Netflix『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』全8話ネタバレ感想:各エピソードあらすじ,キャスト考察

Netflixホラー『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』は、奇才ギレルモ・デル・トロ監督の脳内ノートを映像化した全8話の狂ったアンソロジー。

CineMag
ギレルモ・デル・トロ版「世にも奇妙な物語」が遂に開幕!グロさと芸術性を兼ね備えた奇怪な物語をご堪能あれ。感想は〇〇過ぎ…。

全話視聴したネタバレなしの感想・海外の評価各エピソードのネタバレあらすじ感想・考察、キャストを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)

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Netflix『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』作品情報・キャスト

公開・話数:2022/10/26〜・シーズン1全8エピソード
原題:『Guillermo del Toro’s Cabinet of Curiosities』
ジャンル:ホラー・スプラッター
原案・制作ギレルモ・デル・トロ
原作:「ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋」(創作ノート集)

ギレルモ・デル・トロ監督

戦争ファンタジー『パンズ・ラビリンス』(2006)や大洋での怪物ロボット大戦『パシフィック・リム』(2013)で一斉を風靡し、半魚人との恋愛を描いた『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)ではアカデミー賞作品賞を獲得した監督です。

シネマグ
唯一無二の感性と芸術的なキャラクター造形で世界中を虜にしています。

自他ともに認めるオタクであり日本人より日本のアニメに詳しいのも特筆すべき点。

2021年にはブラッドリー・クーパー、ケイト・ブランシェット出演のサスペンスホラー『ナイトメア・アリー』がアカデミー賞作品賞にノミネートされました。こちらも傑作で、個人的に大好きな作品です。

ナイトメア・アリーの解説記事

映画『ナイトメア・アリー』は、サーカス見せ物小屋から生まれた悲劇をギレルモ・デル・トロ流フィルムノワールに昇華した至高の傑作。超常現象は何ひとつないにもかかわらず、ゴシックホラー的な雰囲気も漂っている不思議な作品でした。アカ[…]

映画『ナイトメア・アリー』

本作『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』は、ギレルモ・デル・トロの創作ノートがもとになっています。

Netflix『驚異の部屋』ネタバレなし感想・海外評価

Netflix『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』の総合評価は88点。仕事終わりの人間を非日常へと誘う最高のコンテンツ。ぜひ見て欲しい作品です。

ギレルモ・デル・トロ版の『世にも奇妙な物語』的なコンセプトが面白い。各話のオープニングで、デル・トロがタモリばりに語ってから本編がスタートします。

美術館にきたかのようなアート性の高いオープニングは見応え抜群。オープニングもスキップ禁止です。

そこから“奇怪な見せ物小屋”とでもいうべき物語への扉が開かれ、いつもの退屈な日常は終わりを告げます。

感想をまとめると非常に芸術的な悪夢グロテスクな大人の紙芝居

腐乱死体、人体解剖、動物の死骸、怪物、巨大ネズミといったグロテスクかつ趣味が悪い表現のオンパレードなのですが(気持ち悪いのが苦手な人は要注意)、ある種の美意識が感じられ、高揚状態におちいります。

個人的な評価は、5話>4話>3話>2話>7話>6話>1話>8話の順です(まあ好みもありますし、全部ハズレなしです)。

もったいぶることもなくドギツい絵が登場するのも魅力。全エピソード残酷すぎです。

気づくと独特な世界観に惹き込まれ、登場人物たちの悲劇を高級フレンチの如く堪能できるからあら不思議。デル・トロマジックです。

ギレルモ・デル・トロは全エピソードのモチーフになった怪物のデザインや脚本・制作に関わっていますが、そのうえ各話の監督を務めるのは『CUBE』のヴィンチェンゾ・ナタリやアナ・リリ・アミリプールなどの奇才たち。

いろんな監督を比較する楽しみもあります。

海外レビューサイトの評価も高く、芸術的なホラーが好きな人には絶対見てほしいドラマです。

おすすめ度90%
世界観97%
ストーリー84%
IMDb(海外レビューサイト)8.4(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)批評家 94%

一般の視聴者 100%

メタスコア(Metacritic)76(100点中)

※以下、Netflix『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』のストーリーネタバレありなので注意してください!

1話「ロット36」ネタバレ感想

1話「ロット36」

©︎Netflix

原題「Lot 36」
監督:ギレルモ・ナヴァロ
脚本:レジーナ・コッラド/ギレルモ・デル・トロ(兼制作)
キャスト:ティム・ブレイク・ネルソン/セバスチャン・ロッシェ

ギレルモ・ナヴァロは『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』などギレルモ・デル・トロの撮影監督などを務めてきた一流の技術を持つ人物。近年はドラマ『ハンニバル』や『ナルコス』の監督も務めています。

1話あらすじ

かつてベトナム戦争で従軍したが今は落ちぶれたニック・アップルトンは、持ち主が死んだか出奔した貸倉庫の中身を買い取り、金目の物を売り捌くことでなんとか借金を返済しようとしていた。

ニックは手違いでヒスパニック系移民の女性の貸倉庫を買い取っており、その女性から「家族の写真などがあるから中身を返して欲しい」と言われる。しかし移民が大嫌いなニックは断った。

ある日ニックはロット36の貸倉庫を買い取る。借りていたウォルマーという男性が死亡したようだ。ウォルマーは1945年からずっとこの貸倉庫を借りており、毎日来て1時間半滞在し、ドアの前をぴょんぴょん飛んでから帰るという奇怪な行動を繰り返していたらしい。

ニックはロット36から大型の降霊用テーブルを見つけて骨董商に持っていく。

テーブルの中には「悪霊」「シンボル」「災禍」という3つの書物が入っていた。ローランドという目利きが店にやってきて、第四の書「サクラメント(七つの秘跡)」が揃えば30万ドルで買い取るという。

ニックとローランドは急いで貸倉庫のロット36へ第四の書を探しに行く。倉庫の奥は空洞になっており秘密の儀式をする間があった…。

エピソード1 感想・考察

契約したまま死んでしまった人物の貸倉庫をあさるという設定にワクワクでした。

そしてオープングからグロすぎです。倉庫の借主・老人ウォルマーがイタチみたいな動物を解体しています。きっと彼は毎日倉庫に動物の死体を持っていき、魔法陣に縛り付けられている悪魔が取り憑いた妹・ドッティに食わせていたのでしょう。

体はボロボロで顔面は穴状になっており、中に大きなミミズがウネウネしているドッティのビジュアルは怖さと芸術性を兼ね備えていました

ウォルマーはナチ系からカルト宗教にはまり、実の妹・ドッティを犠牲にして彼女に悪魔を宿していたのです。

そして主人公・ニックは最後は冷たく接した移民女性に倉庫の扉を閉められてしまい怪物・ドッティに襲われる悲惨な結末を迎えます。因果応報です。

2話「墓場のネズミ」ネタバレ感想

エピソード2話「墓場のネズミ」

©︎Netflix

原題「Graveyard Rats」
監督:ヴィンチェンゾ・ナタリ
原作:ヘンリー・カットナー
原案:ギレルモ・デル・トロ(兼制作)
キャスト:デヴィッド・ヒューレット/ジュリアン・リッチングス

ヴィンチェンゾ・ナタリはカルト映画『CUBE』(1997)で一斉を風靡した鬼才です。主要キャストも『CUBE』のメンバー。

2話あらすじ

かつて歴史の教師だったマッソンは、今は落ちぶれて墓場の管理人をしながら、夜は墓荒らしをしている。

死体から宝石や金歯を盗んで売るのだが、最近はネズミが棺桶に穴を開けて金属を持ち運んでいるようで商売上がったりだ。

マッソンは死体安置所の職員ドゥーリーに賄賂代わりにドラッグを渡し、とある金持ちの死体の前で泣く老婦人に聞き耳を立てる。老婦人は棺桶にジョージ国王のサーベルなど高価な品を入れるつもりらしい。

その金持ちの葬式が終わるとマッソンはさっそく墓を掘って棺桶を開ける。しかし死体はそこになく、穴が開いている。死体はネズミたちに引きずられて地下に開いた穴の奥に運ばれていった

閉所恐怖症のマッソンだったが、意を決してネズミの迷路に入っていく。奥にいたのは超巨大なネズミだった…。

エピソード2 感想・考察

ホルマリン液の瓶でマッソンの顔が大きくなる演出が面白い。

ラストは墓の下の穴の迷路をさんざんさまよった主人公・マッソンが棺桶の中に出てしまい、ネズミの大群に襲われて死ぬオチ。マッソンが追い払った墓荒らし青年2人が墓を掘ってマッソンの死体を見つける結末も皮肉が効いていて素晴らしいです。

巨大ネズミのビジュアルもおぞましすぎてデル・トロワールド炸裂でした。

地下の迷路はどこかCUBE的でしたし、迷路の下に異教徒(暗黒教会)の墓地がある多重構造も興味深かったです。

シネマグ
墓の下にまた墓場がある…。人は死んでからもさらに堕ちていく絶望的なメッセージが隠されているのだと思いました。
借金取りに追われるマッソンも「今自分は地獄にいる」と思っていました。しかし全然そんなことはなく、彼は墓の下まで堕ちていったのです。

3話「解剖」ネタバレ感想

3話「解剖」

©︎Netflix

原題「The Autopsy」
監督:デイビット・プライアー
脚本:デヴィッド・S・ゴイヤー/ギレルモ・デル・トロ(兼制作)
原作:マイケル・シェイ
キャスト:F・マーリー・エイブラハム/グリン・ターマン/ルーク・ロバーツ

『ブレイド』や『ダークナイトトリロジー』の脚本・原案を手がけたデヴィッド・S・ゴイヤーが参加しています。

3話あらすじ

胃がん余命半年を告げられた司法解剖官のカールは、40年の付き合いのある田舎の保安官に呼び出される。

保安官は、この街で数ヶ月前から行方不明者が急増し、森では肌が綺麗に切り取られて血が抜かれた死体が発見したことを話す。

ある炭鉱で働くジョー・アレンという人物を容疑者特定。保安官は彼の家で毛が生えた変な球体を見つけパトカーに乗せて炭鉱へ向かった。

保安官の脅威に気づいたジョーは、パトカーのガラスを叩き割って球体を取り出し、それを使って炭鉱内で大爆発を起こした。ジョー含め9人が犠牲になった。

保安官の話を聞き終えたカールは、炭鉱爆発の犠牲者の解剖を始める。

犠牲者の遺体には心臓まで達する刺し傷があり、血が抜かれていた。「逃げろ」という心の声が脳内でこだまする。カールはそれでも解剖を続けるが…。

エピソード3 感想・考察

内容的にSFホラーですが、解剖シーンがメインなため今まで見たことのない新しいジャンルに感じられました。

グロテスクな死体解剖のオンパレードで、グロ耐性がない人はご飯が食べられなくなったことでしょう。

トラベラーという地球外の未確認生命体が男性ジョーに取りついており、ジョーが死体安置所で蘇るシーンは圧巻でした。

それ以上にすごかったのが、ジョーとカールが並んで検視台に並べられ、ジョー(未確認生命体に取り憑かれている)が自分の体を解剖していくシーン。

セルフ解剖をモザイクなしで見せつけてきます

カールが未確認生命体に寄生されるのを防ぐため、メスを持って自分で耳と目を潰し、首をかっきり、保安官に“体を燃やせ”と血文字を残すラストも圧巻。

感想を語る犬
色々やばすぎ…。とんでもないものを見てしまったという感想です…。

4話「外見」ネタバレ感想

4話「外見」

©︎Netflix

原題「The Outside」
監督:アナ・リリ・アミリプール
脚本:ヘイリー・Z・ボストン/エミリー・キャロル/ギレルモ・デル・トロ(兼制作)
キャスト:ケイト・マイクッチ/カイリー・エヴァンス/マーティン・スター/ダン・スティーヴンス

4話あらすじ

銀行で働く地味な女性・ステイシーは、同僚のジーナに憧れていました。ジーナや他の同僚は不倫や男性器のサイズなど下品な会話ばかりしていますが、ステイシーもその中に入りたくて仕方ありません。

クリスマスはジーナの家でパーティーがあり、ステイシーも呼ばれます。ステイシーはプレゼントとして今流行しているアログロの美容ローションをもらいました。

ステイシーは早速塗りますが、アレルギーで顔が赤くなってしまいます。夜、通販番組を見ていると、男性が「ステイシー、アログロを使えば生まれ変われる!」と直接語りかけてきました。

ステイシーはアログロを大量注文して塗りたくります。

肌がボロボロになったステイシーを見て夫のキースは驚愕。ステイシーは「肌が生まれ変わっている途中だ」と言うのですが…。

エピソード4 感想・考察

シネマグ
不条理な展開のため好みは分かれるでしょうけど、個人的にはここまでで1番大好きなエピソード。いい感じに全てが狂っています。

主人公・ステイシーは鴨をショットガンで撃ち殺し、剥製をプレゼントとして持っていってドン引きされます。目が大きくて印象的なケイト・マイクッチの外見もあり、ステイシーの狂いっぷりからして素晴らしいです。

魚眼レンズの屈性を取り入れた女性同士の会話の下ネタやマウントの取り合いシーンも最高。ステイシーだけ浮いて見える構図はもはや芸術です。

物語はアログロローションが集まって人の形になり、肌がボロボロになったステイシーが夫の忠告を受け入れず夫を刺殺して剥製に。アログロのローション風呂で生まれ変わったステイシーは銀行で同僚にチヤホヤされるラスト結末。

もはや現実か妄想なのかの区別も曖昧ですが、「そこまでして同僚の輪に入りたかったの?」というギャップがたまりません。

女性同士の共感の圧力が持つ狂気がアーティスティックに表現されていた傑作エピソードでした。

5話「ピックマンのモデル」ネタバレ感想

驚異の部屋 5話「ピックマンのモデル」

©︎Netflix

原題「Pickman’s Model」
監督:キース・トーマス
脚本:リー・パターソン/ギレルモ・デル・トロ(兼制作)
原作:ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
キャスト:ベン・バーンズ、クリスピン・グローヴァー

5話あらすじ

芸術大学に通う才能豊かなウィルは新入生のリチャード・ピックマンが書いた腐乱死体のデッサンを見て驚愕する。

ピックマンはいつも墓場で絵を描いていた。彼の才能に興味を持ったウィルは彼の宿舎を訪ねた。

ピックマンは「私の一族には魔女がおり、儀式で夫の死体をみんなで食べた逸話がある」と話した。

ウィルはピックマンの絵(魔女たちが死体を食べている)を見て吐き気をもよおし、その場をあとにした。

十数年後ウィルは結婚し、芸術家としての確固たる地位を手に入れていた。妻のレベッカと息子のジェームズもいる。

そんな中、美術協会にさっそうと現れたピックマン。彼はウィルの家にやってきて不敵に笑う…。

エピソード5 感想・考察

第4話も素晴らしかったですが、それ以上に最高だった5話。

ウィルはピックマンの絵が怖くなって彼を銃殺→呪いを受けたウィルの妻が自分で目をくり抜いて息子の生首をオーブンで焼いてしまうブラックな結末は圧巻でした。

1900年代初頭を舞台にしたゴシックな雰囲気でサウスパークを実写化したような場面を見せつけるのですから衝撃度は半端ありません。

バラバラ死体が並んだ晩餐のシーンにも度肝を抜かれました。さすがに息子の生首は影しかみせなかったですが(笑)。

行き過ぎた芸術家を描いたストーリーも面白かったです。

結局、ピックマンの芸術を理解できるのはウィルだけでした。しかしウィルは恐怖からその芸術を拒否し、悲劇が降りかかってしまいます。

ギレルモ・デル・トロなど優れた映画監督の脳内にも、ピックマンが言っていた美しい恐怖が詰まっているのでしょう。

6話「魔女の家での夢」ネタバレ感想

驚異の部屋 6話「魔女の家での夢」

©︎Netflix

原題「Dreams in the Witch House」
監督:キャサリン・ハードウィック
脚本:ミカ・ワトキンス/ギレルモ・デル・トロ(兼制作)
原作:ハワード・フィリップス・ラヴクラフト
キャスト:ジーナ・デイヴィス/イスマエル・クルス・コルドバ

6話あらすじ

ウォルターは幼少期に病死した双子の妹・エパリーと再会するため、スピリチュアル協会で熱心に活動していた。

あるネイティブアメリカンの男性から“金の液体”をもらったウォルター。それを飲むと意識だけが抜け出し迷える魂の森(リンボ/煉獄)への扉が開く。

ウォルターはその森の中でエパリーを見つける。しかしウォルターは現実世界に戻されてしまう。

ウォルターはその昔処刑された魔女キザイア・メイスンが住んでいたボロアパートの部屋を借りる。

部屋には人の顔をしたネズミが隠れ住んでおり、夜になると魔女キザイア・メイスンが夢に現れた。

ウォルターは再び金の液体を飲み、迷える森でエパリーと会うが…。

エピソード6 感想・考察

汚い言葉をしゃべる人面ネズミのキャラが最高でした。

魔女のキザイアはエパリーに倒され、エパリーは再び死者の世界に戻って終了かと思いきや、人面ネズミがウォルターの体内を食い荒らして体を乗っ取る結末です。

最初の独白では「ハッピーエンドになる」と言っていましたがこれは人面ネズミ声であり、彼にとってのハッピーエンドという意地悪な結末の伏線になっていたのも面白いです。

7話「観覧」ネタバレ感想

7話「観覧」

©︎Netflix

原題「The Viewing」
監督:パノス・コスマトス
脚本:パノス・コスマトス/アーロン・スチュワート・アン/ギレルモ・デル・トロ(兼制作)
キャスト:ソフィア・ブテラ/ピーター・ウェラー

7話あらすじ

天体物理学者のシャーロット、ミュージシャンのランドール、超能力者のターグ、小説家のガイは大富豪のラシターのモダン邸宅に招待される。

一同は赤い大きな部屋で円形のソファに腰掛ける。シンセサイザーや電子音をメインにした音楽が招待客を高揚させた。

ラシターは特別なウイスキーを、専属医師ザーラはマリファナやコカインをみんなに振る舞った。

ラシターは奥のオベリスクという部屋にみんなを案内する。そこにあったのは未だかつて人類が遭遇したことのない未知の物体だった…。

エピソード7 感想・考察

1980年代前後の雰囲気を醸し出した映像に、近未来的デザインな部屋での異様な飲み会。音楽のチョイスもパーフェクト。

シネマグ

考えうる最高の飲み会ですね。

ちょっと参加したいと思いました。未知の物体から怪物が生まれ、みんなをレンジに入れられた猫のように内側から爆破させて殺す結末さえなければですが。

デヴィッド・リンチの『ツインピークス』のブラックロッジをキューブリックがデザインし直したような部屋のデザインに脱帽でした。

このエピソード自体がひとつのコンセプチュアル・アートといえるでしょう。

原哲夫ウィスキーってなんでしょう?ギレルモ・デル・トロが北斗の拳のネタを入れたかったのでしょうか(笑)

感想を語る犬
みんなが爆発する結末も北斗神拳にかけてたとかw?

シーズン1最終回 第8話「ざわめき」ネタバレ感想

Netflix驚異の部屋 シーズン1最終回 第8話

©︎Netflix

原題「The Murmuring」
監督:ジェニファー・ケント
脚本:ジェニファー・ケント/ギレルモ・デル・トロ(兼制作)
原案:ギレルモ・デル・トロ
キャスト:エッシー・デイヴィス/アンドリュー・リンカーン

8話あらすじ

タカなどの脅威が迫ると群れで飛び立つ不思議な正体を持つ鳥・ハマシギを研究しているナンシーとエドガーの夫婦。

1年前に子供を亡くすという悲劇に見舞われて夫婦関係は破綻しかけていた。

そんな中、ハマシギの生態調査のためにビック・ハーバー島へ滞在することになる。

滞在した屋敷は、以前住んでいた女性が息子を殺して自殺したいわくつきの場所だった。

ナンシーは鳥の鳴き声の録音から「僕、寒いの」と言う声を聞いて驚いた…。

エピソード8 感想・考察

驚異の部屋の唯一のハッピーエンドで、ハマシギの群れを見て子供を失った失望を乗り越えるラストには感動しました。

ただ屋敷で幽霊は出てくるものの全体的にホラー感は抑え目で、満足度はイマイチ。

あとはウォーキング・デッドのリック(アンドリュー・リンカーン)を久しぶりに見れて嬉しかったです。

最後のまとめ

Netflixホラー『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』は、おぞましい造形の怪物が展示される博物館的なコンセプトが素晴らしい怪作ドラマ。

こんな攻めた企画はネットフリックスならではですよね。有名監督に芸術的な短編を作らせるオムニバスシリーズがどんどん作られたらいいと思います。

海外評価も高いので驚異の部屋の続編・シーズン2も制作されるのではないでしょうか。期待大です。

ここまで読んでいただきありがとうございます。『ギレルモ・デル・トロの驚異の部屋』(Guillermo del Toro’s Cabinet of Curiosities)レビュー終わり!