映画『雨を告げる漂流団地』ネタバレ考察・感想/のっぽや黒い物体の正体解説レビュー(Netflix)

  • 2024年5月24日

映画『雨を告げる漂流団地』ネタバレあらすじ解説

海に浮かぶ団地

航祐は、なぜ夏芽が祖父のカメラを持っているのか問いただし、2人は口論に。

大雨が降り出す。足を滑らせて屋上から落ちた夏芽の手を、航祐が間一髪のところでつかんだ。

しかし手は滑り、夏芽は落下。その時、団地は大雨に飲み込まれた。

気づくと団地は海に浮いている。夏芽は海に落ちて無事だった。

顔の青白いのっぽくんが現れ、みんなオバケだと思ってびっくりする。

翌日になっても救助は来ない。夏芽がカップ麺やお菓子を備蓄していたので食べ物はあったが、数日すると底をつきそうになった。

巨大なプール施設が団地と同じように浮かんでいるのが見える。数年前に取り壊されたはずの建物で、寂れていて無人だった。

航祐と夏芽はその建物に飛び移り食料を探す。夏芽は転んで怪我をしてしまった。

航祐と夏芽は自動販売機を壊そうとするが失敗。しかし何者かによって食料の入ったリュックが置かれ、走り去る音が聞こえた。

航祐と夏芽はプール施設が流される寸前で団地へ戻る。

のっぽくんの正体

のっぽくんの手には草が生えており、航祐たちは彼が団地の化身だと気づいて驚愕。

今度はデパートが流れてきた。航祐たちはまたデパートへ乗り込む。夏芽は寂れたデパートのおもちゃコーナーを見て、実の親のようだった安次(航祐の祖父)のことを思い出していた。

夏芽が今も持っている人形は安次が買ってくれたものだ。

夏芽は、「持っていたカメラは安次から航祐へ渡してくれと頼まれていた」と話す。

大きな建物が流れてきて団地に衝突し、珠理が落ちそうになる。夏芽が珠理の手をつかむが滑り、珠理は落下して気絶する。

夏芽は海に落ちて黒いエネルギーに引きずり込まれそうになるが、航祐とのっぽくんによって助けられた。

航祐と夏芽はやっと仲直りする。

のっぽくんは、青いエネルギーを使ってみんなに自分の意識(団地でいろんな家族や、航祐と夏芽を見守った思い出のヴィジョン)を見せる。

のっぽくんは、「自分が無意識にみんなをここに連れてきてしまったかもしれない」と謝った。

団地は沈みかけていた。みんなで浴槽でイカダを作り脱出しようとするが、のっぽくんは航祐を突き飛ばして1人団地に残った。

夏芽も飛び込んで団地に戻る。航祐も飛び込んだが、団地はどんどん離れて行って追いつかない。

ラスト結末

しばらくすると、イカダのそばに観覧車が流れてくる。航祐たちはイカダを観覧車にくくりつけて、団地の方へ戻ることにした。

嵐の中、団地が見えてくる。航祐は団地にロープで飛び移った。

大志と譲、令依菜は観覧車のワイヤーを団地に結びつけたが機械が壊れ、嵐の中で団地は離れてしまう。

団地の上の航祐と夏芽は、のっぽくんと一緒に黒い闇に引き摺り込まれてしまった。

しかし、2人を死なせたくないのっぽくんが青い光の不思議なパワーを使うと、闇を抜けることができた。安次の幻影が航祐と夏芽の頭をなでる。

海へ戻った団地は再び観覧車を発見。令依菜は、緑色の少女が小さい頃によく遊びに行った観覧車の化身だと気づいて別れをつげ、大志と譲と団地へ戻った。

団地は青い光で満たされた島に到着。そこは、のっぽくんたちが最後にくる終点だった。

夏芽は今度こそのっぽくんに別れを告げる。のっぽくんは笑顔で去っていった。

団地は空を飛び、海を越える。気がつくと航祐たちは団地の屋上にいた。

団地で海を漂流した出来事は夢かと思ったが、安次の形見のカメラにはのっぽくんや海に浮かぶ団地が映っていた。

映画『雨を告げる漂流団地』END!

最後のまとめ

Netflixオリジナルアニメ映画『雨を告げる漂流団地』は、団地が海に浮かぶというぶっ飛んだファンタジー設定に、少年少女の心の成長、過ごした場所への感謝の気持ちをブレンドした秀作でした。

スタジオコロリドの次回作が楽しみですね!

ここまで読んでいただきありがとうございます。レビュー終わり!

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