Netflixホラー映画『キラー・ブック・クラブ』ネタバレ感想・ラスト評価,キャスト,あらすじ

  • 2023年9月29日

Netflixホラー映画『キラー・ブック・クラブ』(2023)。大学の読書クラブのメンバーが創作小説の筋書き通りに殺されていくスペインの作品です!

シネマグ
読書クラブのメンバーの中に殺人ピエロが潜んでいる!?設定は目を引きますが、ぶっちゃけ〇〇でした。

作品情報・キャスト

ネタバレなしの感想

正直な感想・評価レビュー(ネタバレあり)

物語ネタバレ・ラスト結末を解説

これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)

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ホラー映画『キラー・ブック・クラブ』おもしろかった?(投票どうぞ)

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Netflix映画『キラー・ブック・クラブ』作品情報・予告・キャスト

公開:2023年8月26日(金)
制作国スペイン
上映時間89分
スペイン語タイトル:『El club de los lectores criminales』英題『killer book club』
ジャンルホラー・サスペンス
年齢制限:16+(暴力描写あり)
監督カルロス・アロンソ
脚本:カルロス・ガルシア・ミランダ
原作カルロス・ガルシア・ミランダの小説

映画『キラー・ブック・クラブ』キャスト

役名 キャスト
主人公・アンヘラ ベッキ・ベリージャ
ナンド イパン・ペリセル
セバス アルバロ・メル
サラ アネ・ロット
コルド ハムサ・サイディ
ビルヒニア プリシラ・デルガド
ライ カルロス・アルカイデ
エバ マリア・セレスエラ
クルサード教授 ダニエル・グラオ

映画『キラー・ブック・クラブ』あらすじ

少女・アリシアが母親をガソリンで燃やす事件が起きた。

それから6年後。

小説家志望の大学生・アンヘラは、ホラー小説の同好会キラー・ブック・クラブに所属していた。

ある日アンヘラは、クルサード教授に教授室で襲われそうになる。

そのことをキラー・ブック・クラブのメンバーに話すと、「みんなでピエロのマスクをかぶって教授を懲らしめてやろう!」ということになった。

メンバーは夜の大学でクルサード教授を襲う。

おどかすだけだったはずが、クルサード教授は何者かに顔面を殴打され、アンヘラにぶつかって階下に落下。クルサード教授は、ドンキホーテの銅像の槍に体を貫かれて死亡した。

キラー・ブック・クラブのメンバーはこのままではアンヘラや自分たちが殺人犯として捕まると考え、事件をなかったことにして過ごす。

『キラー・ブック・クラブ』証拠を隠滅するメンバー

世間では教授は自殺だという見方が強かった。

ある日、イカれピエロという人物からアンヘラに小説投稿サイトへうながすチャットが送られてきた。

小説の第1章の内容は、教授が殺された場面を描いている。

メンバーはパニックになる。現場にいたキラー・ブック・クラブのメンバーの中に真犯人がいるに違いない…。

イカれピエロから「罪を犯したキラー・ブック・クラブのメンバーを、1章ごとに1人殺していく」とメッセージが送られてきた。

『キラー・ブック・クラブ』主人公のアンヘラ

凄惨な連続殺人が幕をあける!

ネタバレなし感想・海外評価

シネマグ
大学のブッククラブのメンバーが、ネットに投稿された小説通りに死んでいく設定はすごく魅力的です。

「犯人はブッククラブのメンバーの中にいる!」コナン君みたいなよくある設定ですが、それなりにワクワクしました。

しかしホラーとして演出がそこまで優れておらず、どこか中途半端な印象を受けました。

殺人はテンポよく起こるのですが、緊張感が足りないです。

ホラーとして超残酷な描写がある訳でもありません。

海外レビューサイトの評価も50点代と微妙なところです。

感想を語る犬
B級ホラー好きで時間がある人なら見てもいいかな〜くらいの温度感です。
おすすめ度 44%
世界観 50%
ストーリー 60%
IMDb(海外レビューサイト) 5.0(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 批評家 33%
一般の視聴者 50%
メタスコア(Metacritic)※随時更新 (100点中)

※以下、ネトフリホラー映画『キラー・ブック・クラブ』のストーリーネタバレありなので注意してください!

ホラー映画『キラー・ブック・クラブ』ネタバレ感想・評価・考察

ホラー映画『キラー・ブック・クラブ』

ネトフリスペインのホラー映画『キラー・ブック・クラブ』の評価は58点
シネマグ
キャッチーな設定でポテンシャルはあったはずが、見終わってみると可もなく不可もなしの凡作ティーン向けホラーでした。

ティーンエイジャーが身内で殺し合うのは『スクリーム』ぽいですが、その作品と比較すると演出にかなりの差があります。

(ヒロインと恋仲になった男子生徒・セバスが犯人なのも思いっきり『スクリーム』っぽいですよね。)

また、ディティールが適当すぎる箇所も多々あり。

夜になると大学構内にブッククラブのメンバーしかいないように見えました。

感想を語る犬
普通大学で騒いでいたら他にも目撃者いるでしょ…。状況からして都合よく成立している物語です。

他にも、「真犯人だったビルヒニアが、なぜ数年前に母親を殺したあとで名前を変えて普通に大学生活を送れていたか?」など、フワッとしている部分が多すぎました。

ビルヒニアにはアンヘラに不幸な出来事を小説のネタにされ、怒り狂って母親を殺した過去があります。

確かに怒るのはわかりますが、数年後に現れて連続殺人を計画するほどの恨みを持つ説得力はありません。

恨みの根源はビルヒニアに無理やり小説を書かせようと虐待していた母親ですし、この件でビルヒニアは捕まったり精神病んで普通に生活できなくなったりしなかったのでしょうか?

もう1人の真犯人・セバスはビルヒニアと当時ネット上で付き合っていただけ。

ネット上の彼女・ビルヒニアが小説のネタにされたから一緒に復讐に加担した…Z世代のお人好しです。

感想を語る犬

全体的に細部がガバガバで臨場感がなく、ブッククラブのメンバーが次々に殺されていく過程にスリルを感じませんでした。

殺害方法にも、もっとひねりがあればよかったと思います。

教授が落下して頭が銅像の槍に刺さって死ぬシーンはよかったですが、あとはハンマーや刃物で地味に殺していくだけですからパーティー感が足りません。

暇つぶしにはなりましたが、「このホラー見てよかった!」とまでは行きませんでした。

Netflix『キラー・ブック・クラブ』ネタバレ:ラスト結末の解説

キラー・ブック・クラブのメンバーは8名です。

  1. アンヘラ
  2. ナンド(アンヘラの恋人)
  3. セバス
  4. インフルエンサーのコルド
  5. ライ
  6. サラ
  7. エバ
  8. ビルヒニア

キラー・ブック・クラブのメンバーは小説のチャプター通りに次々と殺されていきます。しかしビルヒニアやライの死体は発見されません。

コルドは自分が殺されないために参加型の殺人小説の存在をライブ配信で世間に広めます。

シネマグ
世間に殺人小説が広まった時点で、警察は教授の死亡事件の再捜査とかしないんでしょうか…。

みんな疑心暗鬼になり、アンヘラは恋人・ナンドを突き放してセバスに乗りかえます。

殺人ピエロの小説は書籍化されることになり、イベントにピエロのマスクをかぶった人がたくさん来ました。

殺人ピエロが現れると考えたアンヘラたちはイベントへ向かいます。結果、サラとナンドが殺されました。

感想を語る犬
無防備すぎでしょ。身の危険があるなら顔くらい隠せばいいのに。武器も持ち歩きなよ。

アンヘラのスマホに大学で拉致されたセバスの動画が送られてきます。

アンヘラは大学へ行きました。するとエバが殺されていました。

アンヘラは縛られているセバスを発見。残っているのはナンドだけです。彼が犯人なのか?

そのとき、セバスがロープをほどいてナンドを工具で刺しました。殺人ピエロの正体はセバスだったのです。

セバスは、「おまえ(アンヘラ)が6年前に小説の題材にしたアリシア(メル友)と恋愛関係だった」と語ります。

アンヘラにはネット上の友達アリシアから母親に虐待されていた話を聞いて、小説化した過去があるのです。

6年前、アンヘラにネタにされてショックを受けたアリシアはガソリンで母親を焼き殺した事件がありました。

アンヘラは逃げます。実は生きていたビルヒニアが追ってきます。ビルヒニアの正体こそがアリシアだったのです。

アンヘラへの復讐として、セバスと共謀して今回の計画を思いついたのでした。

セバスはナンドに殴られて落下して死亡。

アリシアはボイラー室でアンヘラに燃やされて死にました。

数カ月後、アンヘラは今回の出来事を小説化していました。アンヘラは大学構内で、ピエロのお面を被ったアリシアの幻覚を見ます。

シネマグ
殺人ピエロの呪いは消えてない!みたいなラストでしたね!大学内の生徒たちが消えているので、アンへラはアリシアの幻影を見ているのでしょう。

最後のまとめ

Netflixホラー映画『キラー・ブック・クラブ』は、ワクワクする設定ですが細部の作り込みがあまく、全体的に緊張感がない凡作ホラーでした。

シネマグ
スペイン映画はおもしろいつまらないに関わらず、個性がある作品が多くてそこが魅力だったりします。しかし本作はオリジナリティも薄味だった印象。
感想を語る犬

グローバル化の悪い影響なんでしょうけど、満足度が微妙で個性がない作品はとりあえずやめてほしいです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。ホラー映画『キラー・ブック・クラブ』(killer book club)レビュー終わり!

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