Netflix『ウィッチャー狼の悪夢』感想ネタバレあらすじ/罪を背負う戦士考察!傑作アニメ映画の結末

  • 2024年3月24日

『ウィッチャー狼の悪夢』ネタバレあらすじ解説

ヴェセミルの少年時代

少年時代のヴェセミル

少年ヴェセミルはある屋敷の使用人として雇われていました。

屋敷の夫人が魔物に取り憑かれており大変な状態です。

ヴェセミルは貧しい生活に嫌気がさし、お使い中に好意を寄せている少女イリヤナと盗みを働きますが…。

ヴェセミルたちの盗みは、ウィッチャー(魔物退治の戦士)のデグランに見つかります。

デグランは魔物を退治するため、「屋敷に案内しろ」と言いました。

狂って暴れる夫人を縛り付け、デグランが魔法陣を描き呪文を唱えます。幻影を使う蜘蛛型のマールという怪物が現れ、デグランが倒しました。

大金をもらったデグランを見たヴェセミルは、父とイリヤナを残しウィッチャーたちが住むケィアモルヘンへ旅立ちました。

ケィアモルヘンでウィッチャーになる修行を受けますが想像以上に過酷で、同期の仲間たちの多くは怪物に襲われて死亡。

最終的に生き残ったヴェセミル、ルカ、スヴェンたちは“草の試練”と呼ばれる、ミュータント(突然変異体質)になるための薬をライドリックから飲まされ、数日苦しみ悶えます。適応がなく死ぬ者もいました。

ヴェセミルはこの試練を乗り越えてウィッチャーになり、賞金首の怪物たちを次々に倒して世間に名を轟かせました。

現在

ヴェセミルとテトラ

ヴェセミルは森で父と妹たちを魔物に殺されたスーゴを見つけ、魔物を倒します。

エルフの友達フィラヴァンドレルから、アルド・カレイの森でエルフの少女たちが行方不明になっていると聞きました。

ヴェセミルは、今はもう70歳ほどの老人になっているイリヤナに会います…。

イリヤナは議会員と結婚し、旦那が死んだ後、ケイドウェン王の相談役になっていたのです。

ウィッチャーの特異体質を持つヴェセミルは若い姿のままです。

ヴェセミルはイリヤナに頼まれ、ケイドウェン王に使える魔法使いテトラ・ギルクレストとアルド・カレイの森を調べに行きます。

するとエルフの少女・キツが魔物マールと同化した姿でバシリスクを呼び寄せ、ヴェセミルたちを襲わせました。

エルフ少女キツとバシリスク

ヴェセミルとテトラはなんとかバシリスクを倒すと、キツは逃げます。

キツを追って古びた城に入ると、エルフの少女の死体がたくさんありました(少女たちを変異させる実験をした)。

フィラヴァンドレルが捕われています。ヴェセミルはフィラヴァンドレルを助けると、彼は生き残っているエルフの少女を1人抱えて去りました。

ヴェセミルはケィアモルヘンの城へ戻ります。すると、魔物同士を種族交配させて怪物をたくさん世に送り出していたのは、デグランとライドリックだと判明。

怪物が少なくなっているため、仕事を増やすために自分たちで生み出していたのです。

ヴェセミルは怒り、デグランと乱闘になりますがイリヤナが城にやってきます。

イリヤナは、ウィッチャーの真実を知ったテトラがルカを処刑し、信者を率いてこちらを攻めてくると言います。

テトラはキツと協力し、数多くの怪物たちを召喚して城を攻めてきました。

攻めてきたテトラの軍勢『ウィッチャー狼の悪夢』ネタバレ

デグランやヴェセミルらウィッチャーの兵士は必死に戦います。

ヴェセミルが城の中へ行くと、ライドリックがテトラたちに囲まれていました。

ヴェセミルは霊薬(ポーション)を飲んでパワーアップして向かっていきます。しかしキツが作り出した幻影(イリヤナと幸せに暮らすイリュージョン)を見せられて一瞬止まります。

ヴェセミルは幻の中のイリヤナを殺して幻影を解き、テトラと戦います。

魔術に苦戦して左手を切り落とされますが、どうにかテトラの首を切り落としました。

キツも剣で刺します。

しかしその瞬間また幻影が解かれ、自分がライドリックの首を落とし、イリヤナの腹部を刺していたことに気づいて驚きました。切断されて左腕もあります。

テトラはヴェセミルに矢を放ち、母がウィッチャーの金儲け計略にハマって死んだと話します。彼女は復讐を果たしたかったのです。

テトラはやってきたデグランに殺されます。デグランも重傷を負っており生き絶えました。

ヴェセミルは傷ついたイリヤナを、いつか話したような湖に連れていきました。2人は朝焼けを見ます。イリヤナは生き絶え、ヴェセミルは涙を流します。

ネトフリ『ウィッチャー狼の悪夢』のラストシーン

その後、ヴェセミルはケィアモルヘンの戦いで生き残った少年訓練兵のゲラルトたちを見つけ、正義の心を持つウィッチャーに育てる決意をするのでした。

映画『ウィッチャー狼の悪夢』終わり。

最後のまとめ

アニメ映画『ウィッチャー狼の悪夢』は、中世風のダーク世界観・迫力のアクションシーン・諸行無常のストーリーが三位一体となった傑作でした。

正直ネットフリックスのアニメシリーズは、10個中9個が微妙な作品になっているのが現状だと思います。

最近でいえば『バイオハザード:インフィネットダークネス』はなかなかでしたが、『モンスターハンターレジェンド・オブ・ザ・ギルド』などストーリーが微妙な作品が多かった印象です。

そこへきて『ウィッチャー狼の悪夢』のクオリティはずば抜けていました。

各国の制作会社で作っているのでクオリティの統一は難しいと思いますが、スタジオミールを筆頭に高品質なアニメが増えてくる時期も近いかもしれませんね。

『ウィッチャー狼の悪夢』レビュー終わり!

2021年Netflix公開映画・ドラマ

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