映画『夜叉 容赦なき工作戦』ネタバレ考察:日本人をボコる韓国人向け作品
日本と韓国の歴史的な軋轢をあおるつもりは全くないのですが、本作は韓国人が日本人をボコボコにして優位性・カタルシスを感じるための映画だったと思います。
別に映画は誰かを楽しませるためのものなので、反日感情をプロットに組み込むというのも全然アリだとは思いますが、やり方がちょっとストレート過ぎて笑えました。
池内博之のオザワ役は、迫力のある敵キャラを出したい!ではなく、とにかく悪い日本人を出したいという考えのもと作られた、ストーリーを都合よく装飾する装置でしかなかったと思います。
バブル時代前後ではハリウッドでも、『バック・トゥ・ザ・フューチャーパート2』で性格の悪い日本人上司を出したり、『ロボコップ3』ではアメリカの会社が日本企業に買収され、ラスボスが日本人ロボット設定だったりしましたが、本作はそのレベルのド直球日本殴りでしたね。
やっぱり韓国では、まだまだ反日コンテンツは受けるのでしょうか。
また『夜叉 容赦なき工作』ではドラマ『愛の不時着』(2019)や『スノードロップ』(2021)からの流れなのか、韓国と北朝鮮のスパイが手を組み、共に宿敵である日本を打倒するという流れが印象的でした。
常に緊張状態にある北と南ですが、ドラマや映画では手を取り合うことも増えましたね。
韓国社会に目を向けてみると、本作は北朝鮮への歩み寄りと反日を進めたムン・ジェイン(文在寅)大統領時代に制作されたはずなので、多少政治の色が反映されているかもしれません。
最後のまとめ
ネットフリックス『夜叉 容赦なき工作戦』は、シリアスな硬派アクションと見せかけてただはちゃめちゃなまま2時間が過ぎていった凡作でした。
キャラクターは良かったので、人間関係やメッセージ性がよりもっと深ければさらに楽しめたと思うと少し残念です。
ここまで読んでいただきありがとうございます。映画『夜叉 容赦なき工作戦』レビュー終わり!
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