映画『ライトハウス』ネタバレあらすじ解説
灯台守の仕事を得たイーフレイム・ウィンズロー。
これからベテラン灯台守の老人トーマス・ウェイクと2人きりで4週間、何もない島で石炭運び屋掃除などの仕事をすることになります。ウィンズローは部屋で木彫りの人魚人形を見つけました。
最初の夜、ウィンズローはトーマスに酒を勧められますが断り、貯水槽の水を飲もうとします。しかし貯水槽は掃除されておらず、ウィンズローはその水を吐き出しました。
ウィンズローは、人魚が出てくる奇妙な夢を見ます。
トーマスの人使いは荒く、ウィンズローは嫌味を言われ続けます。「頂上の灯室(灯りがある部屋)には絶対に入るな」と言われ、ウィンズローはイラ立ちました。
トーマスの以前の同僚は「灯台には何か秘密がある!」と、気が狂って死んでしまったようです。
トミーが石炭を運んでいると、道を譲らないカモメがおり、イラだちました。
ウィンズローは灯台のペンキ塗りの際に、トーマスがしっかり支えていなかったためロープから落ちてしまいます。幸い軽傷でした。
仲が悪かった二人ですが、毎晩宴会のように酒を飲むにつれて少しずつお互いを理解し合い、仲良くなりました。
4週間たち迎えの船が来る予定でしたが、嵐のためか船はきません。トーマスは「海が荒れているうち、下手したら数ヶ月は来ないかもしれないから覚悟しろ」と言いました。
ウィンズローは落ち込み、言動がおかしくなり始めます。トーマスが仕掛けたロブスターのかごに人の首が見えたり、打ち上げられた美しい人魚と成功したりする妄想に取り憑かれていきます。
ウィンズローは「自分の本名はトーマス・ハワード(以下トミー)で、以前木こりをやっていたときにウィンズローという同僚が丸太の下敷きになって死んでいくのを見殺しにした」と告白します。
トミー(ウィンズロー)はさらにおかしくなって、ボートを出そうとします。トーマスが斧でボートを破壊しました。
トーマスに追い詰められたトミーは人魚の人形を破壊して、「全部あんたの罠だろ?」狂ったように笑いました。
大波が来て宿舎内は水浸しに、トミーはトーマスと激しい口論になり、タコ殴りにしてロープで縛って、彼を犬扱いして地面の穴に入れ土をかけます。
穴から出てきたトーマスがツルハシでトミーの肩を刺し、反撃に出たトミーはついにトーマスを殺害。
トミーは鍵を拾って灯室を開けます。灯りは眩く光り、扉が開きました。その中を見たトミーは気が狂ったように笑い、叫びます。そして螺旋階段を落ちていきました。
その後、瀕死の状態で岸に寝転び、カモメに内臓をついばまれているトミーの姿がありました。
映画『ライトハウス』終わり。
最後のまとめ
映画『ライトハウス』は孤島の灯台という隔離された狭い場所で人間の精神が壊れていくスリルと、モノクロの抒情的な映像がたまらない傑作でした。
近年『ライトハウス』のような不条理ホラーが増えている気がして嬉しいです。
ロバート・ニール・エガース監督のことも追いかけ続けたいと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『ライトハウス』考察レビュー終わり!
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