映画『ブロードウェイ・ドリーム』ネタバレ感想!無個性なつまらんミュージカル評価,Disney+

ディズニープラスオリジナル映画『ブロードウェイ・ドリーム』(原題:Better Nate Than Ever)は、ブロードウェイの舞台を夢見る少年が、親友とニューヨークにオーディションを受けに行く

CineMag
プロットは面白そうなのですが、キャラ設定が薄すぎて全然楽しめませんでした。

作品情報・キャスト、あらすじ解説、ネタバレ感想・評価キャラの記号的扱い・ディズニーのポリコレ考察を知りたい人向けに記事をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目からどうぞ)

映画『ブロードウェイ・ドリーム』は面白かった?(投票どうぞ)

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映画『ブロードウェイ・ドリーム』作品情報・キャストと演技の印象

公開・制作国・上映時間:2022/04/01・アメリカ・91分
原題:『Better Nate Than Ever』
ジャンル:ミュージカル・コメディ・ファミリー向け
監督:ティム・フェデラー(『ハイスクール・ミュージカル』)
脚本:ティム・フェデラー
制作:ウォルトディスニーピクチャーズ/マークプラットプロダクション
撮影:ケイティ・マックィーン
音楽:ガブリエル・マン
配給:ディズニープラス/Disney+

登場キャラ・キャスト

ネイト|cast ルビー・ウッド

リビー|cast アリア・ブルックス

ハイジ叔母さん|cast リサ・クドロー (ドラマ『フレンズ』)

兄・アンソニー|cast ジョシュア・バセット

母・シェリー(ネイトのママ)|cast  ミシェル・フェデラー

父・レックス|cast レオ・バッツ

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テーマソング「Big Time」

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映画『ブロードウェイ・ドリーム』ネタバレなし感想・あらすじ・見どころ・海外評価

ミュージカル映画『ブロードウェイ・ドリーム』

©︎ディズニープラス/Disney+

あらすじ:いじめられっ子の少年ネイトの夢はブロードウェイの舞台に立つこと。しかし学校の演劇部ですら木の役としてしか選ばれず、落ち込みます。ネイトの親友リビーは彼を励まそうと、一緒に深夜バスに乗ってニューヨークへ行き、『リロ&スティッチ』のミュージカルのオーディションを受けようと提案します…。

感想を語る犬
あくまで子供が見る分には楽しめるかも、というクオリティです。

普通にミュージカル映画としてみるとストーリーが単調でキャラクターも個性がないので、おすすめはできません。

おすすめ度47%
キャラクター40%
65%
ストーリー50%
IMDb(海外レビューサイト)6.4(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)批評家91% 一般73%

※以下、映画『ブロードウェイ・ドリーム』のストーリーネタバレありなので注意してください!

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映画『ブロードウェイ・ドリーム』ネタバレ感想・評価

映画『ブロードウェイ・ドリーム』の評価は48点。凡作ミュージカルです。

キャラクターが薄味すぎ

CineMag
ファミリー・キッズ向けなのはわかりますが、キャラクターの深掘り、キャラ同士の関係性が一切追求されていなかったのが残念です。

本作ではブロードウェイという夢舞台を目指す主人公・少年ネイトが奮闘する一方で、彼の母シェリーと女優の叔母ハイジの人生の対比が重要な構造です。

しかし母シェリーの出番が非常に少なく2人の関係にドラマ性が感じられません。

ネイトのメンター役だった叔母ハイジのバックグラウンドも、家庭より夢を選んで貧乏アパート暮らしというのはわかるのですが、詳細は説明不足でした。

考えてみると本作の登場キャラ全員無個性…。主人公のネイトすら演技と歌が好きないじめられっ子少年以外の個性が与えられていませんでしたね。

感想を語る犬
キャラの深掘りがないためにヒューマンドラマとして見どころが大きく損なわれていたと思います。

子供たちだけでニューヨークにオーディションに行くという素晴らしいアイデアをしっかり活かせていなかったと思います。(アイデア的にはもっと名作になりそうでしたが)

キャラ設定がステレオタイプすぎて、上部だけの映画に感じてしまいました。

(まあ、キッズたちが楽しめたならそれでいいのかもしれませんが。)

ネイト以外がほとんど歌わない

本作で歌を歌うのが、ほとんど主人公ネイトだけなのも不満でした(あとはいじめっ子がトイレでちょこっと口ずさんだり、エンドロールでリビーが歌うのみ)。

ミュージカル映画っていろんな登場人物が歌やダンスで心情吐露するのが大きな楽しみですよね。キャラが内面を情熱的に歌い上げて、それがキャラ同士の内面がクロスするミラクルな瞬間となるわけです。

歌える俳優を呼べなかったのでしょうか?

ずっとネイト1人だけで歌っていて、ひとり相撲状態のちょっと寂しいミュージカルです。

感想を語る犬
せめて叔母ハイジには歌って欲しかった…。

あとは全体的に、ミュージカル映画として歌うシーンがもう1、2ヶ所欲しかったです。歌が1番の見どころですし。

ネタバレ考察:ディズニー映画に感じる危機的状況

登場キャラが記号的すぎ

『ブロードウェイ・ドリーム』は登場キャラクターの設定が浅いという話をしましたが、少し哲学的な見方をすれば、登場キャラクターがみんな記号的なんですよね。

つまり唯一無二の個性はないけど、それっぽい設定になっているということ。

兄アンソニーは体育会系でネイトを見下している、父母は子供の気持ちがわからないけど俺たちは良い親だと信じ切っている、などなど。

アメリカのステレオタイプの反映があってもいいのですが、なんか固有の性質がなく、キャラに命が吹き込まれていない感じがします。リアリティも生まれません。

キャラが記号的ということは、制作側が映画をより構造的に捉えられている側面が強いのかもしれません。

もちろん計算は大事ですが、オリジナリティとか意外性などをないがしろにしてしまっては、本当に良い作品は作れないと思いました。

ポリコレやってるぜ感

主人公ネイトは白人、親友リビーは黒人女子、オーディションで目立つのはアジア系少女と、子役に関してはしっかりポリコレを遵守している印象です。

ただ、ポリコレってこのまま進んだら、アジア系、黒人何名、白人、ラティーノ、中東系、LGBTそれぞれから何枠追加しないといけない感じになりそうですよね。

もちろん、これまでのように白人ばかりのハリウッドは良くないですし、さまざまな人種からの俳優ピックアップ自体は良いことです。

しかし役柄・ストーリーに合うキャスティングよりポリコレが優先れてしまうと、本末転倒になる気がします。

例えば「この役には黒人の彼のほうが合うけど、ラテン系を1人入れないと…」みたいな。

仮に主要キャストにその縛りは適用されないとしても、脇役たちまで含めると全体のバランスが崩れ、映画の雰囲気が監督や制作陣の作りたかったものと違う…なんてことになりかねないのでは?

人種の問題とは違いますが、近年のディズニー映画ではエマ・ストーン主演の『クルエラ』も個人的にはかなり不満でした。

『クルエラ』は評価自体は高かったものの、ヴィランとしての“悪徳”をすべて削ぎ落とされたように感じたからです。

キャラクター像や作品のテーマ自体よりポリコレを優先させた、あまりよくない例だと思います。

『ブロードウェイ・ドリーム』についても、ポリコレやってる感が気になりました。

最後のまとめ

Disney+独占配信の映画『ブロードウェイ・ドリーム』は、当たり障りのないキャラクターとストーリーに終始した凡作でした。

CineMag
今後ディズニーは予定調和のような映画しか作れないのか…というマイナス思考に勝手に陥ってしまいました。

やっぱり時間を使って映画を見るなら唯一無二の何かが欲しいですよね。

ここまで読んでいただきありがとうございます。『ブロードウェイ・ドリーム』レビュー終わり!

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