KILLING/キリング』の脚本家。複雑なストーリーを緻密に仕上げる能力には脱帽ですね。

ナイア・トゥーリン刑事/ダニカ・クルチッチ

ナイア・トゥーリン刑事を演じる女優ダニカ・クルチッチ

ナイアは敏腕捜査官で、娘のリーと暮らしているシングルマザー。

捜査が忙しい時は、義父アクセルに娘の面倒を見てもらっています。

女優ダニカ・クルチッチはNetflixドラマシリーズ『はかなき世界』や『ミスト』などで有名。

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マーク・ヘス刑事/ミケル・ボー・フェルスゴー

マーク・ヘス刑事を演じるミケル・ボー・フェルスゴー

マーク・ヘスは、各地を転々とする応援捜査要員。

適当な性格かと思いきや、捜査に対する執念には凄まじいものがある。

事故で妻と娘を亡くしている。

俳優ミケル・ボー・フェルスゴーは、Netflixドラマ『ザ・レイン』にも出演。

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ローザ大臣

ローザ大臣

ローザはデンマークの社会大臣を務める女性。12歳の娘・クリスティンが誘拐・殺害される事件がおき、1年ぶりに復帰。

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ネタバレなし感想・見どころ

非常に完成度の高い猟奇サスペンスです。

サスペンスやミステリーが好きな人なら絶対に楽しめるでしょう。

連続殺人による圧倒的な非日常感が味わえます。

おすすめ度88%
猟奇殺人度95%
サスペンス展開85%
IMDb(海外レビューサイト)8.3(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト%(100%中)

※以下、Netflix『チェスナットマン』』のストーリーネタバレありなので注意してください!

『チェスナットマン』全話ネタバレあらすじ解説

第1話「クリスティンの指紋」

チェスナットマン

プロローグ 1987年 メン島

メン島で農場を営むウロム一家の惨殺事件が起き、マリウス刑事が凄惨な現場を発見。マリウスは生き残っていた養子の双子トーケとアストリッドを見つけ、地下室にたくさんのチェスナットマン(栗人形)が置かれているのを見ます。その直後、マリウスは何者かに殺されました。

現在:デンマーク・首都コペンハーゲン

シングルマザーで敏腕刑事のナイアは、最近コペンハーゲンに応援に来たヘスと、ラウラ・ケアという女性が惨殺された公園へ向かいます。左手首が切断され、どこにもありません。鑑識のゲイツによるとラウラは何度も殴られ、目への暴行が脳に達し、それが致命傷で死亡しているようです。

現場にはチェスナットマンの人形が置かれていました。

ラウラ・ケアの恋人ハンス・ヘリック・ハウゲを容疑者として尋問しますが、有力な確証は得られません。ナイアとヘスはラウラの自閉症の息子マグヌスと話し、昨日は公園にチェスナットマンが置かれてなかったと聞き出しました。

鑑識のゲイツは、現場に置かれたチェスナットマン人形に1年前誘拐され殺害された少女・クリスティンの指紋が付いているとナイアに話します。

少女・クリスティンの母親・ローザは内閣の大臣で、娘誘拐殺害事件の後で1年ぶりに復帰しました。ローザの夫スティンは、殺人現場からクリスティンの指紋が発見されたと知らされ、死体が見つかってないので娘がまだ生きていると考えます。

第2話「アンネ惨殺事件」

アンネという女性の家にチェスナットマンが置かれていました。

ヘスは今回のチェスナットマン事件と関連があると考えて、1年前のクリスティン誘拐殺人事件のデータを調べ、自白した犯人ベッカーが体を切断するときに使ったナタに、骨の残留物がないことに違和感を覚えます。

そんな中死んだはずのラウラ・ケアのスマホにメールが入り、子供たちが教会で歌ったチェスナットマンの歌の音声が添付されていました。警察は発信元を調べ、エーリクという男性を取り押さえます。

エーリクは、誰からか知らないがコンビニで受け取ったという、死んだラウラからの小包を持っています。中にはラウラの左手と歌を送信したプリペイド携帯が入っていました

ヘスやナイアはエーリクの妻アンネが次のターゲットだと考え、彼女の家に急ぐと、中にはチェスナットマンの人形があり、近くの林でアンネが両手首を切断された惨殺死体で発見されます

ヘスは、被害者女性のラウラやアンネが児童虐待で社会福祉課に通報されていた事実に気づきました。

ヘスは殺されたラウラの家を調べていると、息子マグヌスが書いた絵を手がかりに、ガレージ床に地下室への重い扉の存在に気づきます。地下へ降りるとラウラの恋人ハウゲに殴られました。

ナイアが駆けつけ、ハウゲは逃げます。地下室はベッドとビデオカメラがあり、そばのPCにラウラの息子マグヌスがハウゲから性的虐待を受けている動画が発見されます

第3話「ジェシー惨殺」

ナイアは事件のストレスもあり、恋人のセバスチャンを追い返します。娘のリーと過ごす時間も取れず、祖父代わりの男性アクセルに面倒を見てもらっていました。

ナイアとヘスは、犯人が福祉課の児童虐待を通報して対応してもらえなかった家庭の母親を殺害していると気づきます。福祉課のデータを調べ、ラウラやアンネと同じような文章で通報されたジェシー・クヴィウムが次のターゲットではないかと考えました。

ナイアがジェシーに変装して彼女のアパートへ行き、警察が張り込みます。ニコライ・ムラーという男性がアパートにやってきて取り押さえられます。

しかしニコライは犯人でなく、携帯には犯人から脅しで送られてきたニコライとジェシーのセックスを隠し撮り動画があり、彼は妻帯者なので浮気がバレることを恐れて、犯人のいう通りにジェシーの家に来たようです。

ナイアはジェシーをかくまっている場所に急ぎます。しかし護衛をしていたリックス刑事が重傷を負って死亡。ジェシーは両手首と右足首がない状態で発見されました

第4話「大臣の息子拉致」

ヘスはローザの娘・クリスティンの事件を調べ、失踪したあとの現場の動画に自白した犯人ベッカーが映っていることに違和感を覚えます。

刑務所のベッカーに面会に行きますが彼には精神異常があるようで、「多分俺がやったんだろう」としか言いません。ベッカーはチェスナットマンの存在を知っていました

警察の上司ニュランダらは、ローザ大臣が児童虐待を厳しく取り締まって子供を奪われた犯人が恨んでいると考えます。

ナイアは、ヘスが以前火事で妻と娘を失っていると知りました。

以前、産後鬱にかかっていたベネディクテ・スカンスという女性が容疑者候補に上がります。彼女は児童福祉施設に赤子を奪われ、その子が肺感染症で死亡したことで政策を掲げたローザ大臣を恨んでおり、クリスティン殺害や一連のチェスナットマン事件を起こした可能性があるからです。

ナイアたちはスカンスが住む廃工場の管理室へ行きますがそこには誰もいません。

スカンスは恋人のラスゥーリとローザ大臣とスティンの息子・ゴスタウを拉致して車を走らせていました。

ヘスは、ローザ大臣の補佐官フォーゲルのオフィスで、彼がローザと親しそうに写っている写真やクリスティン事件の切り抜きを壁に貼っているのを見つけました。

警察に道を塞がれ行き場を無くしたスカンスとラスゥーリは車で森の奥へ行きました。翌日2人は死体で発見され、ゴスタウは無事保護されます

ナイアはスカンスが暮らしていた管理室近くの廃工場の冷蔵庫で、被害者女性、ラウラやアンネ、ジェシーの手首、足首を見つけ驚きました

第5話「犯人の正体」

逃亡していたハウゲが警察に捕まりました。

ローザの過去:1985年

ローザは、1985年に自分の養父母ピーターセンが、双子のトーケとアストリッドを迎えたことを思い出していました。しかし養父母の愛がトーケたちに注がれるのに我慢ならなかったローザは、トーケにイタズラされたと嘘をつきます

トーケとアストリッドはピーターセン一家を離れ、メン島のウロム一家に引き取られることになりました。

現在

ローザに「知りたければ来いと」犯人らしき人物からメールが入り、彼女は誰にも言わずに1人でメン島へ車を走らせます。

ヘスはクリスティン殺害の犯人・ベッカーが警察のデータにアクセスして見た写真が1987年にメン島で起きたウロム一家惨殺事件のものであると知り、現地へ行きます。

ヘスは殉職した刑事マリウスの当時の部下ブリンク署長から、生き残ったトーケとアストリッドがウロムに地下室で性的暴行を受けていたビデオテープがあったと聞かされます。トーケたちはその地下室でチェスナットマン人形を作らされていたそうです。

彼の妹の娘と同級生だと聞きます。ヘスはブリンクの妹の家で若い頃のトーケの写真を見て、鑑識のゲイツだと気づいて驚愕しました。

ナイアは、栗に種類があることに気づき、ゲイツに調べてもらった結果クリスティンの家の栗と犯行現場に置かれていた栗の種類が違うと判明。その栗はメン島にしかないとわかり、ゲイツと島へ探索に行きその栗の木を発見しました。

最終回第6話「事件の結末」

ナイアは栗の木の近くで農場(ウロム一家の)を発見し、ゲイツと中へ入ります。ゲイツはナイアを薬で眠らせて縛りました。夜になるとゲイツに呼ばれたローザがやってきます

ゲイツはローザを縛って寝かせ、電動カッターで腕を切ろうとします。ヘスが駆けつけますがゲイツに殴られ、ローザが縛られている場所でガソリンをかけられました。ゲイツは外からマッチで火をつけます。

ナイアは自力で拘束を解いて外へ出ますがゲイツに捕まり車に乗せられます。

ヘスは電動カッターで鉄格子を切りローザと脱出。ゲイツの車の前に踊り出ました。ゲイツはアクセルを踏みますが、ナイアが運転を妨害し車は道を大きく外れます。

ゲイツは運転席から外に投げ出され、背中から胸に木の枝が貫通して死亡しました。

ゲイツの携帯の履歴から、ドイツに彼の妹アストリッドが住んでいるとわかり、警察が取り囲みます。

アストリッドは取り押さえられました。拉致されていたクリスティンが発見され、ローザとスティンは涙を流します

ナイアとヘスはお互い惹かれ合っていましたが、ヘスは新しい応援先へ向かうことになり、別れの挨拶を交わします。

クリスティン殺害で捕まっていたベッカーは冤罪で釈放されました

Netflixドラマ『チェスナットマン』終わり!

Netflix『チェスナットマン』ネタバレ感想・評価

Netflix『チェスナットマン』

Netflixオリジナルドラマ『チェスナットマン』の評価は85点。
北欧だけでなくアメリカなど世界各国で絶賛されたセーアン・スヴァイストロプ著の同名小説が原作なこともあってストーリー脚本が非常に良くできていると感じました。
シーズン1は全6話で短めのドラマですが、登場人物がかなり多いです。それでいてどのキャラの目線から見ても、行動原理に大きなアラがありません
CineMag
サスペンスとしてのクオリティが凄まじかったです。
ミステリーとしては、死体遺棄現場にチェスナットマン人形が置かれるキャッチーな設定と、30年以上前の殺人事件との関連性が浮かび上がってくる過程の組み合わせが見応え抜群でした。
容赦ないグロ猟奇殺人の連続で緊張感があり、手足がない(棒切れ)のチェスナットマンと同じ状態にされた映像はインパクトがすごかったですね。
近年のデンマーク映画はワンシュチュエーション映画『ギルティ』など、クオリティが高いサスペンスが多いですね。サスペンス・ミステリー先進国!

チェスナットマン考察

犯人の動機・母親だけ狙われる謎

犯人は警察の鑑識・ゲイツ(本名トーケ)でした。

まだ少年だったトーケは、虐待されたことの復讐としてウロム一家を惨殺します。

トーケとアストリッドはウロム一家に引き取られる前、ローザと同じ養父母ピーターセンのもとで2ヶ月だけ暮らしていました。

このときにローザが「トーケが自分にイタズラした」と嘘を吐いたことで、トーケたちはピーターセン家から引き離されてウロム家へもらわれ、そこで性的暴行を受けるようになったので彼女を恨んでいるのです。

CineMag
子供のちょっとした嘘が、一方の子供の運命を変えた残酷な瞬間ですね。

またチェスナットマン事件では、なぜ子供たちを虐待したが男側であっても、母親だけが狙われるのか?という疑問が残ります。

これは、ローザの嘘を間に受けた養母キルステン・ピーターセンが許せないからでしょう。

養母キルステンがローザと同じ養子であるはずの自分を見捨てたのが許せず、のちにゲイツ(トーケ)が児童虐待は母親の責任だと思い込むきっかけとなったのです。

ローザが生んだ闇

ヘスが見つけた仲の良さそうな写真から察するに、ローザ大臣は補佐官のフォーゲルと不倫関係にあったようですね。

フォーゲルがクリスティンの事件に未練があるようだったのも、もしかすると彼がクリスティンの父親だったからかもしれません。

ローザと夫スティンは1年前に死んだと思われていた娘クリスティンと再会して感動のラストで終わりましたが、その裏にドロドロの不倫劇があったと考えると少し切ない気持ちになります。

チェスナットマン事件という大きな闇が暴かれても、不倫という小さな闇は残ったままなのですから…。

サスペンスとしては余韻のある味わい深いラストだと思います。

スティンも知りたくないでしょうし、観ているこちら側ももはやローザの不倫でクリスティンと再会した感動を台無しにしてほしくありません。

誰もが触れたくないという意味では、家族から見た不倫問題と、国や社会から見た児童虐待問題は似た構図ともいえるでしょう。

そこで登場するのがチェスナットマンです。

なぜゲイツがこのタイミングでローザへの復讐を決意したのでしょうか?

それは、かつて嘘をついて自分を陥れ、さらに不倫をしている悪い母親になったローザが大臣として児童虐待の法案を強化したからです。

虐待被害者のゲイツからしてみれば、加害者側であるローザがそんな法案を打ち出してヒーロー扱いされることに我慢ならなかったはずです。きっと気が狂いそうになったことでしょう。

そしれ彼は、過去からチェスナットマンを呼び覚ましました。

ベッカーの今後

ベッカーには異常な性的嗜好があり、警察をハッキングして1987年にゲイツ(トーケ)が起こした一家殺人事件の写真を見ていたようです。

チェスナットマンに心酔したベッカーは、クリスティン拉致事件の犯人だと自白し、実際に連絡を取っていたかは不明ですが、ゲイツに協力した格好になりました。

そんなベッカーは最終回のラストシーンで普通に釈放されます。

ヘスの尋問でベッカーに冷静な一面が垣間見えたことを考えると、ベッカーは第2のチェスナットマンになるつもりではないでしょうか。

菅田将暉主演の邦画サスペンス『キャラクター』のような後味の悪さがありますね。

栗人形の羽の意味

ゲイツはなぜ普通の栗人形と羽根付きの栗人形の2種類を作っているのでしょう?

おそらくですが、栗人形の苦しみから解放されて自由になりたいという願いが込められているのだと思います。

ゲイツは最後にローザを殺して、羽ばたけると思っていたのではないでしょうか。

最後のまとめ

ドラマ『チェスナットマン』は、絶賛された小説をクオリティを壊さず表現したサスペンスドラマの傑作だと思います。

栗人形のキャッチーなアイデアと、緻密な事件、現在と過去が絶妙なバランスで描かれていたと思います。

本作や火山灰の中から裸の女性が現れる『カトラ』など、良作北欧ノワール・サスペンスをたくさん作ってくれているNetflixに感謝です。

『チェスナットマン』レビュー終わり!ここまで読んでいただきありがとうございます。

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