Netflix映画『愛しい人から最後の手紙』(The Last Letter from Your Lover)は、ジャーナリストが1965年に送られたラブレターの謎に迫るクオリティの高いラブロマンス!
手紙が2つの時代をつなげる物語です。手紙の良さを再認識できる感動作でしたー!
記事では本作のネタバレあらすじ解説や、感想評価、特に素晴らしかったポイントを考察をしています!
Netflix『愛しい人から最後の手紙』作品情報・キャスト
公開・制作国:2021/07/23 Netflix配信 アメリカ
監督:オーガスティン・フリッゼル
脚本:ニック・ペイン/エスタ・スポルディング
原作:ジョジョ・モイーズ『The Last Letter from Your Lover』(2011年)
主演:フェリシティ・ジョーンズ/エリー役
出演:シェイリーン・ウッドリー/ジェニファー役
出演:カラム・ターナー/アンソニー・オヘア(ブート)役
出演:ナバーン・リズワン/ローリー役
『愛しい人から最後の手紙』はキャストが豪華ですね。
フェリシティ・ジョーンズは『ローグ・ワン/スターウォーズストーリー』『博士と彼女のセオリー』『ミッドナイト・スカイ』など有名作に多数出演。
シェイリーン・ウッドリーは『ダイバージェント』シリーズや『ファミリーツリー』で有名。
カラム・ターナーは『さよなら、僕のマンハッタン』『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』に出演。
ナバーン・リズワンはドラマ『インフォーマー』や映画『1917 命をかけた伝令』に出演しています。
『愛しい人から最後の手紙』感想・評価
映画『愛しい人から最後の手紙』の評価は85点。
過去と未来が交錯する王道ラブロマンスでしたが、アンソニーが最後にもう1通手紙を出して再びジェニファーと出会う展開が感動的でした。
エリーがローリーのアパートの前へ行き、2人が雨の中でキスをするシーンなど、ロマンチックなシーンもたくさんあって見応え抜群。
過去に叶えられなかった大恋愛を今こそ叶えるというありがちなテーマですが、演出が良くてそのメッセージがダイレクトに伝わってきました!
Netflixで同時期に公開されたラブロマンス『僕のアマンダ』や『パーフェクトフィット』『セックスライフ』などよりも面白かったです。
個人的には過去と現在を描いたヒューマンドラマとして『キネマの神様』よりはちょっと劣る印象。
最後にもう一通手紙を出す!
年老いたアンソニーが、「よし、ジェニファーに会いに行こう!」という展開だと普通すぎますが、最後に手紙を書いたのがとても良かったです。
直接会いに行っちゃうより手紙で呼び出す方が奥ゆかしいというか、印象が全然違いますね。
手紙が彼らの過去を象徴していることはもちろん、“メリルボーンで待っている”という悲劇の手紙が最後にならなかったことにも感動。
『愛しい人から最後の手紙』(The Last Letter from Your Lover)というタイトルもしっかり回収していますね。
またジェニファーがずっと私書箱を解約せず、アンソニー(ブート)から手紙がこないかと微かな希望をずっと残していたのにも感動しました。
アンソニーと唯一繋がれる私書箱をいつまでも残しておきたかったのでしょう。
数十年越しに運命が交錯
若い頃のアンソニーはジェニファーに目を閉じさせて、他の場所を想像させて2人で楽しく過ごすゲームをしていましたが、それが数十年越しに行われます。
さらに2人が再会してそのゲームをして、ジェニファーがメリルボーン駅に間に合ったことを想像していたのが素敵でした。
汽車が動き出すことで、数十年ぶりに運命の歯車が噛み合い、やっと交錯したことを映像で伝えていたのです。
2人は悲劇的な過去を現在で塗り替えたともいえるでしょう。
感動のラストでした。
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