マジひどい駄作!実写【進撃の巨人】酷評:最悪のクソ映画で理性崩壊!感想レビュー考察解説

  • 2024年4月8日

邦画にも素晴らしい作品はたくさんある。しかし、話題作で面白い映画に巡り会う確率が低すぎる

そこで!評価が最悪な実写映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』を見て邦画の弱点を知り、少しでも世の中に発信していこうと思った!そうすれば少しずつだけど、日本の映画事情がよくなるはず!

志を高く掲げて実際に見てみたが、結果、心が折れて感受性が死にかけた。

目が死んでいるライオン

僕の感性へのレクイエムとして、映画「 進撃の巨人」のダメすぎるポイントを聞いてほしい。

進撃の巨人ひどい点/おっさんが演じるおっさん

最初の悲劇は、巨人の顔がその辺にいる普通のおっさんだということ。確かに原作漫画の巨人はおっさん顔のヤツがたくさんいて、それなりに不気味。しかし、それはマンガだから許せた。本作はなぜかクソ真面目に、おっさんでおっさんを実写化している

慣れないメイクをしたおっさん達が終始画面を埋め尽くす、「進撃のおっさん」状態。

大きなおっさんが人を喰い散らかす描写は変なグロさとマヌケさをあわせ持ち、観客の心は空中分解する。

進撃の巨人

映画のシーンで、街にいる大勢の人々が泣き叫んでいたのは巨人に喰われるからじゃない、この作品が映画史に残る駄作になることを知っていたからだ。

実写『進撃の巨人』ひどさ解説!軍なの?幼稚園なの?

あまり詳しくないのだが、実写版『進撃の巨人』に出てくる軍とは一体何なのか?小学校の先生と生徒の関係より規律が緩いのか?だとすると軍とは幼稚園のようなものなのか?

幼稚園児と先生

確かに進撃の巨人では勝手に軍用車から離れて巨人に襲われ、大声を出し仲間を窮地に追い込む女がいた。彼女は特に叱られてもいないので、幼稚園だとしても無認可だろうさらに主人公( 三浦春馬)も叫びだす。理性が未発達だとしか思えない。

あと、ちょっとお色気的な雰囲気の後、主人公たちの部隊が巨人たちに囲まれるのだが、巨人がいる街のど真ん中で野営するのに、見張りはいないのか?それともみんな当番を忘れるタイプなのか?先生は当番をチェックしないのか?

結論を述べると実写版『進撃の巨人』の軍の統率は幼稚園レベルである。家に帰れ。

キャストの足腰が弱い、汚れてない

進撃の巨人の三浦春馬

肉体労働が多い過酷な塀の中で生活しているにも関わらず、登場人物の体型はヒョロガリ体型で日本の現代っ子そのもの。走り方がナヨナヨしており、部活に入れなかった帰宅部連中が巨人と戦うという感じでいたたまれない。

役作りで筋肉付けたりとかしないの?実写だとガリガリの戦士は違和感がありすぎる。ここは原作に寄せなくていいんじゃない?

あと細かい点をいうと、登場人物やエキストラの髪型とかも”脂感”とか汚れた感じがないのもすごい違和感みんな髪サラッサラ。

高校の演劇部の発表会じゃないんだから、細部のリアリティはしっかり表現しような。

映画「 進撃の巨人」がつまらない理由/登場人物たちの関係性がツギハギ

眼鏡をかけるねこ

バックグラウンドの説明が不十分な登場人物が多すぎて、感情移入とか共感以前の問題。そんな状態でストーリーが進んで行くので、昨日となりに引っ越してきた人といきなり海外旅行に行かされるような バツの悪さを覚えてしまう

そのくせ、無駄なダラダラとしたシーンは多い。それなら登場人物の出会いやキャラ説明にもっと時間を割いてもよかったんじゃないのか?原作ではそこが魅力なのに。。

ピエール瀧

2019年は違法薬物で話題になったピエール瀧さん。進撃の巨人では狂言回し的な役だったが、軍の機密をいきなり一般人の主人公に喋ったり、いきなり飲んだくれになってたり、何してんの?という場面が多かった。(飲んだくれでベロベロの演技はうまい!演技なのかわかんないけど)

ただ、これも ピエール瀧さんの問題というより、必要なシーンを撮っていなかったり、編集が悪かったりした結果だと思う。

石原さとみが演じたハンジがイタい…

今作の 石原さとみさんは、主人公の部隊のリーダー的存在のハンジ。しかし演技はぶりっ子で痛い、小学校の学級委員長のようだ

ドラマや映画のキャリアがそこそこある彼女は、セリフの言い回しで空気を破壊することに非常に長けている。

しかも石原さとみさんは、監督の樋口真嗣さんと二人で話し合って今作のハンジというキャラを作り上げたらしい。そこで疑問が浮かぶ。

なぜいきなり叫び出すキャラにしたのか?センスがブラックホールすぎる!

石原さとみのカワイさって映画の雰囲気と引き換えにするべき要素なんか!?「インシテミル」から、 石原さとみはずっと僕の敵です(笑)。でも『シン・ゴジラ』でのカナコ役は良かったです。

ただ、樋口真嗣監督は庵野秀明とタッグを組んだ『シン・ウルトラマン』(2022)でもかなりやらかしてた印象…。

町山智浩さんの脚本なのに。。

映画「進撃の巨人」は著名な映画評論家の町山智浩さんが脚本に携わっているということで、期待していた部分も大きかった。

しかしストーリーはゴミクズだった。調べてみると、町山さんが書いた脚本は、原作者の意向や監督の思いつきで、まったく思い通りにならなかったそうだ。

複数の会社が出資する製作委員会方式では、いろんな大人の事情でストーリー改悪が起こってしまう。

むしろ町山さんも被害者だろう。大人の世界は怖い。

最悪な実写化「 進撃の巨人」考察・解説/最後のまとめ

結局、実写『進撃の巨人』は誰得の映画なのか?

君は得をしたか?このクオリティなら原作漫画ファンは絶叫、映画ファンは嗚咽(おえつ)するはずだ。

話題性で割と興行収入があった今作で、得したのは出資した会社だけだろう。彼らは真っ当な作品を作らずに金儲けしているのだ。これでいいのか日本の映画界!?

通販で漫画を買ったのに変な同人誌が届いたら当然文句を言うだろ!?映画界ではそんな状態がまかり通っているのだ

Netflixで今作を観た僕はまだいい(それでも後編のエンドオブワールドは確実に地雷だし怖くて観れない)。映画館の大迫力で観た人の中には、トラウマで二度と邦画が観れなくなった人もいるだろう。合掌。。レストインピース。

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