2024年春の深夜ドラマ『滅相も無い』。日本に突然7つの巨大な穴が出現!穴の正体がわからないまま、穴に入っていこうとする人間たちが人生を語る!
作品情報・キャスト
視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
ストーリー考察
全8話のネタバレあらすじ・ラスト結末解説
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
ドラマ『滅相も無い』作品情報・キャスト
ジャンル:ヒューマンドラマ、SF
監督・脚本:加藤拓也
主題歌:クリープハイプの楽曲「喉仏」
堤 真一|教祖の小澤役
中川 大志|川端役
上白石 萌歌(関連記事『KAPPEI/カッペイ』)|松岡役
窪田 正孝(関連記事『ある男』)|岡本役
染谷 将太(関連記事『サンクチュアリ-聖域-』『実写デビルマン』『大怪獣のあとしまつ』)|菅谷役
中嶋 朋子|井口
古舘 寛治|渡邊
津田 健次郎 ナレーション
ドラマ『滅相も無い』あらすじ
3年半まえ、日本に巨大な7つの穴が突然あらわれた。大きさはビルと同じくらいで全国にちらばっている。
研究機関が17名を穴の中に送り込むが、帰ってきた者はいない。しかし、穴の中で生存しているようだ。
政府は研究を打ち切る。巨大な穴は人々の生活に溶け込むことになった。
小澤が教祖の宗教では、穴を救いの神とあがめていた。
毎年12月には小澤(堤 真一)の別荘に穴に入りたい信者たちを集め、なぜ穴に入りたいか記録をとってから穴に送り出していた。
岡本(窪田 正孝)が記録係だ。自分の話を他のメンバーが聞いてくれる。
8人の男女が自分史を語っていく不思議なドラマ。
※以下、ドラマ『滅相も無い』のストーリーネタバレありなので注意してください!
『滅相も無い』1話ネタバレあらすじ
川端(中川大志)は小さい頃に父親に高圧的な態度を取られ、何をされても怒れなくなっていた。
大学生になった川端に彼女ができるが、彼女のひかりは毎回遅刻してくる。
川端は怒る練習をするが、いつも結局怒れない。
ある日なんとか怒ることに成功するが、コントロールできなくて物を叩きつけてしまった。彼女のひかりとは別れることに。
怒るって難しいなあ。川端は穴に入っていった。
1話の感想
わかりやすい話が求められる昨今において、意味不明な設定をブチ込んできた勇気がすばらしい。
回想では演劇のように、脇役が小道具を運ぶ斬新な演出が面白かったです。
1話では結局、川端が普通にこれまでの人生を語って穴に入っていっただけ。穴についての詳細はまったくわかりませんでした。
『滅相も無い』2話ネタバレあらすじ
菅谷(染谷将太が穴に入る理由について語り出す。
菅谷は小学校のときに空手を習っていた。
空手の合宿で毛利という女の子が怖いからと菅谷の布団に入ってきた。それが菅谷の初恋だ。
大学生のとき、ホームステイ先のパーティーで毛利と再会。マ○ファナを吸う。
それから8年後、エジプトの空港の女子トイレに間違って入った菅谷は毛利と2度目の再会。
毛利は婚約者と旅行に来ていたらしい。
それから1年後、毛利から連絡を受けて食事をする。
毛利は帰りのタクシーで手を握ってきた。
菅谷は毛利が婚約者と別れたのではないかと考えるも、引き止められなかった。
現在菅谷は結婚しており、妻と病気で先が長くない子供がいる。
その後、菅谷は穴に入らなかったらしいとナレーションが入る。妻子と楽しく過ごしているようだ。
2話の感想
みずみずしくて切ない初恋の話にグッときました。
マ○ファナを吸ってメリーゴーランドのように回っている(錯覚)シーンに爆笑。演出最高ですね。
やはりというべきか、穴は結構どうでもいい感じになってきましたね。
『滅相も無い』穴の正体や意味を徹底考察
穴=滅相
本作は登場人物それぞれが人生を語るヒューマンドラマなので、巨大な穴と言っても詳しいSF設定があるわけではなく、比喩的な意味で登場させたのでしょう。
巨大な穴は、仏教の滅相のような意味を持つと考えます。
仏教の滅相とは、人間が消滅するまえの姿のことです。
穴に入った人間は、これまでの自分や人間関係をすべて断ち切り、新しい人生を歩む。
ここまで読んでいただきありがとうございます。ドラマ『滅相もない』レビュー終わり!
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