Netflix『恋愛バトルロワイヤル』
作品情報・キャスト
全8話ネタバレあらすじ・最終回ラスト結末解説
実話：堀越高等学校のできごと
これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
Loading ...Netflix『恋愛バトルロワイヤル』作品情報
制作国：日本
話数：全8話
ジャンル：青春・恋愛・サスペンス
年齢制限：16歳以上
監督：松本壮史/太田良/安川有果
脚本：篠﨑絵理子/首藤凜
原作：Netflixオリジナル
制作：ロボット
配給：Netflix
あらすじ
恋愛禁止、違反したら即退学の校則が新しく作られたエリート高校。退学者が続出する。
父の借金を背負わされた主人公・唯千花は、学校にリークされたみんなの恋愛事情を揉み消す代わりに金を用意させるラブキーパーになる！
そしてなぜか金持ちの男子・真木陵悟も唯千花を手伝うことになった。
ネタバレ少なめの感想はコチラ←
相関図＆全キャスト
生徒
有沢唯千花（ありさわ いちか）｜cast 見上愛(実写『幽遊白書』雪菜役)
真木陵悟（まき りょうご）｜cast 宮世琉弥(『恋わずらいのエリー』)
神田篤史（かんだ あつし）｜cast 水沢林太郎
美山飛鳥（みやま あすか）｜cast 豊田裕大
藤野紗和（ふじの さわ）｜cast 秋田汐梨
桜井悠月（さくらい ゆづき）｜cast 碧木愛莉
小森恵麻（こもり えま）｜cast 尾碕真花
緒方あやみ（おがた あやみ）｜cast 和内璃乃
梨木祐真（なしき ゆうま）｜cast 中山翔貴
一ノ瀬るか（いちのせ るか）｜cast 本田響矢
乃南心春（のなみ こはる）｜cast 兼光ほのか
親と教師
有沢千尋（ありさわ ちひろ/唯千花の母）｜cast 吉田羊(『クレイジークルーズ』『仮面ライダーBLACK SUN』)
真木彰（まき あきら）｜cast 石黒賢
真木奈那子（まき ななこ）｜cast 奥貫薫
真木悠人（まき ゆうと）｜cast 浅香航大
篠田有希（しの だゆき/悠人の恋人）｜cast 穂志もえか(「将軍 SHOGUN」)
安西玲奈（あんざい れいな/弁護士）｜cast 山崎紘菜
三島陽一（みしま よういち/唯千花の父。離婚済み）｜cast 眞島秀和(『金魚妻』『大怪獣のあとしまつ』)
神田十和子（かんだ とわこ）｜cast 矢田亜希子
幾島葉子（いくしま ようこ/校長）｜cast 寺島しのぶ(『パレード』)
※以下、Netflix『恋愛バトルロワイヤル』のストーリーネタバレありなので注意してください！
1話「私の青春が始まって終わった日」ネタバレ
シングルマザーの家庭に育った有沢唯千花は、貧乏ながら金持ちの子供がつどう超エリート高校・明日蘭学院に通う。母・千尋が自分と同じ思いをさせたくないと掃除の仕事を頑張って入学させてくれたのだ。
唯千花は2年にあがったタイミングで学校は共学になる。校長の幾島は「新しくできた恋愛禁止の校則を破ったら退学だ」と発表した。
校則の内容は↓
学則三十三条
- 本校生徒の男女交際は禁止する
- 学校外において異性と2人で行動することを禁止する
- いかなる理由に於いても性的な接触を禁止する
というもの。「人を好きになることは罪なの？」との問いに、校長は「人を好きになることは素敵だが想いを告げるな」と言い放つ。
唯千花は半年前に病院で出会った(母のぎっくり腰のお見舞いで)真木陵悟と再会。真木はバスケ部で、超人気者だった。
真木は薙刀部の唯千花の演舞をみて感動する。
真木の父・彰は県知事だが、母に暴力を振るう最低な男だった。
唯千花は生徒会の会計だった。同じ会計の神田は裏で唯千花の写真を撮りまくっていた。
ある日、唯千花の家に借金取りがやってくる。母が父に騙されて連帯保証人になっていたのだ。
借金の総額は1000万円。母がまともに働いても返せるわけがない。自分も将来を約束されたこの高校に通えなくなる。
そう考えた唯千花は、真木とディープキスしていた心春に口止め料を請求する。真木の家でパーティーがあり、金持ちの心春は唯千花に100万円ポンと渡す。神田がそれを見ていた。
真木の家のパーティーではみんな酒を飲んでいる。
生徒会副会長でレズビアンの紗和が、好きな悠月に会長の梨木が触ったのをみて果物ナイフを持って暴れ回る。
真木家の長男・悠人(陵悟の兄)は生徒のあやみとディープキスをしていた。
2話「ウサギ狩り」
唯千花の母・千尋は借金を返すためにスナックで働き始める。唯千花は学校で奨学金をもらっていることにして、授業料はいいと言った。
真木は唯千花の家庭が貧乏だと知る。真木はバスケ留学をしたいと密かに母親に相談していたが、父には言えなかった。自分が何か反抗したりいうことを聞かなければ母が殴られるからだ。
美山はスクールカウンセラーの篠田に好きだと告白した。しかし子供扱いされる。
紗和は恋愛感情を持っていた悠月から距離を取られたことで恋愛自体を憎むようになっていた。
唯千花の親友・恵麻は学外の恋人・あっくんと別れるつもりで最後にホテルに入った。紗和はその写真を外から撮り、学校の匿名相談窓口に送りつける。
恵麻は退学になった。恵麻は唯千花に何も言わずに引っ越した。連絡も取れない。唯千花は涙を流す。
校長命令で、生徒会は生徒たちの恋愛を監視することになる。学内でも学外でもパトロールが繰り広げられる。その様子はウサギ狩りと言われた。
3話
生徒たちからの恋愛リーク情報はカウンセラーの篠田が管理する相談サイトに送られ、今やリークサイトと化している。
篠田はサイトに送られてきた写真や内容を幾島校長に見せ、校長が退学を決定する流れだ。
唯千花は生徒の恋愛を守る代わりにお金をもらうラブキーパー(ラブキ/Love Keeper)として活動することにした。
まず、早朝にリーク情報が送られてくるカウンセラー篠田のPCを開いて(パスワードは監視カメラでゲット)リーク情報を写メ。
リークされたカップルに駅のロッカーに20万入れたら助けるとラブキアカウントでメールし、金が入れられたら篠田が次に出勤するまでにリーク情報を消すシステムだ。
校長は紗和に、恋愛で傷つくのは結局女性だと話し、生徒の監視を強化しろと依頼する。
あやみは恋人の悠人(教員で真木の兄)の誕生日に赤いネクタイをプレゼントする。あやみは車で強引に性○為をされて少し不信感を持った。悠人の恋人であるカウンセラーの篠田からも同じネクタイをもらった。
父に反抗するために退学になろうと考えた真木は、学校外の女子と遊びまくって自分で写メをリークサイトに送った。しかし校長は真木の父から寄付を受けているからか、真木のリーク情報は無視する。
真木は兄・悠人の車に“また図書館で会おうね”とメッセージが書かれているのを見て不審に思う。
留学のことが父にバレて反対された真木は自分で金を稼ごうとするが、バイトでは道のりは遠い。
真木はラブキ(唯千花)に助けて欲しいとメールを送り、バッグに20万円を入れてロッカーへ入れる。
唯千花はそれを受け取って家に帰る。真木がきた。バッグにGPSが仕込まれていたのだ。
真木は俺もラブキーパーやりたいと言う。
4話
唯千花と真木は、受け取り役と見張り役に別れ、ラブキの活動に精を出す。相談場所は改装中で誰もいない校舎だ。
唯千花は得た金を借金取りに渡していた。借金取りに、「母には父からの返済ということにしてほしい」と頼む。
授業参観の日、千尋は神田の母・十和子(矢田亜希子)と会う。昔、十和子が千尋の夫・陽一（眞島秀和)と不倫したのだ。
千尋は幼い唯千花を連れて十和子の家に乗り込んだことがあった。
唯千花と同じ生徒会の神田はかつて母が不倫したことを今も許せていなかった。幼い頃に唯千花と会った思い出を大切にしているが、唯千花は覚えていない。神田は唯千花が好きだった。
真木は図書館のひとけがない場所で兄の悠人とあやみが会っているのを目撃。付き合っていると確信する。
修学旅行でも紗和たちはウサギ狩りを続けた。噂が広まってラブキは活動しずらくなっていた。
真木はあやみに兄がカウンセラーの篠田と交際していると伝え、「別れた方がいい」と話す。
唯千花は真木のことが好きでたまらなくなっていたが、あやみが呼び出されたのを知って彼女に好意があると勘違い。「今後は1人でラブキの活動をします」とメールを送った。
梨木と一ノ瀬の男性カップルは海辺でキスをする。しかし紗和に写真を撮られていた。
5話
唯千花は朝にカウンセリングルームに侵入するところを紗和に見つかりそうになり、神田に助けられる。神田は唯千花がラブキだと知っていた。唯千花は神田を改装中の校舎に連れてきて、真木にも話す。神田もラブキを一緒にやることになった。
唯千花は梨木と一ノ瀬の男性カップルの写メがリークサイトに送られてきたのを見て、2人に情報を消して欲しければロッカーに20万入れろとメール。金は支払われたが、紗和が見回りにきたせいでリーク情報は消せなかったため返金し、「スマホに性○為をした情報がなければ退学まではいかない」とメール。
篠田から梨木と一ノ瀬の写真を見せられた校長は、男性同士だからと黙認する。
翌日、梨木と一ノ瀬の写真が掲示板にたくさん貼られていた。（リークしたのも写真を貼ったのも紗和だった。）
2人は同性愛がバレたことに加え、同性愛は恋愛と認められず退学処分にならなかったことに二重のショックを受ける。梨木は学校を休むようになった。
唯千花はだんだんと、金のためでなく生徒たちの恋愛を守りたい意識が芽生えはじめた。
あやみは悠人に別れを告げ、車から降りる。真木はそれを見ていた。真木は制服の上着をあやみに貸す。それを目撃した唯千花は、2人が付き合っていると勘違いして泣きながら走る。雨が降っている。
真木が追ってきて唯千花にキスをした。
6話
あくる日、唯千花は「真木に誰とでもキスするの？私は初めてだったけど…」と話す。真木は、「真剣な気持ちになったのは俺も初めてだ」と言う。
真木は付き合いたいというが、唯千花は退学になるから卒業まで待ってという。真木は1年半も待てないと言い、喧嘩になった。
クラスは文化祭で披露するダンスの練習で盛り上がっていた。
唯千花は心春が外部の男子と付き合っていると聞く。
文化祭当日。唯千花は神田の案で心春が外部の男子と一緒に文化祭を回るところを監視することに。結局、唯千花は心春にメールを送り、紗和のウサギ狩りの監視から助けた(心春は相手の男子に金持ちだと知られてたかられそうになり泣く泣く別れた)。
紗和は悠月と距離ができてしまったことや、同性愛が認められないことなどから、ウサギ狩りにやる気を無くしていた。
篠田は悠人に、「お互いに好きじゃないから結婚は待ってほしい」と言う。悠人は怒り出した。
真木は篠田に、「悠人があやみに付き纏っているからなんとかしてほしい」と相談。
学園祭は唯千花たちのダンスで幕を閉じる。その夜、唯千花は真木を改装中の校舎に呼び出してキス。2人はそのまま体の関係になった。真木を好きになっていたあやみと、唯千花を好きな神田がそれを見ていた。
7話
あやみが唯千花と真木がキスをしている写真をリーク。唯千花と真木は呼び出しを喰らう。さらに2人がラブキだということもバラされた（ショックを受けた神田によってリークされる）。全生徒にその情報が伝わった。
校長は、「これまでラブキが揉み消して退学を免れた生徒の情報を教えれば、強制退学でなく退学勧告で済ませる」と言った。2人は情報を漏らさず、退学させられることになった。
呼び出された千尋は、唯千花が恋愛情報で他の生徒から金を巻き上げていたと知って悲しみ、家に帰ってビンタをする。唯千花は家出してネットカフェに泊まる。
唯千花と真木は、退学まで自宅謹慎処分となった。
真木の父・彰は、篠田から悠人が生徒と二股してたと話を聞いて激怒し、悠人を殴る。悠人は教員をやめることになった。
篠田はラブキーパーだった唯千花に会い、「あなたは生徒たちの恋愛を守ろうとしてたのに、私は生徒からのリーク情報を校長にそのまま伝えていた」と謝った。
紗和はファーストフード店にいる唯千花を見つけ、「家に泊まれ」と言う。いがみ合っていた2人は和解した。
恵麻から唯千花に連絡が入り、紗和と会いに行く。恵麻は妊娠していたが、相手の男は逃げたらしい。今は支援施設で暮らしているという。
紗和は恵麻に自分がリークしたと謝罪。恵麻は、どうせ妊娠してたらリークされなくても退学だったから怒っていないと紗和を許した。
恵麻は突然陣痛に襲われる。唯千花が病院へ付き添い、赤ちゃんが無事に生まれた。
美山は篠田に、「卒業してからちゃんと好きと言いにくる」と話した。
美山はバスケの試合で相手にぶつかられて倒れて意識不明になり、病院へ運ばれた。目覚めると真木がいる。篠田もきてくれた。
真木は待合室で恵麻の付き添いできていた唯千花と会った。唯千花は「恋愛禁止の校則を変えるために学校を訴えようと思う！」と話した。
最終回 第8話
唯千花は母・千尋に相談し、学校を相手取って裁判を始める。自分は退学でも構わないがみんなのために恋愛を守るという気持ちが強かった。
唯千花の家に、真木、一ノ瀬、心春、紗和たちが集まってくる。
ついに公判の日、唯千花は交際の件で校長から「性○渉したか？」などかなりきわどい質問をされたと証言。安西弁護士がフォローする。
幾島校長は、「恋愛禁止の校則は生徒たちを守るために必要だ」との考えを曲げなかった。
校長側の弁護士は「唯千花が恋愛禁止の校則を利用して恐喝し、金儲けをしていた」と話す。唯千花は「恐喝ではなく取引だった」と主張した。
真木が傍聴席から唯千花を擁護する発言をする。神田は、「俺もラブきでした」と叫ぶ。学校を休んでいた梨木や一ノ瀬、紗和たちも見にきた。
神田の調べで、校長も若い頃に学校の生徒で、その時の親友が妊娠して親に言えず橋の下で出産してそのまま死亡した過去を持っていると知る。
唯千花は「生徒たちを信じる勇気を持ってください」と裁判で訴えた。
裁判で唯千花と真木の退学は取り消しになったが、恋愛禁止の校則は変えることができず、事実上、唯千花の敗けとなった。
後日、唯千花は復学する。リークして良心の呵責になやまされたあやみが、「校則を変えないと先生と付き合っていたとバラす」と校長を脅した。
生徒たちが校則を変えろと署名を集める。校則を廃止するかしないかの投票が行われることになった。
唯千花は校長と話す。校長は恵麻が妊娠していたことを知っており、「もう生まれたんですね」と言った。
投票結果は、校則の廃止に反対が過半数を上回った。恋愛禁止の校則はなくならない。恋愛を望んでいない生徒も多かったのだ。
真木は母が父を説得したことでバスケ留学することに。唯千花は真木と砂浜で抱き合って見送った。
数カ月後、唯千花は真木に「将来は貧乏でも通えるすごい学校を作りたい」と手紙を書いていた。
唯千花にメールが入る。「今までお疲れ様でした。私たちはラブキです。ラブキと言ってもLove Killerです」と書かれている。真木とのキス写真も送られてきた。唯千花は周囲の生徒を見回す。新たなラブキ…犯人は誰だ！？
『恋愛バトルロワイヤル』最終回8話 終わり
最終回ラストシーンの意味
まさかの新たなラブキ登場で終了。Love Killerなので、恋愛を守るのではなく殺すようだ。
犯人は誰なのか？唯千花の周囲の生徒はみな改心していたので、第2のラブキになりそうな人物はいない。
シーズン2があるとすれば、その伏線としての意味合いで第2のラブキで締めくくったのだろう。
生徒じゃなくて校長や他の先生、もしくは教員を辞めた悠人がおかしくなってやっているとかの可能性もある。
堀越高等学校での実話がもと
本作は2019年に堀越高等学校で男女交際禁止の校則を破った女子生徒が退学勧告をされ、推薦も取り消されたケースがもとになっている。高校には
(堀越高等学校は芸能人たちが多く通う高校)
女子生徒は裁判を起こし、学校側は退学勧告を取り消し損害賠償を支払った。しかし、男女交際禁止の校則自体は無くなっていないという。
実際に堀越高等学校には、あの生徒は男女交際禁止の校則を破ってる！と匿名で連絡が入るそう。退学させられた人もいるようだ。
芸能人が多いからスキャンダルを無くすためなんだろうけど、交際禁止はやりすぎな気がする。私立だと男女交際禁止のところが他にあるらしい。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『恋愛バトルロワイヤル』レビュー終わり！
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