Netflix映画『運命のイタズラ』ネタバレあらすじ感想!シュールな社会派考察・評価・キャスト解説

Netflix映画『運命のイタズラ』(Windfall)は金持ちCEOの別荘に盗みに入った強盗の男が、CEOとその妻と鉢合わせしてしまい、彼らと一緒に今後の展開をどうするか考えるシュールな物語。

CineMag
アイデアを十分活かしきれなかった惜しい作品でした。

キャスト、ぶっちゃけ感想・評価考察ネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに記事をわかりやすくまとめました。

ちなみに英題のWindfallは日本語で棚ぼたの意味で、結末の伏線になっています。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目からどうぞ)

Netflix映画『運命のイタズラ』は面白かった?(投票どうぞ)

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映画『運命のイタズラ』作品情報・キャスト,あらすじ見どころ

公開・制作国・上映時間:2022/03/18・アメリカ・92分
原題:Windfall
監督:チャーリー・マクダウェル
脚本:チャーリー・マクダウェル/ジェイソン・シーゲル
配給:Netflix
主演:ジェイソン・シーゲル(『ザ・ディスカバリー』『SEXテープ』)
出演:ジェシー・プレモンス(『ブレイキング・バッド』『パワー・オブ・ザ・ドッグ』)
出演:リリー・コリンズ(『エミリーパリへ行く』)

ネタバレなし感想・見どころ・あらすじ

Netflix映画『運命のイタズラ』のジェイソン・シーゲル、ジェシー・プレモンス、リリー・コリンズ

©︎Netflix

あらすじ:ある男(ジェイソン・シーゲル)は、金持ちCEO(ジェシー・プレモンス)の別荘に侵入して盗みを働こうとします。しかしCEOとその妻(リリー・コリンズ)が突然やってきて男はパニックに。結局2人を脅すことにしますが…。

強盗に入った切羽詰まった男と、余裕な態度のCEOの対比がちょっと面白いです。

感想を語る犬
ラストも意外性はあるのですが、全体的には退屈でちょっと眠くなります。
おすすめ度50%
シュールな世界観80%
ストーリー62%
IMDb(海外レビューサイト)5.6(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)批評家56% 一般60%

※以下、Netflix映画『運命のイタズラ』のストーリーネタバレありなので注意してください!

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映画『運命のイタズラ』ネタバレ感想・評価

Netflix映画『運命のイタズラ』の評価は68点。凡作です…。
CineMag
ストーリー・社会的なメッセージ・ラストどんでん返しなど全ての要素が中途半端に映りました。

クラシック映画っぽい劇伴をバックに、強盗とCEO、その妻による珍妙な会話劇や、状況のシュールさを独特な雰囲気で表現したかったのが、全体的に上手く機能しなかった感じですね。

ケヴィン・スペイシー主演の『アメリカン・ビューティー』のような社会派かミステリーかコメディかわからない、ジャンルレスだけど素敵な作品を目指してちょっと至らなかったイメージ。

良い点としては、強盗に銃で脅されているのに偉そうなCEOのキャラはかなり好きでした。やっぱりジェシー・プレモンスは個性的でいいですね。

追い詰められた失業者と金持ちを景色が美しい別荘で対比させるアイデアは面白いと思いますが、このコンセプトの持ち味であるはずの画面からの違和感が弱めでインパクトがありません。

感想を語る犬
全体的には、シュールな偶然にカタルシスが宿るクエンティン・タランティーノ監督作品をすっごく薄味にしたような物足りない印象でした。
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映画『運命のイタズラ』ネタバレあらすじ解説

人生に追い詰められた男が、金持ちCEOの家に盗みに入ります。しかしCEOとその妻が急に帰宅してきたため、鉢合わせ。

感想を語る犬
非常にマヌケな展開です。

男は彼らをサウナに閉じ込めている間に逃げ出します。しかし敷地の外に置いていた車の側の木に監視カメラがあり、逃げられないと思って戻ってきて、家にあった銃をCEOと妻に向けます。

CEOは傲慢な態度で逃走費用と新しい生活のための50万ドル用意すると言い、明日の夕方に持ってくるするようテレビ電話で部下のエイプリルに頼みました。

感想を語る犬
CEO役のジェシー・プレモンスの憎たらしさが最高ですね。

男とCEOと妻は、禅の庭へ行ったり映画を見たりして過ごします。

Netflix『運命のイタズラ』の主要キャスト3人

©︎Netflix

感想を語る犬
いきなり緊張感がなくなる感じは好きでした。

夜になり、寝られない妻はCEOとの結婚を躊躇ったことを話しました。

翌朝、庭師がやってきます。CEOは一緒にいる男がいとこだと誤魔化し、庭のデザインが書かれた紙に“Call 911(助けを呼べ)”とメモ。庭師はそれを見て慌てたため、男に気づかれて捕まりました。

部屋でじっとしていることに耐えられなくなったCEOは、「お前はこの先に何もできない」と言って男を挑発しました。男は脅しで銃を撃ち、パニックった庭師がガラスに突っ込んで喉にガラスが突き刺さって死亡

夜、CEOの部下が家の前の道に金を置き、それを妻が取ってきます。

男は金を持って立ち去る前にCEOに対して「お前が善人なら良かったが、クズ野郎なので人生はフェアじゃないと感じる。お前の妻の財布には避妊薬が入っていた」と言い放ちます。

妻は男が外でかがんだすきに置物で撲殺。銃で夫(CEO)を撃ち殺し、その銃を男の手に握らせました

感想を語る犬

驚いたような、消化不良のような不思議な感覚のラストシーン。

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考察:ストーリーやラストの意味

社会の縮図を破壊するカタルシス

映画『運命のイタズラ』

©︎Netflix

原題のWindfallが棚ぼたという意味です。

家に強盗が入ったおかげで、妻は棚ぼた的に夫殺害を強盗のせいにでき、夫の支配から脱出できたというオチなのでしょう。

また、英語のクレジットを見ても登場人物名は、男、CEO、妻、庭師としか書いていないので、社会構造に対しての問題提起が1つのテーマになっています。

『運命のイタズラ』の登場キャラと展開が、社会の縮図=メタファーとなっているわけです。

男は失業した労働者。CEOは金持ちのクソ野郎。妻は旦那の影に隠れて自分を表現できていない女性をそれぞれ表しているのでしょう。

そう考えると、男は銃を持ちながらも、CEOに言いたい放題言われて主導権を握れないというシュールなシーンが、社会的な皮肉になっているとわかります。

つまりCEOには労働者の存在など目に入っていないのです。

庭師が死んでしまったのは、金持ちの気まぐれによって、正しく働いている労働者が死ぬと表しているのでしょう。

強盗の男と妻が映画を見て同じ場面で笑っていたので、妻も労働階級出身なのでしょう。

つまりCEOが男に言っていた労働者に対しての皮肉は妻にも突き刺さっており、それがラストで爆発したのです。

男はなぜ盗みに入った?

1番謎なシーンが、中盤でCEOが皮肉めいた口調で「緊急で50万ドル用意してと頼むことなんかあるか?」と言った際、男は「つい先週」と返したシーンです。

男はCEOの会社で雇われていたけど突然クビになり、会社に金を要求したのかも知れません。

男も実は経営者だったけど、強盗にあって同じようなパターンで金を要求されて部下に用意させ、それが原因で破産したなど、想像することもできます。(ちょっと発想を飛躍させすぎですね。)

最後のまとめ

Netflix『運命のイタズラ』は、素晴らしい眺めの邸宅で社会の底辺とトップがシュールな会話劇を繰り広げる意欲作。

ラストも意外性がありましたが、全体の気の抜けた雰囲気を重視したためなのか、緊張感や見応えの薄い凡作でした。

ジェシー・プレモンスの次回作に期待ですね(笑)

ここまで読んでいただきありがとうございます。『運命のイタズラ』レビュー終わり!

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