Netflix映画『ブルーズド打ちのめされても』アカデミー賞女優ハル・ベリーの監督デビュー作にしてひどい駄作でした。
内容は格闘技+ヒューマンドラマですが、格闘シーンは迫力がなく、ストーリーも設定をツギハギ感が拭えず全てにおいてボロボロだった印象です。
悪い言い方で申し訳ないですが、2021年に見た映画の中でもトップクラスで酷かったです。
ここで一句、「ハル・ベリー キイチゴの味 思い出す」
ぶっちゃけ酷評・感想やつまらない理由、キャラの違和感、ストーリーネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに記事をまとめました。
(前半はネタバレなし、後半はアリです)
Netflix映画『ブルーズド打ちのめされても』キャスト・作品情報
原題:『Bruised』
監督:ハル・ベリー
脚本:ミシェル・ローゼンファーブ
主演:ハル・ベリー
出演:シーラ・アティム
出演:スティーヴン・ヘンダーソン
『チョコレート』(2001)でアカデミー賞主演女優賞を受賞、『007ダイアナザーデイ』(2002)ではボンドガールと一躍トップスターになったハル・ベリーが監督・主演を務めました。
しかし『キャットウーマン』(2004)で年間最低の映画ラズベリー賞の4冠達成からの迷走から抜け出せていない気がします…。
キャストは他にドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『Dune砂の惑星』(2021)のハワト役や『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド4』で知られるスティーヴン・ヘンダーソンがコーチ役で出演。
ネタバレなし感想・見どころ・あらすじ
試合でボコボコにされ、パニックでケージ(金網)から逃げてしまった元 総合格闘技UFCチャンピオン・ジャッキー(ハル・ベリー)。4年後、私生活はどん底。カムバックのチャンスを手にしますが元夫の死で息子マニーを育てなければならなくなり…。
格闘アクション、ヒューマンドラマ要素など、すべてにおいて残念な作品でした。
ストーリーもLGBTQや黒人の離婚・貧困といった社会問題をごった煮ににしてまとまりに欠け、感情移入できません。
正直、ハル・ベリーの大ファン以外は見なくてもいい気がします…。
おすすめ度 | 32% |
格闘アクション | 40% |
ストーリー | 30% |
IMDb(海外レビューサイト) | 5.9(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家52% |
※以下、映画『ブルーズド打ちのめされても』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『ブルーズド打ちのめされても』ネタバレ感想・評価
- 女同士で恋愛関係にあったトレーナー・ブッダカンが最後の試合に来ない
- 主人公ジャッキーの息子が試合の肝心な場面を見ていない
などなど、人情面でも致命的な箇所がいくつもあったと思います。
ハル・ベリーの主人公が設定多すぎ
ハル・ベリー演じる主人公ジャッキーの設定を詰め込みすぎたのも、本作の完成度が低くなる原因だったでしょう。
- LGBT
- 怒ると手がつけられない
- パニック障害
- 母の元彼氏からレイプの過去
- 元夫が殺された
2時間の映画でいくらなんでも詰め込みすぎです。
社会問題を盛り込んで人々の共感を得ようという意図はわかりますが、やりすぎて完全に裏目に出ています。
キャラがチグハグで感情移入できません。
↓映画『ブルーズド 打ちのめされても』のあらすじラスト結末解説は2ページ目へ↓
- 1
- 2