ネタバレ考察【キューブCUBE 日本版】オリジナルと比較,黒幕伏線ラスト解説!あらすじ感想, リメイク評価はひどい映画でつまらない

  • 2024年3月21日

映画『CUBE 一度入ったら、最後』ネタバレあらすじ解説

立方体CUBE(キューブ)の中で、ある男性(柄本時生)がトラップの部屋に入り、四角い柱で腹をくり抜かれて死亡。

エンジニアの後藤裕一(菅田将暉)が目覚めると、囚人服のようなものを着せられて、立方体の部屋(キューブ)の中にいました。

おしゃべりなフリーターの越智真司(岡田将生)と、まだ子供の宇野千陽(田代輝)という人物も同じ部屋にいます。

立方体の6面にはそれぞれハッチがあり、十字になっているレバーを回せば扉が開いて次の部屋に行ける仕組みですが、トラップが仕掛けられている部屋があるようです。

井出寛(斎藤工)という男性が、紐で結ばれた靴を後藤たちがいる部屋に投げ入れてきました。靴を投げてトラップがあるかどうか確認しているのです。

まもなく、甲斐麻子(杏)という女性も部屋に入ってきます。

5人はしばらく井出を先頭に靴でトラップを確かめて脱出を目指し、進んでいました。ある部屋に安東和正(吉田鋼太郎)というおじさんがいます。

安東は助けが来たと安堵しますが、みんなが自分と同じ閉じ込められただけの状況だと知ると、イラだちはじめました。

ある部屋で天井から回転刃物が6人に迫り、急いで床下のハッチを開けて逃げます。井出はパニックになった後藤を責めました。

靴だけで確かめられないトラップがあると知り、一同は絶望。

子供の千陽がそれぞれの部屋に入る前の通路に書かれたナンバー(3桁の数字×3つ)に注目し、「素数(1とその数字以外で割れない)がある部屋にはトラップがある」という仮説を立てて進んでいきます。

ある部屋に来ると、どの出口にも素数があります。井出が扉を開け、次の部屋のピアノ線トラップが音に反応することを確認し、みんなで音を立てずにその部屋を越えることに。

しかし、越智が誤って靴を落としてしまい、最後尾にいた安東がトラップで足を怪我してしまいます。安東は越智をクズ呼ばわりし、激しく責め立てました。

後藤は壁に立方体の設計図が描かれているのを発見し、キューブ全体が27×27×27部屋(立方体)で構成されていると考えます。

そんな中、トラップがなかったはずの部屋で急にガスが吹き出し(越智の怒りに反応)、その部屋から移動せざるを得なくなりました。

一同はさらに進もうとしますが、素数がない部屋でもレーザーのトラップが発動し、井出が後藤と千陽をかばって死亡

さらに進み、安東が「俺は罪まみれの人間だ」と告白すると部屋が鉄格子で2つに分断され、後藤・千陽・甲斐の3人と、安東と越智の2手に別れることに

越智たちは別の部屋に進みますが、安東の罵声に耐えられず、彼をハッチに挟んで殺します

後藤は、数字がデカルト座標を表していると気づき、27×27×27の立方体の端に行けばいいと考えます。

ある部屋で、後藤たちの前にビジョンが現れました。後藤が弟(虐待かイジメを受けていた)の飛び降り自殺を止められなかったときの映像が映ります。

後藤はトラウマに絶望し、千陽は弟を救えなかった後藤を責めます。しかしその後、後藤は振動で下の部屋に落ちそうになった千陽を助け、生きる希望を取り戻しました。

面の端の部屋へ出ると、外は暗闇で高さがあり、そこから降りられそうにありません。その時、ある部屋が移動していくのが見え、後藤はY座標の3桁の数字を足して27になる999の部屋が、出口に移動すると考えます。

他の部屋を進んでいた越智が偶然合流し、ついに一行は999の手前の部屋へ到着。しかし、「出ても希望はない」と狂った越智が後藤を引き留めます。

トラップが迫り越智は死に後藤も金属で突き刺されました。すでに999の部屋にいた千陽と甲斐は部屋ごと出口へと移動します。

ついに出口に辿り着き、甲斐は「行って」と千陽に言いました。千陽は光の中へ走っていきます

キューブの観察者だった甲斐は、新たにキューブにやってきた人々の前に現れ、何者かを問いかけます。

後藤は大怪我を負いながらも、まだキューブの中で生きていました。

映画『CUBE 一度入ったら、最後』END!

最後のまとめ

邦画『CUBE 一度入ったら、最後』は、幅広い考察ができる抽象的な作品であることをプラスしても、良作とはいえない中途半端な作品だったと思います。

たくさんの解釈があると思うので、もし意見があれば記事下からコメントをお願いします♪

ここまで読んでいただきありがとうございます。『CUBE 一度入ったら、最後』レビュー終わり!

2021年公開邦画シネマ考察レビュー

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