今回はシリアス路線で魅力的な悪役(ヴィラン)の魅力を徹底解剖したいと思います。
もはや名作や名悪役無くしてありえない!主役を完全に喰う、もしくは悪自らが主役!そんな彼らにスポットを当てましょう!
ランキングはインパクト、キャラクター、知名度などを考慮して出しました。
ネタバレ有りなので、まだこれらの映画を観てない人は気をつけて!
羊たちの沈黙、シャイニング、ケープ・フィアー、ユージュアル・サスペクツ、セブン、レオン、コラテラル、ブルーベルベット、ノーカントリー、時計じかけのオレンジ
ちなみに今回は、アメコミ・ヒーローモノの悪役や、アクション映画の悪役はテイストが違うので入れていません。また別の記事で紹介したいと思います!あ、マフィアモノや西部劇も抜いてます!
10位 マックス・ケイディ『ケープ・フィアー』
『ケープ・フィアー』の暴行魔のマックス・ケイディ(俳優:ロバート・デ・ニーロ)は、自分の強姦事件を十分に弁護しなかったサム(俳優:ニック・ノルティ)に復讐するため、彼の一家を追い詰める。
ケイディは元々は字も読めない人間だったが、刑務所の中で勉強しすっかり博学になった。
明晰な頭脳と鍛え上げられた肉体、そして復讐に対する執着を武器にサムの一家に迫る。
サムの周りの人間に危害を加えていくケイディの行動に驚愕。執念深さでいえば映画界でもトップレベルの悪役だろう。
9位 ヴィンセント『コラテラル』
8位はコラテラルのヴィンセント(俳優:トム・クルーズ)!とことんプロフェッショナルな殺し屋。
話し相手への好感を抱くような温かい感情は持っているのですが、仕事とは別だよとでも言いたげに相手を殺します。
マックス(俳優:ジェイミー・フォックス)の母のお見舞いに花を贈るなどの人情と、殺し屋としての意識のコントラストが凄い!プロフェッショナルを観ることができます。
8位 アレックス『時計じかけのオレンジ』
強烈なビジュアルでさまざまな人に脳内革命を起こしたアレックス(俳優:マルコム・マクダウェル)!
ヒース・レジャーはアレックスを参考にダークナイトのジョーカー役を作り上げたそうです。
この地下の溜まり場でミルクを飲みます。このビジュアルで(笑)。暴力の描写も銃で撃ったりするのでなく、殴ったり蹴ったり生々しいです。
7位 フランク『ブルーベルベット』
6位はブルーベルベットのフランク(俳優:デニス・ホッパー)。
短気ですぐFU◯Kを連発、亜硝酸アルミガスを興奮剤として使用、ヒロインの子供と夫を誘拐してその妻を慰み者にする、でも繊細な曲を聴くと感動する変なオジサン。
デニス・ホッパーはデヴィッド・リンチ監督に「俺に役をやらせろ!俺がフランクだ!」と直接電話してこの役が決まったそうです!
6位 アントン・シガー『ノーカントリー』
第5位は「ノーカントリー」のアントン・シガー(俳優:バビエル・バルデム)!
見た目のインパクト強すぎ!変な髪型で家畜銃ピストル(空気圧でボルトを発射する屠殺用の道具)を使って人を殺しまくるシガー!
ハビエル・バルデムというスペインの超個性派俳優が、超個性的な役を演じ、世界から賞賛を受けました。
ノーカントリーはアントン・シガーを楽しむ映画と言っても過言では無い!?
ちなみにフィアー・ザ・ウォーキング・デッドのジョン役の俳優:ギャレット・ディラハントがウェンデル保安官助手で出演している。
5位 スタンフィールド『レオン』
第4位は「レオン」のスタンフィールド(俳優:ゲイリー・オールドマン)。女子供も容赦しない冷酷無比。
病的で神経質。クラシックを愛する。スタンフィールドはこれらの相反するパーソナリティが詰まった印象的な悪役です。
レオンの感動的なストーリーも心に響きますが、観終わった後はスタンフィールドの奇妙な動きがまぶたから離れなくなります。
4位 カイザー・ソゼ『ユージュアル・サスペクツ』
第3位はユージュアル・サスペクツのヴァーバル・キントことカイザー・ソゼ(俳優:ケヴィン・スペイシー)。
捜査官を翻弄するハッタリ証言もさることながら、対抗勢力に家族が人質に取られたとき、家族ごと撃ち殺した!という逸話なども激烈!
ユージュアル・サスペクツでは、たった一人自分の顔を知っている目撃者を消すために、4人のワルを意のままに操り、大型船を爆破!
何十名もの死傷者もいとわなかった。
3位 ジャック・トランス『シャイニング』
『シャイニング』は1980年公開のホラー作品で、スティーブン・キングの同名小説を映画化したもの。
ホテルで狂気を帯びていくジャック(俳優:ジャック・ニコルソン)の姿は世界中を震え上がらせた。
2位 ジョン・ドゥ『セブン』
映画の中での出演時間は短いですが、有り余るインパクトを残してくれたのが第2位のジョン・ドゥ(俳優:ケヴィン・スペイシー)!奇しくもケヴィン・スペイシーの役が続きました。
しかもセブンもユージュアル・サスペクツも同じ1995年公開!この頃のケヴィンはキレッキレですね!
7つの大罪を被害者に恐ろしい方法で再現させ殺していく、途中で邪魔が入ってもめげずに最悪の策を仕掛ける。
狂った目的のサイコパスだけど、知能や忍耐や実行力を兼ね備えた最悪の人です。そう考えるとレクター博士に近いかもしれないですね。
1位 ハンニバル・レクター『羊たちの沈黙』
1位はやっぱりこの人ハンニバル・レクター(俳優:アンソニー・ホプキンス)!誰もが羨ましいがる高い分析力と知能を、誰もがおぞましいと感じる方向に使う我らがレクター博士!
絶対的に回したく無い!間違っても怒らせたらダメな存在!質問とかは少ししてみたいかも(笑)
存在自体がもはや神格化されています。
役が強烈過ぎて、もはやアンソニー・ホプキンスがレクターなのか、レクターがアンソニー・ポプキンスなのか?混乱して自分でも何言ってるかわかりません。
映画史上最高の悪役ながら、映画史上最も役者と役柄がマッチしたのがハンニバル・レクターでしょう!
歴代最高のシリアスな名悪役まとめ
映画史上、類稀で魅力的な悪役(Villain)を並べてみましたが、楽しんで頂けましたか?
役者、役柄ともに濃いメンツばかりですね。
悪を美徳とし、己の心情を貫き通す彼らはどこかかっこいい!そんな悪役にスポットを当てて映画を観るものいいかもしれませんね!
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