ひどい…実写映画『ホリック xxxHOLiC』ネタバレ感想コスプレPV?ラスト考察・評価!キャスト演技の印象

  • 2023年8月25日

実写『ホリック』ストーリーラスト考察:代償とは?(ネタバレ)

全体的にストーリーは意味不明

中盤では四月一日君尋が女郎蜘蛛に呪いをかけられ、何度も4月1日を繰り返します。

『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』のようなあるある設定ですね。

感想を語る犬
侑子の「卵焼き美味しい〜」というセリフのループに眠くなりました。このセリフが10回くらい出てきます(笑)

終盤は、なんとなくエロい女郎蜘蛛と四月一日の対決になり、水浸しの場所(お寺)で赤い糸での縛りプレイ。

みんなびしょびしょでわめいています。すごいこと起きちゃってるぜ感強めです。

しかし内容的にはわめいている最中に侑子が助けてくれて、超悪霊が扉から目覚め、侑子がよくわからないまま消滅して、四月一日がミセを引き継いで終わる意味不明なラスト

侑子のブレスレットはひまわりに引き継がれ、彼女は“先祖から引き継ぐ業”を克服した生活をしているようです。

感想を語る犬
侑子だけでなく、ひまわりがどんな状況なのかも意味不明のまま終了しました…。

四月一日の代償は侑子

ラストの意味を考察すると、やはり侑子が消滅したのは侑子こそが四月一日の大切な存在となったからなのでしょう。

四月一日の願いは当初「アヤカシを見る目はいらない」ということでしたが、終盤では「居場所が欲しい」に変化したように感じます。

その願いの代償として、侑子が場所を明け渡したとも取れますね。

「すべては必然だ」というセリフから深読みするなら、四月一日がミセに来たときから、侑子は自分が消滅することを知っていたのかもしれません。

いろいろ考えれば主人公・四月一日が自らの存在理由を見つけるメッセージ性の深い物語のはずなのですが、全体的にコスプレ感が拭えず、テーマがイマイチ伝わってこなかったのも本作の特徴です(笑)。

(原作漫画を見れば細かな設定があるのでしょうけど、漫画と実写が完全にリンクしているわけではないので、映画だけを視聴しての考察でした。)

メタ考察:思考停止は最高の快楽よ(ネタバレ)

吉岡里帆と神木隆之介

©︎ 映画「ホリック」製作委員会

吉岡里帆さん演じる女郎蜘蛛の↓

思考停止は最高の快楽よ

というセリフがとても印象的でした。

CineMag
このセリフは「本作を視聴する際は思考停止してください」というメタ的なメッセージでは?

良くも悪くも映画『ホリック xxxHOLiC』は、細かい部分を考える意味があまりない作品だったと思います。

ストーリーに緊張感や連続性がないので、考えながら見るよりボーッと映像だけ見てた方が満足感を得られるでしょう。

感想を語る犬
主人公・四月一日は思考停止しない道を選びましたが、視聴者には思考停止を強要した面白いコンセプトの作品ですね。

ご都合主義的すぎる演出

最後の女郎蜘蛛との戦いに百目鬼も参戦しているはずなのですが、彼がどんな状態なのかよくわからないまま舞台から消え、また突然出てくるなど、もはや潔いとさえいえるご都合主義演出が逆に新鮮でした。(思考停止が必要なシーンですね…)

蜷川実花作品全般に通じますがカットとカットの繋ぎで連続性が意識されておらず、その結果、ストーリーの緊張感や流れがストップしています。

(まあ、それが蜷川実花監督らしい映像といえばそうなのかもしれませんが。)

対話で全部説明しちゃう作品

悪くいえばキャラのビジュアルも動きも、すべてが妖艶なる蜷川実花ワールドを表現するための道具です。

よって映画のメリットである“映像での登場人物の内面描写”が弱く、心情はすべてキャラ同士の対話で説明されます。

見る側からすれば能動的に考える必要がないので思考停止状態になり、物語にのめり込めません

主人公・四月一日の成長譚として重要な自分を犠牲にすることは他人を傷つけることでもあるという素晴らしいテーマも、全部セリフで説明しちゃってます。

感想を語る犬
映画『ホリック xxxHOLiC』は典型的な“思考停止視聴推奨作品”でした!

おまけ:動画『ホリック』レビュー(ネタバレ)

最後のまとめ

実写映画『ホリック xxxHOLiC』は、豪華なコスプレアートとして楽しめましたが、もう少しストーリーに緊張感があればよかったとも感じました。

CineMag
インパクトのある映像が特徴の蜷川実花監督ですが、次作ではぜひストーリー面でも攻めてほしいですね。

ここまで読んでいただきありがとうございます。『ホリック xxxHOLiC』レビュー終わり!

2022年公開邦画レビュー

関連記事

映画『流浪の月』傑作でした!広瀬すずや松坂桃李、横浜流星らのシリアス演技と重厚な映像がシンクロしています。 本作は孤立した10歳の少女がある男性と一緒に暮らし、社会的にはロリコン事件とされて居場所を失う物語。 CineM[…]

映画『流浪の月』