Netflix『僕のアマンダ』感想ネタバレあらすじ評価 衝撃の結末!タダの恋愛映画じゃない!

  • 2024年3月25日

Netflix『僕のアマンダ』(My Amanda)は、男女の友情を描いたラブロマンスと見せかけ、衝撃の結末を迎えるフィリピン映画。

見どころネタバレあらすじ解説や今作の何が特別なのかぶっちゃけ感想・評価をしていますー!

Netflix映画『僕のアマンダ』情報・キャスト・見どころ

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公開・制作国:2021年7月15日 Netflix フィリピン

監督・脚本:アレッサンドラ・レ・ロッシ

主演:ピオロ・パスクアル/ファフィー役

出演:アレッサンドラ・デ・ロッシ/フリーム役

フィリピンの女優アレッサンドラ・デ・ロッシがフリーム役に加え監督・脚本も務めています。

本作の衝撃ストーリーを考えて、演技までこなすってすごいですね!

彼女は映画『キタキタ』などにも出演。

見どころ

映画『僕のアマンダ』は予想外の結末を迎えるラブロマンス。

同時期にNetflixで公開された『パーフェクト・フィット』と比べると王道の恋愛映画ではなく、斬新な発想やストーリーを楽しみたい人におすすめの作品になります。

フィリピンの美しい海や景色の中で、アップテンポな会話が繰り広げられるのも見どころです。

映画『僕のアマンダ』感想・評価・考察

映画『僕のアマンダ』の評価は84点。

手紙を読むようなファフィーの独白が実はフリームの娘・アマンダに向けられたものだったという結末が衝撃的で、とても感動しました。

映画『甘酸っぱい』くらい衝撃のどんでん返し!

開始40分はファフィーとフリームの『シティー・ハンター』の獠と香みたいにいちゃついた会話が続くのでちょっと中だるみしましたが、ラスト結末で映画全体の印象が180度変わりました。

アン・ハサウェイ主演の『ワン・デイ 23年のラブストーリー』っぽい感じかと思いきや、結末から見ると全然違う映画ですね。

『僕のアマンダ』の方が恋愛というより、無償の愛にフォーカスしています。

娘アマンダに亡き母への想いを告白

ファフィーのモノローグがときどき挿し込まれ、それがフリームに向けられたものだと視聴者に勘違いさせるという発想が素晴らしかったと思います。

オープニングの星空を映しながらのファフィーとフリームの会話が独白っぽかったので、その後のモノローグも2人の関係についてだと思い込まされていたわけです。

すごい巧みな演出ですね。

ストーリー的にも、ファフィーのフリームへの想いがそのまま娘アマンダに重ねられて美しさと感動を併せ持っています。

さらに、亡きフリームの回想の中で手紙を読むことで、フリームとアマンダへの無償の愛が融合しているようです。

ファフィーは娘アマンダへ手紙を1001通書く過程で亡きフリームへの想いを再認識したのでしょう。

理屈を超えた感動の物語だったと思います。

星→海藻→

オープニングの星雲が海を漂う海藻に変わり、また星空になる映像も素敵でした。

シーンとしても綺麗ですし、運命の出会いは星空にも海底にも存在し続けるというようなメッセージを感じ取れます。

ラストも星空で締められますし、『僕のアマンダ』は抽象的な演出も素晴らしいですね。

最後のまとめ

Netflix『僕のアマンダ』は、男女の友情の行く末を描くと見せかけて、男性が女性を大切に思う気持ちが無償の愛として娘へ引き継がれていくことを映した良作でした。

人類の平和につながるような心温まる物語だったと思います。

映画『僕のアマンダ』感想レビュー終わり。

映画『僕のアマンダ』ネタバレあらすじ結末

映画『僕のアマンダ』の主人公とヒロイン

30代の男性ファフィーと女性フリームは、10年前に知り合って意気投合し、以来親友としていつの日も星を眺めながらバカ話をして支え合ってきました。

フリームにはケルヴィンという婚約者がいましたが別れてしまい、ファフィーがフリームを車で迎え、彼女の祖母の家に気分転換に向かいます…。

道中で、別れた彼女から「ハムスターのポンチョを持っていく」と連絡を受けたファフィーが慌てますが、フリームが彼女にメールをしてポンチョは戻ってきました。

その後、フリームはケルヴィンとヨリを戻して結婚しますが、ファフィーは彼女がDVを受けていることを知っていたので複雑な心境です。

数ヶ月後、ケルヴィンは選挙に落選するとフリームを捨てました。

ファフィーはフリームを慰めます。

フリームが妊娠していることがわかりました。

ファフィーにはジョアナという恋人ができますが、彼女は元カレとヨリを戻して離れて行きました。

時はたちフリームの出産直前、ファフィーはフリームとお腹の子と3人で暮らしていく決意をします。

しかしファフィーは死んでしまいました。

ファフィーは生まれてきた娘・アマンダを引き取り、アマンダに向けて1001通の手紙を書き、本にします。

アマンダを抱きながら、窓から3つの星を眺めました。

Netflix映画『僕のアマンダ』終わり。

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