映画『インフィニット 無限の記憶』ネタバレあらすじ感想:ひどい!前世から学ばない奴らを酷評

  • 2022年12月14日

映画『インフィニット 無限の記憶』は、前世の記憶を引き継ぐ人々が繰り広げる人類の命運をかけた壮大なSFバトルアクション!

マーク・ウォールバーグとキウェテル・イジョフォーの2大俳優共演ですが、世間的には駄作扱いされています。海外のレビューサイトRottentomatoesでも批評家の点数が16点(100点中)を叩き出しました。

CineMag
前世の記憶が蓄積する壮大なSF設定と、80年代の脳筋映画的な展開がミスマッチ。アクションはなかなか楽しかったです。

ぶっちゃけ感想・評価面白かったアクション紹介ストーリーネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに記事をまとめました。

(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです)

映画『インフィニット 無限の記憶』は楽しかった?(投票どうぞ)

View Results

Loading ... Loading ...

映画『インフィニット 無限の記憶』キャスト・作品情報

公開・制作国:2021/06/10・アメリカ
原題:『Infinite』
監督:アントワーン・フークア
脚本イアン・ショア
原作D・エリック・マイクランズ 『The Reincarnationist Papers』
撮影:マウロ・フィオーレ
主演マーク・ウォールバーグ
出演:キウェテル・イジョフォー

アントワーン・フークア監督は『トレーニング・デイ』(2001)など傑作も生み出しており、実力がある人物。しかし本作の完成度は微妙と言わざるを得ません…。

フークア監督ですが、『イコライザー2』(2018)あたりから作品にB級感が漂い出した気がするのは僕だけでしょうか?

本作を作った2021年はNetflix『THE GUILTY/ギルティ』の監督も務めたので忙しかったのかも…?

ネタバレなし感想・見どころ・あらすじ

映画インフィニット マーク・ウォールバーグとキウェテル・イジョフォー

あらすじ:統合失調症で再就職が困難なエヴァン(マーク・ウォールバーグ)は、ある日ノーラという女性に出会います。自分が前世の記憶を受け継いだ種族・インフィニットであることを知り、世界を救うべく動き出すのですが…

前世を受け継ぐといういい感じの設定に騙されないでください。単なるバトルアクション映画です(笑)。

ストーリー性の薄いアクション映画が好きな人のみにオススメ!

おすすめ度 52%
アクション 87%
ストーリー 40%
IMDb(海外レビューサイト) 5.5(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) 批評家16% 一般34%

※以下、映画『インフィニット無限の記憶』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『インフィニット無限の記憶』ネタバレ感想・評価

Amazonプライム映画『インフィニット無限の記憶』8項目評価グラフ

映画『インフィニット 無限の記憶』の評価は65点。

展開がボロボロで、ひどい駄作と言われても仕方ないレベルです。ただ、個人的には面白いアクションシーンもあったので、少しは擁護したいと思います。

まずプロットからですが、前世の記憶を保持するというワクワク設定がストーリーに深くリンクしておらず、結局ただのバトルアクション

登場人物は前世の記憶があるくせに、何でも戦いで解決しようとする脳筋連中です。

CineMag

知識は蓄えられても、知性は蓄積されなかったようで残念です。

  • 何度生まれ変わっても、2グループに分かれて延々バトルしてるだけ
  • 対話を学ばず、戦うスキルだけを延々磨いてる

もういっそインフィニットさんたちは滅亡しちゃってください(笑)。

脚本的に登場キャラの前世の物語が深く描かれないのが致命的です。

前世の設定が、主人公が運命に目覚めるためだけのチープなものになっています。

マーク・ウォールバーグ演じる主人公・トレッドウェイですら、「あんたの前世は、日本人の刀鍛冶やロシア人よ」と軽く流されていました(笑)。

おまけに記憶を取り戻す際も、溺れる装置の中に入って一気に思い出すという雑な流れ。

CineMag
全体的に、うっすいSF味付けのマトリックスという印象ですね。

SF設定と裏腹に正体は脳筋映画なので仕方ないですが、ツッコミどころも多かったです(突っ込むのも野暮ですがw)。

キウェテル・イジョフォー演じるバサーストが、記憶を思い出すためなのか、自らに水の拷問を課してもがいてるシーンが笑えましたね。ドMかっ?。

水の拷問を受けるキウェテル・イジョフォー

ラストで主人公が死ぬシーンは、周辺のエネルギーを操作できるのなら、もう少し緩やかに落下すれば死なずに済むと思いました。

まあ全体的に、ストーリーを追わずにアクションとそのアイデアを楽しむだけならアリという印象でした。

面白かったアクションシーン紹介

女性戦士ノーラが敵のドロンにロープを突き刺して、ターザンをやるシーンが好きでしたね。面白いアイデアだったと思います。

あとはマーク・ウォールバーグが猛スピードのバイクで崖から飛行機に飛び降りるのも、脳筋過ぎで面白かったです。シュワちゃんの映画『イレイザー』のオマージュですかね。

CineMag
後ろから迫るヘリに、猛スピードのバック走行で銃を放ったり、車を回転させてそこから勢いをつけて飛び降りるなど、全体的にアクションは良かったです。

ただ近接戦闘はフークワ監督の『イコライザー』などに比べるとカットが変わりすぎて少し見にくいシーンがあったのが気になりました。

↓映画『インフィニット無限の記憶』のあらすじ・ラスト結末解説は2ページ目へ↓