Netflix韓国映画『ソウルバイブス』(ソウル大作戦/Seoul Vibe)。ドラッグ問題で話題沸騰中のユ・アインがソウルの街を突っ走る『ワイルド・スピード』シリーズの韓国版です!
作品情報・キャスト・あらすじ・見どころ、ぶっちゃけ感想・評価、ネタバレあらすじラスト解説を知りたい人向けに徹底レビュー!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
作品についての視聴者・口コミアンケートも投票お願いします↓
Netflix韓国映画『ソウルバイブス』作品情報・キャスト
原題:『서울대작전(ソウル大作戦)』英題:『Seoul Vibe』
ジャンル:カーアクション・コメディ
監督:ムン・ヒョンソン
脚本:シン・スア
ソウルバイブス/登場人物・キャスト
登場人物 | キャスト・出演作 |
パク・ドンウク 一流の運び屋。違法なものを運んで金を稼いでいる。夢はロサンゼルスで開催されるレースに参加すること。 アン検事に捕まり、検察のスパイとして前政府の組織の闇を暴く任務に。 |
ユ・アイン Netflixドラマ『地獄が呼んでいる』が世界的に話題になったユ・アイン! 彼の作品はシリアスなものばかり見てましたが、アクションコメディも様になってました。さすが。 (『バーニング劇場版』『生きている』) |
ボンナム ドンウクの仲間。 |
イ・ギュヒョン 2022年はNetflix『今私たちの学校は』の警官ジェイク役が印象的でした。 (『秘密の森』『刑務所のルールブック』) |
ジュンギ ドンウクの弟分。 |
オン・ソンウ (hulu『コーヒーを飲みましょうか』『十八の瞬間』) |
パク・ユニ ドンウクの妹。暴走族のトップ。表の顔は警官。 |
パク・ジュヒョン (『人間レッスン』『ゾンビ探偵』) |
ウサム ドンウクの仲間のDJ。 |
コ・ギョンピョ (『応答せよ1988』『プライバシー戦争』) |
イ・ヒョンギュン室長 カン社長の部下。人殺しをなんとも思わないサイコパス。 |
キム・ソンギュン Netflix『D.P.脱走兵追跡官』のボムグ中士役が記憶に新しいです。 |
カン社長 前政権の将軍の右腕。500億ウォンもの隠し財産を管理している。 |
ムン・ソリ (『オアシス』『ペパーミントキャンディ』) |
アン・ピョンウク検事 ドンウクたちのドライバーとしての腕を買い、スパイとしてカン社長のもとに潜入させる。 |
オ・ジョンセ (『シスターズ』『サイコだけど大丈夫』『椿の花咲く頃』) |
ネタバレなし感想・あらすじ・海外評価
©︎Netflix
あらすじ:1988年(ソウル・オリンピックの年)。サウジアラビアで運び屋をしていたドンウク(ユ・アイン)と弟分のジュンギは最後の仕事を終え、L.A.のカーレースに出場する前に一旦韓国へ帰ります。しかし検察のアン・ピョンウクに捕まり、「牢屋に入りたくなければ、前独裁政治時代の将軍を逮捕するためにスパイとして右腕のカン社長の元で運び屋をやり、証拠をつかめ」と言われます。ドンウクとジュンギ、兄貴分のボンナムはカン社長のもとで働くための公道テストに参加しますが…。
カーチェイスはもちろん、不可能なスパイミッションあり!
そう、映画『ワイルド・スピード』シリーズの韓国版と呼べる作品です。
正直ストーリー性は薄いですが、何も考えないで観られるアクション・エンタメを見たい人には向いてますよ!
2022年8月公開のネトフリ韓国映画では、個人的にはグロアクションエンタメ『カーター』のほうが好みでした。
おすすめ度 | 68% |
カーアクション | 83% |
ストーリー | 45% |
IMDb(海外レビューサイト) | 5.5(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 67% 一般の視聴者 71% |
※以下、韓国映画『ソウルバイブス』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『ソウルバイブス』ネタバレ感想・評価
アクションの規模的には世界的な『ワイルド・スピード』シリーズには及びませんが、登場人物もキャラ立ちしており、シリーズ化できるポテンシャルはあると思いました。
韓国のソウル(Seoul)と黒人のソウルミュージックをかけて、ダンサブルな音楽とヒップホップファッションが画面を彩り、全体的にオシャレです。
ただ個人的には、前半はコメディ要素が強すぎるのとただブツを運ぶだけの描写が多くてちょっと退屈でした。
しかし中盤のメンバー・ウサムの彼女キム・ユンジェ秘書の切られた手首がボトっと投げ出されるシーンから急にシリアスになり、そこからだんだん面白くなっていきます。
いきなりのノワール展開ですね(笑)。
正義の男アン検事がビルから突き落とされる、韓ドラお決まりのシーンも良かったです。
ところどころリアリティがなさすぎる場面もあって、個人的にはユ・アインがカン社長が乗る滑走中の飛行機に突っ込むシーンは「なぜ都合よく貨物の扉が空いてるの?」とツッコんでしまいました。
シリアスなアクションではないので細かい点を気にするのも野暮かもですが、個人的にはそういったディティールのリアルを追求して欲しかったです。そのほうが引き込まれると思いました。
終盤でユ・アインがカン社長の飛行機から車と金と一緒に飛び立つシーンなんか、もろに『ワイルド・スピード SKY MISSION』でしたね。
奪ったドル札が空から降ってくるカタルシスのあるラストは良かったです。
ストーリー全体としては1988年という韓国の「民主化宣言」翌年に独裁者時代の政治家と戦う流れ、ソウル五輪の開会パレードなど歴史的な出来事が反映されていましたが、物語とガッツリ絡みあっているかというと微妙。
ユ・アインたちは金を手に入れてロサンゼルスへ行くようなので、続編パート2も期待できるのではないでしょうか。
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