韓国映画『バッドランド・ハンターズ』大地震でディストピアと化したソウルでマ・ドンソクが爬虫類人間と戦います!
作品情報・キャスト
ネタバレなしの感想
物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説
視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
韓国映画『バッドランド・ハンターズ』作品情報
制作国:韓国
上映時間:108分
韓国語タイトル:『 황야』 英題『Badland Hunters』
ジャンル:アクション、アドベンチャー
年齢制限:16歳以上
監督:ホ・ミョンヘン
脚本:キム・ボトン|クァク・ジェミン
『バッドランド・ハンターズ』キャスト
ナムサン|cast マ・ドンソク(『悪人伝』『犯罪都市』『新感染ファイナル・エクスプレス』『エターナルズ』)
ジワン|cast イ・ジュニョン(『モラルセンス ~君はご主人様~』)
スナ|cast ノ・ジョンエ(『その年、私たちは』)
イ・ウノ|cast アン・ジヘ(『スレイト』)
ヤン・ギス博士|cast イ・ヒジュン(『マウス』『キマイラ』)
施設の先生|cast チャン・ヨンナム(『魅惑の人』『イルタ・スキャンダル』)
映画『バッドランド・ハンターズ』あらすじ
マッドサイエンティストのヤン・ギス博士は、娘のソヨンを救うためにたくさんの子供たちの命を犠牲にして実験を繰り返していた。
研究室に特殊部隊が踏み込んでくる。しかしそのとき超巨大地震が起こり、韓国と世界の文明は崩壊した。
それから3年後。
娘の命を守りきれなかったナムサン(マ・ドンソク)は、相棒のジワン(イ・ジュニョン)と一緒に荒廃したソウル近郊でワニなどの爬虫類を狩って、肉を住民と分け合っていた。
ある日、ギャングがやってきて18歳のスナ(ノ・ジョンエ)を連れて行こうとする。
ナムサンはギャングたちをボコボコにした。
ギャングはナムサンがハンターの異名で恐れられている人物だと気づいて逃げていく。
そんな中、ある女性が軍人を引き連れてナムサンたちが暮らす地域にやってくる。
女性は「スナと祖母が良い環境で暮らせるマンションがある」と勧誘した。
スナと祖母はナムサンたちに別れを告げてマンションへ。
しかしそのマンションは、ヤン・ギス博士が爬虫類と人間をかけ合わせる生体実験をする場所だった。
ナムサンとジワンは元空軍のイ・ウノ(アン・ジヘ)と出会い、彼女の手引きでマンションへスナを救出に向かう。
『バッドランド・ハンターズ』ネタバレなし感想・海外評価
アクションは痛快で、マチェーテ(でかいナタ)でワニや敵をぶった斬るマ・ドンソクを見ているとなぜだかホッコリします。
ただ、見どころはアクションオンリーで、ストーリーに深みはありません。
設定もツッコミどころ満載です。『マッドマックス』シリーズに届くほどのカタルシスはないです。
おすすめ度 | 55% |
世界観 | 40% |
ストーリー | 35% |
IMDb(海外レビューサイト) | 6.2(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 83% 一般の視聴者 % |
※以下、Netflix韓国映画『バッドランド・ハンターズ』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『バッドランド・ハンターズ』ネタバレあらすじ解説
拉致されたスナ
スナの祖母は離れた場所で軍人に殺された。それを見たナムサンとジワンは軍人たちと戦うが、体が再生するので手こずる。
イ・ウノという軍人が助太刀する。博士の研究で爬虫類の特性が備わった人間は首を切断しないと死なないらしい。
祖母と引き離されたスナは、マンションに連れていかれる。道中で同じ年齢のイ・ジュイェと出会った。
マンションではヤン・ギス博士が神のように崇められていた。
スナの友達イ・ジュイェは博士に寝かされ、首にチューブをつながれる。
スナは夜に寝床から抜け出して、実験体として下垂体から液体を抜かれているイ・ジュイェを発見。
イ・ジュイェの両親は娘の姿を見て泣き叫んでいた。両親がジュイェに触れると彼女は死亡。
ヤン・ギス博士は両親たちを殺した。
博士は胴体だけになった娘・ソヨンを液体でみたされた大きな容器に入れている。ソヨンの心臓は動いていた。
隠れていたスナは博士に見つかり、寝かされて首にチューブを繋がれる。
ラスト結末
ナムサン、ジワン、イ・ウノは、ギャングのタイガーのところにより、彼の一味をボコボコにする。
タイガーは人をさらってマンションに実験用として送り届ける役割を担っていた。そこでタイガーを車に乗せ、マンションまで案内させる。
ナムサンたちはタイガーを使って警備を油断させ、マンションを襲撃した。
イ・ウノの先導で地下にいる幽閉された兵士たちを助けに行く。しかし地下の牢獄にいたのは爬虫類人間となった兵士たちだった。
ナムサンたちはなんとか爬虫類人間たちを倒していく。
8階に来たイ・ウノはクォン曹長と戦うが、爬虫類人間と化していた彼に敗れて倒れる。
ナムサンはクォン曹長をボコボコにして、首を切断して胴体は下に投げ捨てた。
ジワンはスナがいる部屋に入るが、ヤン・ギス博士が投げた手榴弾で吹っ飛ばされる。
ナムサンはスナやジワンを救出。イ・ウノとともにマンションの外に脱出。
ヤン・ギス博士はスーツケースに入れた娘のソヨンの胴体と一緒に逃げた。しかしマンションの外で住民たちに囲まれ殴られている。
博士がマシンガンをぶっ放す。弾がソヨンの胴体に当たってしまった。
ナムサンがギス博士の頭を撃ち抜いた。
その後、ナムサン、ジワン、スナはもとの地域でお互いに助け合って、笑い合いながら暮らしていた。
映画『バッドランド・ハンターズ』終わり
韓国映画『バッドランド・ハンターズ』ネタバレ感想・評価
良い点:肉が飛び散る痛快アクション
マ・ドンソクが敵をワンパンKOしていくシーンが痛快です。
アン・ジヘが見せた蹴り技も素晴らしかったです。テコンドーの国ですね。
全体的にアクションは『ジョン・ウィック』シリーズのような一級品とまではいかないまでも、コンビネーションなどが練られていて見応えがありました。
爬虫類と人間をかけ合わせて新人類を作るコンセプトもグッド!
ときどきコントになります。
荒廃したディストピアで子供たちが授業を受けているシーンも笑いました。
韓国の学歴社会をディスっているようです。
ダメな点・ひどい点
本作はアクションだけの映画でした。女の子を救出するストーリーやディストピアの設定に面白みや深みは一切ありません。
体が再生する爬虫類人間と戦う素晴らしいアイデアがあるにも関わらず、マ・ドンソクが強すぎて爬虫類人間の設定を活かしきれていませんでした。
舞台を終末後の世界にしただけで、いつものマ・ドンソク無双です。
最後にヤン・ギス博士との対決か、もしくはホルマリン漬けの娘が再生するなどのラスボス戦があるのかと思いきや、あっさり撃ち殺して終わります。
もうひと勝負欲しかったと首をひねらざるを得ませんでした。
あとは設定について、大地震が起こったのはわかるのですが、なぜ雨が降らないのかよくわかりません。その辺もサラッとでも説明したほうがストーリーに没頭できたと思います。
最後のまとめ
Netflixオリジナルの韓国映画『バッドランド・ハンターズ』は、マ・ドンソクたちの迫力満点のアクションが楽しめましたが、ストーリーが薄っぺらすぎるのが残念でした。
力が入っているところ(アクション)と入ってないところの差が大きすぎます。
もう少しハラハラドキドキする物語だったら見終えたあとの印象がぜんぜん違ったと思いました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。映画『バッドランド・ハンターズ』レビュー終わり!
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