Netflix『ザ・ウォッチャー』全7話ネタバレ感想・真犯人考察!実話やあらすじ解説評価

Netflixドラマ『ザ・ウォッチャー』(The Watcher)は、郊外の素晴らしい邸宅を購入して引っ越してきたある家族に謎の人物から“監視している”と手紙が届くサスペンス!

ナオミ・ワッツとボビー・カナヴェイル主演で全7話です。

CineMag
理想的だけど秘密がある家。展開が丁寧でクラシックサスペンス映画のような雰囲気がクセになります。

キャスト・作品情報・見どころ、もとになったウォッチャー事件解説全話視聴してのぶっちゃけ感想・評価誰がウォッチャーなのか真犯人考察!全7話ネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

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Netflix『ザ・ウォッチャー』作品情報・キャストと演技の印象

公開・制作国・話数:2022/10/13・アメリカ・全7話
原題:『The Watcher』
ジャンル:サスペンス
制作ライアン・マーフィー/イアン・ブレナン
配給:Netflix

最終話はデヴィッド・リンチの娘ジェニファー・リンチが監督を務めています。

ちなみにキアヌ・リーヴス主演の映画『ザ・ウォッチャー』(2000)とは関係ありません。

実話に基づく物語

2014年にニュージャージー州のある邸宅を購入した家族に“監視人(ウォッチャー)”と名乗る人物から「代々この家を監視してきた」と不審な手紙が送られてきました。

住人は警察や探偵に捜査を依頼するも詳細はわからずじまい。前の家主も似た手紙を受け取っていたようです。

事件は2014年に迷宮入りし、現在も犯人は捕まっていません。

その家はウォッチャーハウスと呼ばれ、ウォッチャー事件は新聞記事を賑わせました。

『ザ・ウォッチャー』はその事件が基になった作品です。

登場キャラ・キャスト

キャストのナオミ・ワッツとボビー・カナヴェイル

©︎Netflix

素晴らしき邸宅に引っ越してくる妻ノラ役にはナオミ・ワッツ。彼女がサスペンスに出演するというだけでテンション上がりますね。『マルホランド・ドライブ』で大好きになりました。アメリカ版『リング』でも有名ですね。2017年には『ツインピークス ザ・リターン』にも出演して話題に。

夫ディーン役にはボビー・カナヴェイルは最近ネトフリで公開されたマリリン・モンロー映画『ブロンド』でジョー・ディマジオを演じてましたね。

映画

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あらすじ

妻ノラと夫のディーン、娘エリーと息子カーターの4人家族は郊外にある美しい邸宅に一目惚れ。

ディーンは無理をしてローンを組み、その家を手に入れる。

そんなある日、“ウォッチャー”という人物から「一族代々でこの家を見張ってきた。これからもそうする」という怪しい手紙が届いた。

夜、カーターが飼っていたフェレットが何者かに殺される。

近所には姉弟パールとジェスパー、モーとミッチの老夫婦など怪しい隣人たちがたくさん。

ノラたちは警察のチェンバーランドに相談するが手がかりはつかめなかった。私立探偵のセオドラと共に独自に捜査を進めるが…。

ネタバレなし感想・海外評価

何か秘密がある素敵な邸宅を舞台に、幸せな家族が謎の人物に監視され恐怖にハマっていく過程・心理描写が丁寧に描かれています

最近公開された中だとミシェル・モナハン主演のNetflixサスペンスドラマ『エコーズ』よりは面白かったです。

謎が謎を呼び、確かなことは1つもわからない。隣人も全員頭がおかしくて怪しいという泥沼にハマっていくタイプの物語が好きな人向き

シネマグ
ヒッチコックとかクラシックなサスペンスが好きな人にもぴったりです。

いっぽうで刺激が強いサスペンスが好きな人には物足りないかもしれません。

おすすめ度68%
世界観80%
ストーリー65%
IMDb(海外レビューサイト)7.0(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)批評家 50%

一般の視聴者 51%

メタスコア(Metacritic)52点(100点中)

※以下、Netflix『ザ・ウォッチャー』のストーリーネタバレありなので注意してください!

Netflix『ザ・ウォッチャー』ネタバレ感想・評価

Netflixサスペンスドラマ『ザ・ウォッチャー』の評価は70点。雰囲気重視サスペンスの佳作です。
  1. 秘密の地下通路がある家
  2. 謎の人物が外から家を見張っているカットが随所に入る
  3. 隣人たちはみんな変人で全員怪しい
  4. 真相に近づいたつもりが、確かな事実が1つもない
シネマグ
これらの不穏な設定と雰囲気に身を委ねると、なかなか面白かったです。

地下室に通路がある!→入ったら人がいる!のシーンが1番鳥肌が立った。

憧れのマイホームの下に誰か住んでいたなんて不気味すぎますが、サスペンスとしては美味しいです。

結局、誰が犯人かよくわからないデヴィッド・フィンチャーの映画『ゾディアック』的な結末になり、そこは賛否あると思いますが、実話が基になっているので仕方ない面があるでしょう。

住民同士が監視しあっている構造はヒッチコックの『裏窓』に近いコンセプトだと思いました。

『裏窓』では一方的な監視ですが、本作の場合は相互監視です。

ボビー・カナヴェイルが演じたディーンは丁度『裏窓』のジェームズ・ステュアートのようにどんどん疑心暗鬼になっていきます。

劇中曲もヒッチコック映画みたいなクラシックサスペンス風でしたし、意識しているのかもしれません。

感想を語る犬
見張られる側のディーンが自分の家を見張るようになる多重構造も素敵でした。

また、家への執着というテーマも個人的には好きでした。

人間は恋人や家族に執着しますが、考えてみればマイホームへの執着も相当なものですよね。一生の買い物ですし。

特に誰もが羨む最高の家であれば、周囲に嫉妬が渦巻いていてもおかしくありません。

シネマグ
ウォッチャーという監視人の存在をベースに、人間の欲深さや妬みまでが巧みに表現されていました
隣人たちの秘密が犯人探しの過程で不気味に描写される面で素晴らしいサスペンスだったと思います。

考察:ウォッチャーは誰なのか!?

結局、何が真実なのか一才わからないまま物語は幕を閉じます。

最終回のラストではディーンがウォッチャーとして手紙を出すシーンがありましたが、そもそもノラとディーンに最初に手紙を送っていたのが誰かは不明なまま。

最初から、家を手放したかったディーンが仕組んだ狂言だったのかもしれません。

最後は手紙をポストに入れるディーンを妻ノラが監視しているシーンで終わり、正気を保っていたように見えたノラも相互監視の狂気の渦にのみ込まれてしまったとも解釈できます。

視点を広げるなら、みんながウォッチャーになってしまった結末です。

抽象的な結論は置いておいて、具体的に1番怪しいのは地下通路の存在を知っていた隣人パールと、地下に住んでいたジョン(仮名)でしょう。

彼らは古き良き家を愛するあまり、モダンに改装しようとしていたノラとディーンに嫌がらせをして出ていかせようとしていた可能性があります。

地下通路を知っていた彼らであれば、ディーンのベッドに少女を送り込むこともできたはずです。

誰が犯人だったのか?という結論は気になりますが、明示はされず。

本作で重要なのは全員に動機があるようで確証はないという、リアルな不気味さではないでしょうか。

『ザ・ウォッチャー』全話ネタバレあらすじ解説

※全7話分をまとめた内容です。

以前その家に住んでいたアンドリューは、家で不審な出来事が次々に起こり家族がメチャクチャになって妻が自殺したとディーンに語る。

家の改装中、謎の男性・ジョンが検査官になりすまして侵入していたことが判明。

隣の老夫婦、ミッチとモーは銃で自殺をして葬式まで執り行われたが、しばらくすると何くわぬ顔で戻ってくる。精神を病んでいるモーの息子が親の旅行中にホームレスを家に呼んで、保険金のために狂言殺人を行ったらしい。

ディーンは探偵のセオドラから、1995年にこの家に住んでいたジョン・グラフが妻と子供たちを銃で殺害して行方不明になった事件があったと聞く。ジョンは捕まっておらず。家に来た検査官がそのジョンなのかも判断できない。

警備のダコタが寝室に仕掛けた監視カメラに、寝ているディーンの横に下着の少女がいる映像が映っていた。ディーンは全く覚えがないと釈明するがノラは激怒した。

しかし他のカメラの映像もチェックしたダコタは、家に少女がやってきた映像がないことに驚いた。どこから侵入したのかわからない。

ノラとディーンは不動産業者の友人・カレンと刑事のチェンバーランドが組んで、安く家を手に入れようとしていると考えた。カントリークラブにいた2人に文句を言と、侮辱だと逆ギレされる。

ある夜、改装業者が地下の扉を発見。ディーンとノラがその中に入ると、不審者がおり、走って逃げた。地下には部屋があり、ここで暮らしていたようだ。ディーンは不審な男を追いかけるが、男は別の扉から逃げおおせた。地下通路は迷路のように張り巡らされていた。

地下通路にいたのは検査官ジョンと名乗った人物で、彼は地下通路を通ってパールの家に逃げていた。パールはジョンと共謀して何かを企んでおり、ジョンが地下に住んでいることも知っていた。

ノラとディーンは素晴らしい家に手紙を出すという課題を出していた元教師の老人ロジャー・カプランが怪しいかと思ったが、彼が犯人だという証拠もない。

隣人のパールはウェストフィールド保存協会の新メンバーに、ロジャーを迎え入れる。彼女らは昔ながらの美しい家が改装されることに怒りを覚えていた。

何も手がかりが得られないままだが、ディーンは家に執着して正気を失うほど犯人探しに没頭していた。

そんな中、ガンで入院したセオドラが「自分が前の家主で、家を取り戻すために脅しの手紙を書いた」と衝撃告白。しかしセオドラは病気で死に、葬式で娘が「母があなたたちの心の平穏のためについた嘘」だと言う。

ディーンとノラの家族は結局家を手放すことにした。

ノラたちが家を出て行ったあと、不動産業を営む友人カレンがその家を購入。しかし室内で飼い犬が殺され、カレンは背後にいた不審者に驚いて逃げ出した(不審者は階段の秘密扉から出てきた)

家に新たな家族がやってくる。家に取り憑かれてしまったディーンはウォッチャーを装った手紙をポストに入れる。ノラがディーンの行動を監視していた

Netflix『ザ・ウォッチャー』END!

最後のまとめ

ナオミ・ワッツ出演のNetflix『ザ・ウォッチャー』はサスペンスの雰囲気を堪能すると言う面では素晴らしかったですが、結末はフワッとした感じで終わったのでそこがちょっと残念でした。

まあ未解決の実話を基にしているので、モヤモヤは仕方ないかもしれませんね。

とはいえNetflixサスペンスの中では個人的に割とクオリティが高いと思いました。舞台や演出がこれくらいのミニドラマがたくさん作られれば幸せです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。『ザ・ウォッチャー』レビュー終わり!

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