Netflix映画『美に魅せられて』ネタバレあらすじ感想・評価!不倫サスペンスの結末,凶器の冷凍お肉考察

  • 2022年12月14日

Netflixインド映画『美に魅せられて』(原題:Haseen Dillruba)は夫殺しの容疑を追求された妻が過去を回想し、真実が暴かれるサスペンス+ ラブロマンス

上手いア イデアはあるものの、全体的には佳作どまりだったと思います。

  • ネタバレあらすじ解説!
  • ぶっちゃけ感想・評価
  • トリックのイマイチな点考察

などを書いていますのでお楽しみください!

Netflix『美に魅せられて』作品情報

youtu.be

公開・制作国:2021年7月2日 Netflix インド( ボリウッド)

監督:ヴィニル・マシュー

脚本: カニカ・ディロン

主演:タープシー・パンヌ/妻 ラニ役

出演:ヴィクラント・マシー/夫リシュ役

女優タープシー・パンヌはインド映画『ピンタ』などにも出演しています。 ヴィクラント・マシーは Netflix『ギニーとサニーの結婚』などに出演。

映画『美に魅せられて』感想・評価レビュー

映画『美に魅せられて』主要登場人物 ラニ、リシュ、ニール
映画『美に魅せられて』の評価は78点くらい。

信頼できない語り手 ラニが捜査官への証言の回想で物語が展開する『ユージュアル・サスペクツ』の ラブロマンス版のような映画でした。

実は死んだのは夫リシュではなかったという展開はサスペンスとしては予想できてしまう平凡なものでした。

しかし、夫リシュと妻 ラニがお互いにいがみ合いながらも、真実の愛に気づいていく過程が描かれていて感動も得られたところが良かったです。

本作は ラブロマンス的な見どころも大きく、愛と謎がうまく絡み合っていたのが好印象でした。

考えてみるとうまく作られていて、

冷凍肉って、確かに人を撲殺する凶器に使えると感心しました。

妻リシュがダメ女として描かれていたのも、その後の展開をうまく裏切る布石になってましたね。

証拠隠滅のために市場でその肉を切らせ、犬に食わせるのもクレバーです。

わざわざ小説をモチーフにして見せたのは、捜査官に「小説の通り夫は最後川へ逃げたけど死んだ!」と想像させ、視聴者にもそう思わせる効果があります。

夫が生きていた結末のためのミ スリードとなっています。

面白いア イデアですね。

ただ捜査官が終盤で相手の嘘に気づくという点では、ここも ユージュアル・サスペクツに似ています。

『美に魅せられて』イマイチな点を考察

映画『美に魅せられて』でまず気になったのが、トリックのリアリティのなさです。

まず、腕を切断した夫が警察に気づかれず、遠くまで逃げられるでしょうか?

目立つでしょうし、途中で倒れて誰かに通報される可能性が高いでしょう。

闇医者で止血しないと出血多量か 感染症であの世行きです。

日本だと目立ちすぎて逃げるのは無理ですが、インドならありえるのか…?

あと凶器の冷凍肉ですが、人を撲殺できる重さなら数キロは必要でしょう。

それを犬に食わせるのに、時間がめっちゃかかる気がします。

インドに野犬が多いなら可能かもですが…。

もしもインドならギリギリできるかもしれない。

そう考えないと成立しないインドの頼みの微妙なトリックだと思いました。

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