韓国ドラマ『悪の花』(2020) 全16話です。絶対に過去がバレたくない夫イ・ジュンギと、何が何でも真相を突き止めようとする妻ムン・チェウォンのせめぎ合いがたまらないシリアスサスペンス。
- 作品情報・キャスト・相関図
- ネタバレなしの感想
- 全話ネタバレあらすじ解説
- 最終回16話の意味を考察
これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)
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- 1 『悪の花』あらすじ
- 2 韓国ドラマ『悪の花』キャスト相関図
- 3 ネタバレなし感想・海外評価
- 4 韓ドラ『悪の花』最終回の感想・考察(ネタバレ)
- 5 1話ネタバレ『悪の花』
- 6 2話ネタバレ『悪の花』
- 7 3話ネタバレ『悪の花』
- 8 4話ネタバレ『悪の花』
- 9 5話ネタバレ『悪の花』
- 10 6話ネタバレ『悪の花』
- 11 7話ネタバレ『悪の花』
- 12 8話ネタバレ『悪の花』
- 13 9話ネタバレ『悪の花』
- 14 10話ネタバレ『悪の花』
- 15 11話ネタバレ『悪の花』
- 16 12話ネタバレ『悪の花』
- 17 13話ネタバレ『悪の花』
- 18 14話ネタバレ『悪の花』
- 19 15話ネタバレ『悪の花』
- 20 最終回16話ネタバレ『悪の花』
- 21 韓国ドラマ『悪の花』作品情報・予告
- 22 最後のまとめ
『悪の花』あらすじ
ペク・ヒソン(イ・ジュンギ)は誰にも言えない過去を捨て、妻・ジウォン(ムン・チェウォン)と娘と幸せに暮らしている。
ヒソンは人の気持ちがわからない反社会性人格障害(サイコパス)だが、そのことを隠して生活していた。
ある日、中華屋で猟奇殺人事件が発生。
ジウォンら警察の人間は、18年前の連続殺人鬼ト・ミンソクの事件と死体の状態が同じだとおどろく。
警察はミンソクの息子で18年前に村長を殺して逃亡し、現在も指名手配中のト・ヒョンスが犯人ではないかと考えた。
そんな中、ヒソンの正体を知る記者のキム・ムジン(ソ・ヒョヌ)が現れて…。
韓国ドラマ『悪の花』キャスト相関図
©︎BS12
ト・ヒョンス/ペク・ヒソン|cast イ・ジュンギ
イ・ジュンギ 代表作:映画『王の男』ドラマ『アゲイン・マイライフ』『無法弁護士~最高のパートナー』
チャ・ジウォン刑事|cast ムン・チェウォン
ムン・チェウォン代表作:『グッドドクター』『クリミナル・マインド:KOREA』『ペイバック~金と権力~』
韓国ドラマ『ペイバック〜金と権力〜』(Payback) 。イ・ソンギュンとムン・チェウォンが肉親を破滅させた裏社会のボスに復讐する痛快なストーリー! シーズン1は全12話です。 CineMag 金融や株式のプロと検事が[…]
キム・ムジン|cast ソ・ヒョヌ
ソ・ヒョヌ代表作:『エージェントなお仕事』映画『ファントム』『モラルセンス』
チャ・ジェソプ|cast チェ・ヨンジュン
チェ・ヨンジュン代表作:『ヴィンチェンツォ』『賢い医師生活』『調査官ク・ギョンイ』『アンナラスマナラ〜魔法の旋律〜』Netflix『ブラッドハウンド』
ト・ヘス|cast チャン・ヒジン
代表作:『夜を歩く士』 『アチアラの秘密』 『あなたはひどいです』
ネタバレなし感想・海外評価
イ・ジュンギ演じるサイコパス主人公がヤバすぎる過去を必死で隠そうとし、妻を演じるムン・チェウォンが刑事として真相を暴いていく。
この設定からして最高です。
ストーリーが進むにつれて驚愕の事実がいくつも判明していきます。
演技・演出ともにハイレベルで、サスペンスが好きな人なら絶対に見てほしい作品です。
おすすめ度 | 90% |
サスペンス度 | 93% |
ストーリー | 88% |
IMDb(海外レビューサイト) | 8.6(10点中) |
※以下、韓国ドラマ『悪の花』のストーリーネタバレありなので注意してください!
韓ドラ『悪の花』最終回の感想・考察(ネタバレ)
『悪の花』は序盤から中盤まではかなりサスペンススリラー色が強かったですが、最終回は抽象的なメッセージがつまった恋愛・ヒューマンドラマになりました。
中盤で寝たきりだったヒソンが目覚め、ト・ミンソクの共犯者であり殺人鬼のヒソンがヒョンスを追い詰めます。
ヒョンスは、ジウォンがヒソンに殺されたと思って彼を殺そうとします。しかしジウォンが現れて思いとどまり、ヒソンはホジュン(ジウォンの同僚)に射殺されました。
ヒョンスはヒソンに撃たれたせいで15年分の記憶を失い、最後は記憶を完全には取り戻せていない状態で妻・ジウォンや娘のウナとやり直す結末です。
これにはサイコパス的性質を少なからず持っているヒョンスを生まれ変わらせる意味があると思いました。
以前のヒョンスにとってジウォンやウナはかけがえのない存在だったことは確かです。
いっぽうでジウォンを愛したことはないとヘスに言うなど、自分の心に確信を持てていないこともわかります。
ヒョンスが記憶を取り戻しても、心は取り戻せるかわかりません。
だから銃で脳にダメージを負い、以前とはちがう人間として再生したと表現しているのだと思いました。
ヒョンスが心を取り戻したいという思いが、彼を新しい人間に生まれ変わらせたわけです。
主人公・ヒョンスがサイコパスじゃなくて心は温かい人間だった!とする曖昧で安易な終わり方でなく、しっかり反社会性パーソナリティ障害(サイコパスの正式名称)に向き合った幕引きだと思いました。
『悪の花』は欠落した人間が最愛の家族を得て、心を再生する物語なのです。
主人公ヒョンスとヒソンが完全に左右対称のようなキャラクターなのも興味深いです。
ヒソンは母に刺されて15年間意識不明だったわけですが、最終回でヒョンスも病院で15年間寝ていたような感覚におちいり、15年ぶんの記憶を失います。
ミンソクはヒソンを殺人鬼としての後継者=息子として選び、ヒョンスはペク院長とミジャに息子として育てられます。
ヒョンスとヒソンは表裏一体なのです。
心の善の部分がヒョンス、悪の部分がヒソンと捉えるとわかりやすいでしょう。
もちろん2人は別人ですが、ストーリーを抽象的にとらえると同一人物に近く、ヒソンという悪の犠牲でヒョンスが欠落した心を取り戻して家族とまた一緒になれたと考えると感慨深いです。
1話ネタバレ『悪の花』
時系列不明
プールで縛られて溺れるヒョンスを、ジウォンがキスをして助ける。
現在
18年まえに村長を殺した容疑者として指名手配されているト・ヒョンスは、大病院の院長夫妻の息子になりすまして表向きはペク・ヒソンとして生活している。
金属工芸家になったヒソンは最愛の妻で刑事のジウォンと結婚し、娘・ウナと3人で幸せに暮らしていた。
ジウォンは過去を知らず、ヒソンの本名がヒョンスであることすら知らない。
ジウォンは義父母を呼んでヒソンの誕生祝いをする。義父母はジウォンやウナに冷たく接した。
そんなとき、キム・インソ少年がマンションの階段から落ちて大怪我を負った事件が発生。
ジウォンは警察署から急遽出勤してほしいと要請される。
病院で目覚めたインソは、彼の父親・サンジンが階段から押したと告白。
サンジンは取調べを受けるが容疑を否定。ジウォンの同僚・チェ刑事はサンジンを怪しんだ。
ジウォンは調べを進めるうちにインソが同じマンションに住む少年の犬に怯えて落ちたと知る。
なぜインソはウソをついたのか。
ジウォンはインソの母・ヘヨンが夫に渡されて飲んでいるビタミンサプリメントの中身が違うことに気づく。
チェ刑事が父・サンジンの不倫を突き止めた。
サンジンは妻・ヘヨンと離婚して不倫相手と一緒になるために、ヘヨンに頭の働きが鈍る薬を飲ませていたのだ。
父の不倫と薬の件を知っていたインソが、階段の事故を父のせいにして母を守ろうとしたのだった。
キム・ムジン記者はナム・スンギルという人物から18年前の事件で指名手配をされているヒョンスの情報を得る。
ムジンはヒソンの工房(兼自宅)に偶然を装って入った。
ムジンはヒソンを見てヒョンスだと確信。
ヒョンスとムジンは同郷だった。
ムジンは7人を殺害して自殺した連続殺人鬼ト・ミンソクの息子であるヒョンスに暴力を振るった過去がある。
正体がバレたヒソン(ヒョンス)はムジンの首を絞めて気絶させ、地下室に監禁した。
エピソード1の感想
主人公を演じるイ・ジュンギのサイコパスの表情が怖すぎます。
家族が幸せそうにしている地下でムジンが監禁されている対比がたまりません。
さまざまな伏線が散りばめられた最高のスタートです。
2話ネタバレ『悪の花』
チョン・ムノクという1人暮らしの老婆の殺害死体が発見される。
死体の親指の爪は剥がされ、足首が折られていた。そばにロープも置いてある。
死体を見たジウォンたち警察は18年前のト・ミンソクによる連続殺人の死体に見せかけた模倣犯だと確信(捜査を撹乱するために過去の事件を真似た)。
ムノクにはギャンブル狂の息子がおり、彼が犯人の有力候補だった。
ジウォンは死体の指に赤い物質が付着していることを突き止める。口紅だった。
第一発見者の福祉センタースタッフのパク・ソヨンが、ムノクと一緒に作成した遺言書の母印にも口紅が使われていた。
両方が一致し、ジウォンはソヨンを逮捕。
ソヨンは長い階段と坂を登った先にあるムノクの家に毎回行くのが嫌になって殺したと笑う。
彼女はサイコパスだった。
ヒソンは地下に監禁しているムジンに、18年前に俺が村長を殺したと言う。
ムジンの手帳を見たヒソンは、彼がヒョンスに関する情報提供者のナム・スンギルと会う予定だと知る。
ヒソンは待ち合わせ場所に来たスンギルを遠くから監視し、ムジンのふりをして電話でやり取りした。
スンギルはヒョンスに脅迫されているという。ヒョンスの偽者がいるのだ。
夜になり、ジウォンはヒソンが家から抜け出して深夜3時すぎにレインコートを着て帰ってきたのを不審に思った。
同じ頃、スンギルが自身が営む中華店で殺されていた。
エピソード2の感想
笑顔の練習をするヒソンが怖すぎます。
スンギルを殺しちゃったのでしょうか?でもミスリードな気もします。
あと、幼稚園で他の子とトラブルになって泣くウナが可愛すぎ。韓国の子役って演技上手いですよね。
3話ネタバレ『悪の花』
スンギルの死体は親指の爪がはがされ、ハウンドというメーカーのリードが首に巻かれ、アキレス腱が切断されていた。
情報が公開されていない点についてまで18年前にト・ミンソクが起こした連続殺人の死体と一致している。
警察は18年前に村長を殺して逃走し、指名手配中のミンソクの息子・ヒョンスの仕業だと考えた。
ヒョンスが父・ミンソクと一緒に殺しをしていたという噂があるのだ。
ヒソンはムジンを殺すつもりはなかった。
弱みを握るためにムジンを尋問し、アパートにあるPCに彼が殺人に関わった証拠となる動画があると聞き出す。
ヒソンはムジンのアパートへ行きPCの動画を見る。フォルダにあったのはムジンが高校の頃にヘス(ヒョンスの姉)を撮影していただけの動画だった。
ムジンは時間稼ぎのためにヒソンをだましたのだ。
ドアがノックされる。なんとムジンを探しに来たジウォンと部下のホジュンが来ていた。
ヒソンは隠れるためにベランダの柵をこえ、転落を覚悟で外壁にしがみついた。そしてヒソンに電話をかけ「家にムジンがやってきた」と言う。
電話を受けたジウォンは去っていった。
ヒソンは家に帰って地下室を開けると、拘束をといたムジンが襲ってきた。
ヒソンはムジンの部屋のビデオテープに、18年前のト・ミンソクの家の地下が映っていたのを見つけたと話す。
ムジンはミンソクが殺人者だと知りながら通報しなかったのだ。世間に知られれば大問題になる。
ヒソンとムジンはお互いに秘密をにぎり合い、協力することにした。
ジウォンが家にやってくる。ヒソンとムジンは傷だらけだったが、勘違いからケンカしたことにしてごまかした。
スンギルが殺される直前にコンタクトを取っていたムジンは警察で取り調べを受ける。
ムジンのスマホにスンギルが殺されるまえにかけて来た電話の録音が残っていた。
スンギルは「ヒョンスが来た!」と叫んだあとで、監視カメラに映っていたレインコートの男に殺されたようだ。
ヒョンスとスンギルは過去に金銭関係のトラブルもあったようだ(スンギルが同じ中華屋で働いていたヒョンスの左肩をナイフで刺し、金を奪おうとする。ヒョンスはスンギルを倒して立ち去るが、よろめいて交通事故にあった)
チェ刑事はその時間帯に周辺でレインコートの男を乗せたタクシー運転手パク・ギョンチュンに事情聴取。
ムジンはニュースでスンギルが殺された時刻が午前3時ごろだと知り、その時間はヒソンと自分はしゃべっていて地下室の時計の鐘がなったことを思い出した。
ヒソンはスンギル殺しの犯人ではなかったのだ。
ムジンはヒソンに接触し、俺たちが真犯人を捕まえないと本物のヒョンスであるおまえが逮捕されると言って同盟を結ぼうと提案した。
スンギルを殺した真犯人は自宅で吐血していた。携帯には金の鯉のストラップがついている。
いっぽう、院長ペク・マヌは、植物状態で自宅で寝ている本物のヒソンに流動食を与えていた。
過去に交通事故にあったヒョンスをヒソンに仕立て上げたのだった。
エピソード3の感想
ヒソンがムジンのアパートの外壁で落ちそうになりそうなシーンがスリリングでした。
しかもその状態で電話をかけるとは…トム・クルーズ並みに機転が効きます。頭いいやり方でしたね。
ヒソンの父母が孫のウナにまで冷たい理由がわかりました。親族でもなんでもないヒョンスにヒソンのフリをさせていただけなので、血のつながりがなくウナはたんに他人の子供なんですもんね。
4話ネタバレ『悪の花』
ジウォンはヒョンスの姉のト・ヘスに会う。ヒョンスとは18年前の事件以降会っていないらしい。
ヒョンスの写真も残っていないようだ。
ヒョンスはムジンのふりをして殺されたスンギルの妻に話を聞く。スンギルはいつも同じタクシーを利用していたらしい。
ヒョンスが容疑者であるとニュースで流れ、ヒソンの母・ミジャは入れ替わりがバレる可能性を考えて激怒した。
ト・ミンソクとヒョンスが暮らしていたカギョン里のオ・ボクチャおばあちゃんがニュースを見て、たまたまヒョンスが映っている5年前の写真があると警察に電話する。
ジウォンとホジュンは車でカギョン里に向かった。
警察のやり取りを盗聴している人物がいた。タクシー運転手のパク・ギョンチュンだ。
パクもカギョン里へ向かった。
警察で似顔絵作成に協力させられていたムジンは写真の件を知り、ヒョンスに知らせる。2人は車を飛ばしてカギョン里へ急いだ。
ムジンがボクジャの家に入る。ボクジャは縛られており写真も盗まれたようだ。ムジンも殴られて倒れる。
ヒョンスは出てきたパクを追いかけ、揉み合いになった。
パクはチョン・ミスクを知っているか?とすごい形相でにらんできた。
車の音が聞こえ、ジウォンたちがやってくる。
パクは近くの民宿で待っていると言って去っていった。
ヒョンスも逃げるが近くの納屋でジウォンに追いつかれる。ヒョンスは布でとっさにジウォンの顔を隠した。上から工具が落ちてきたのをヒョンスがかばって怪我をする。
ジウォンに手錠をかけてヒョンスは逃げた。
ボクジャの証言で、犯人は写真のどの人物がヒョンスかたずねていたことが発覚。
犯人はヒョンスではなかった。
パクはト・ミンソクに殺されて死体が見つかっていない女性チョン・ミスクの夫だった。ミスクの遺体を探しにたびたびカギョン里に来ていたと言う。
パクはヒョンスのふりをしてスンギルを殺害することで、捜査に進展がでてミスクの手がかりがつかめると考えたのだ。
ジウォンは納屋に自分が夫・ヒソンにプレゼントした時計が落ちているのを見て驚いた。ベルトのイニシャルも一緒だ。
ヒョンスは民宿にやってきたパクと会った。
エピソード4の感想・考察
タクシー運転手・ギョンチュンが犯人で、警察署においていったタンブラーで盗聴していた展開はサスペンス好きとしては胸熱でした。
ギョンチュンがスンギルを殺したことは分かりましたが、ヒョンスのフリをしてスンギルを脅していたのは違う人物ですよね?誰なんでしょう。
個人的にはムジンが結構怪しいと思ってます。彼がミンソクが殺人犯だと黙っていたのは共犯だからでは!?
5話ネタバレ『悪の花』
2006年
ジウォンは人付き合いが苦手なヒョンス(ヒソン)に「私が愛してあげる」と言ってキス。
ジウォンのキスで殺人鬼の父・ミンソクの黒い影が離れていくのを感じたヒョンスは、ジウォンに熱いキスを返した。
現在
パクはヒョンスに、チョン・ミスクはミンソクの連続殺人の最後の被害者で自分の妻だと言う。
ヒョンスはパクのタクシーに乗るが、薬品をかがされて倒れる。
ヒョンスはパクの足を刺して何とか外に逃げ、自分が映っていた写真を燃やす。しかしパクに連れ去られてしまった。
ジウォンは落ちていた時計が自分のものだということにした。
民宿からの通報を受け現場へ行くと、夫・ヒソンの携帯が落ちている。
ジウォンはタクシーの位置追跡をしてパクとカーチェイスを繰り広げるが、パクが投げたタクシーの無線がフロントガラスに当たって路肩に突っ込んでしまう。
パクはアジトでヒョンスの胸を刺すなど痛めつけ、妻・ミスクの死体のありかはどこかと問う。
ヒョンスは自分が父の共犯者ではないから知らない、鯉のストラップも父の葬式で姉から渡されたと言うが、パクに信じてもらえない。
パクはヒョンスをプールの底にしばり、水を入れはじめた。
チェ刑事の案でジウォンたちはパクの自宅を捜査し、パクのアジトに鍵をつけた鍵屋に連絡してアジトの場所を突き止める。
アジトについたチェ刑事はパクと乱闘になって腹を刺されながらも、パクの頭を壁のパイプに打ちつけて気絶させる。
パクの頭から血がダラダラと流れた。
ジウォンはヒソン(ヒョンス)に水中でキスをして空気を送った。
ナイフで拘束を解いて引き上げ、応急処置をする。
エピソード5の感想
水中でキスするヒョンスとジウォン。胸が締め付けられる最高に美しいの愛のシーンでした。
グッとくる名場面です。
第1話のプールでのキスシーンはここだったんですね。
6話ネタバレ『悪の花』
ヒョンスは意識不明の状態で病院に運ばれ、10日後に目覚める。
ジウォンは夫が意識を取り戻したことに安堵するが、夫が何者なのか疑問も抱いていた。
ヒソン(ヒョンス)が目覚める前にうなされて「姉さんは普通に生きろ、僕はもうト・ヒョンスには戻らない」とハッキリ言っていたからだ。
ジウォンは工房の地下を調べ、血痕があるのを確認。夫がヒョンスで大きな闇を抱えていると確信した。
パクに刺された傷が回復したチェ刑事は、ヒソン(ヒョンス)のベッドへ行きなぜ現場にいたのか質問。
ヒソンはムジンと一緒にミンソクの工房を取材に言ったことにしたが、チェに怪しまれる。
犯人のパクは頭蓋骨を骨折して同じ病院にいた。脳波は安定しているが意識を取り戻さない。
ヒョンスは院長であるペク・マヌ(表向きの父)から、今日パクを殺さないと警察に勾留されて真実がバレるといわれ、パクを殺すための注射器を受け取る。
ヒョンスが夜中に病室にいくと、意識のないフリをしていたパクが目をギョッと開ける。
ヒョンスは金の鯉のストラップは姉・ヘスが葬式にきた人物からもらい、それを自分がゆずりうけたと説明した。
パクはヒョンスが妻を殺した犯人ではないと考え直す。ヒョンスは点滴に注射を打って脅かした。
ヒョンスは共犯者を探そうとパクに呼びかける。
ムジンは18年前に車で連れ去られるミスク(パクの妻)を目撃したチャン・ヨンヒに取材。ヨンヒは電話機の録音テープを出し、運転していた人物に脅迫されていたと告白した。
ミスク殺害の犯人はミンソクではなく、共犯者がいたのだ。
エピソード6の感想・考察
ジウォンがとうとう夫がヒョンスだと知ってしまいましたね。
そしてミスクを殺したのがミンソクでないと明らかに。ひょっとしたらミンソクが殺人鬼じゃないパターンか?
謎は明らかになるどころかさらに深まってきました。
7話ネタバレ『悪の花』
ヒョンスは退院して自宅に戻ってきた。
ジウォンは夫に新しい腕時計をプレゼント。
ジウォンはヒョンスの過去を調べるために児童心理相談所へ。ヒョンスが先天的なサイコパス気質で、カセットテープを聞いているときに刺激されると怒り狂うことがあったと職員から聞かされた。
18年前の録音が出回り、ミンソクに共犯者がいたことを突き止めたムジンは一躍ときの人となっていた。
ムジンのところにト・ヘスがやってくる。
ムジンはヘスの父ト・ミンソクが殺人鬼だと知ったあとで、恋人だったヘスにひどい言葉を投げて関係を絶ったことを謝罪した。
ヘスは18年前の村長殺害はヒョンスでなく自分がやったと告白。ミンソクの共犯もヒョンスではないと言う。
ジウォンはスンギルの妻から受け取ったヒョンスのバッグを夫の前に投げる。そして工芸品のノートを出し、ヒョンスどんな人物か意見を聞きたいとかまをかけた。
ヒョンスは動揺してデッサンだけではわからないとごまかす。
ジウォンはヒョンスを殺人鬼ト・ミンソクの工房の地下室へ連れていく。被害者たちが監禁されていた場所だ。
ジウォンはカセットテープを再生すると、大きな古時計のメロディが流れた。
ヒョンスはパニックで倒れる。ジウォンはヒョンスを車に乗せて帰ることにした。
夜中、ヒョンスはムジンの家へ相談にいく。
新しい時計にGPSを仕込んでいたジウォンはヒョンスの居場所をパソコンで確かめていた。
エピソード7の感想
ずっと騙され続けていたジウォンがヒョンスを精神的に追い詰めています。
ドSなジウォンは見応え抜群ですね(笑)。
村長殺しが姉・ヘスだったというまさかの事実も判明。
大きな古時計のメロディはヒョンスが子供の頃に歌っていたものでしょうか?
謎が心地よいです。
8話ネタバレ『悪の花』
2005年
ヒョンスは意識不明の重体のヒソンの代わりに住民登録し、ヒソンになりかわった。
現在
ジウォンやホジュンたちは少年犯罪をおっていた。すると犯罪グループの中にインソ(第1話に出てきた少年)を発見。
インソは父親が逮捕されて母親と一緒に暮らすのが辛くなったと話した。
ヨンジュン市連続殺人事件(ミンソクの事件)の再調査が決定し、ジウォンやチェ刑事、ウチョル、ホジュンのチームが担当することになる。
ヒョンスはムジンの仲介で姉・ヘスに会う。ヘスはヒョンスを抱きしめた。
18年前、ヘスが村長に襲われそうになって抵抗して刺し殺してしまった罪をヒョンスがかばったのだ。
ヒョンスとヘスを見張っていたジウォンは、ヒョンスが「ジウォンを1度も愛したことない」と言っているのを聞き、絶望的なショックを受けてその場を去った。
ヒョンス、ムジン、ヘスの3人はムジンのアパートで共犯者を探そうと話し合っていた。
そこにヒョンスの時計のGPSを見たジウォンがやってくる。
いっぽう、秘密に耐えられなくなったミジャは家の秘密の部屋で意識不明のヒソンの呼吸器をはずす。するとなんとヒソンが目を覚ました。
エピソード8の感想
第8話はさまざまな驚きに彩られた回でした。
まず第1話で事件を解決してやったインソが不良になってる…。そして「父の罪を知らないふりしておけばよかった」発言まで。
まあ父が逮捕されれば自分も周りから犯罪者の息子としていじめられるので、ねじまがるのも仕方ないかもしれません。
そしてヒョンスの愛したことない発言…。ジウォンからすれば最悪ですね。
さらに本物のヒソンが目覚めるという…。後半に向けて一気にストーリーにエンジンがかかってきました。
9話ネタバレ『悪の花』
ヒョンスは記者のムジンにト・ミンソクの工房について意見を求められたとごまかす。ヘスとも今日はじめて会ったことにした。ジウォンは納得したフリをした。
ジウォンは、18年前のミスク連れ去りの目撃者チャン・ヨンヒへの脅迫電話を解析に回した。
ヒョンスはこの家にやってきた5周年パーティーとして屋上でBBQをする。
ジウォンは解析したデータに他の男の声が混ざっていると言って、その音声をヒョンスに聴かせた。
ヒョンスはミスクが誘拐された時刻に父・ミンソクと一緒にバーにいたことを思い出した。音声のカンカンという音はアイスピックで氷を砕く音だ。
ミンソクはその日息子をいろいろな場所へ連れ回してアリバイ作りに利用し、バーで共犯者にさりげなく車の鍵を渡したのだ。
ジウォンはヒソン(ヒョンス)に、あなたが嫌いになったから別れるつもりだと泣きながら言った。
ヒョンスは理由がわからず戸惑う。
ヘスはムジンを家に呼んで電気のつかない暗い部屋を見せ、18年前に私の心は壊れてしまったと言う。
ヘスの部屋から出て行ったかと思ったムジンは電灯を買って戻ってきた。
ジウォンたちは、ミスクが失踪前に電話をかけていた人材派遣会社が怪しいとにらむ。
ジウォンが仕事を探しているフリをしてその会社に電話。ファン・ジョンスンという担当スタッフとラブホテルで落ち合い面接することになった。
ジウォンはやってきたジョンスンから話を聞いたあとで逮捕。しかしジョンスンは窓から逃げようとして落下し、病院へ運ばれてしまう。
いっぽうヒョンスはかつて父と一緒に行ったバーの店員を脅し、人材派遣会社の社長ヨム・サンチョルと会う。
ヨムは人間を捕まえて売っていると話した。
ヒョンスは俺が顧客になると交渉した。
エピソード9の感想
今回はムジンがカッコよかったですね。ヘスとよりを戻して欲しいと応援したくなりました。
そして人身売買組織が登場。
組織のおばちゃんファン・ジョンスンが逃げようとして落ちる展開はちょっと唐突な気がしました。
ジョンスンが捕まってしまったらヒョンスが人身売買組織と絡むながれが作れないからなのでしょう。
10話ネタバレ『悪の花』
ヒョンスはヨム・サンチョルから購入できる人間の映像を見せられる。3名のなかにインソがいた。
ヒョンスはインソを買うと言い、1億ウォン払うからト・ミンソクの共犯者の写真も用意しろと言った。
ヘスは家に戻ってきたムジンに私の気持ちはわからないと言う。
ムジンはあのときに逃げたから今気持ちがわかると話した。
ジウォンはファン・ジョンスンの落下の責任で追い詰められてヒョンスを呼び出した。
そしてヒョンスに、「嫌いも別れるも本気じゃない。愛してる」と言って泣いた。
ジョンスンは病院で死亡。
ヒョンスはインソの他に監禁されている人たちも助けるために声を変えて警察に電話。ジウォンたちのチームが人身売買の取り引きのときに乗り込むことになった。
ヘスは催眠療法をほどこしてもらい、父・ミンソクの葬式に来て金の鯉を渡した人物の左手の爪が異様に短く、緑のリストバンドから彼がイルシン大学病院企画の海外医療ボランティアに参加したことがあると知った。
チェ刑事は、カギョン里のオ・ボクチャ(タクシー運転手・パクに写真を奪われた人物)から電話を受け、部屋に落ちていた音声レコーダーを引き取る。ムジンのものだ。
チェ刑事はレコーダーの音声でヒソンの正体がヒョンスだと知って驚いた。
エピソード10の感想
まさかヒソンの父、院長ペク・マヌがミンソクの共犯者なのか?
もしくは目が覚めて「母さんは悪くない…」と息も絶え絶えに言っていた本物のヒソンが犯人なのか?
ヒョンスからすればまんまと騙された格好ですね…。そしてチェ刑事にも正体がバレてしまい逃げ場がありません。
ヒョンスがときどき発作なのか胸を抑えて苦しんでますが、ジウォンへの愛を体と頭が認識しているということなのでしょう。
11話ネタバレ『悪の花』
チェ刑事はジウォンを屋上に呼び出し、ヒョンスのことを知っていながら隠していたことを責めた。
ジウォンは泣いて土下座し、人生をかけてヒョンスの無実を証明すると言う。しかしチェは見逃せないと答えた。
ヒョンスは院長ペク・マヌに電話し、共犯者を探す手がかりをつかむため1億ウォン借りる。
夜、ヒョンスはヨム・サンチョルに会って金を渡した。(盗聴器の音声を聞いたムジンが、インソの引き渡し場所を警察に伝えた。)
ヨムに電話がかかってくる。ペク・マヌからだ(ヒョンスは知らない)。
ペクは金を倍払うからヒョンスを消せと依頼。ヨムはうなずいた。
警察は人身売買の取り引き場所でヨムの手下イ・テソプ(バーテンダー)らを逮捕。囚われていたインソたちを助けた。
ヒョンスはヨムに殺されそうになる。ムジンがヒョンスを助けに事務所に入ってこようとするが、ヨムの部下に追いかけられて逃げた。
ヒョンスはしばられて灯油をかけられ、火をつけられそうになった。そこへジウォンがやってくる。
ジウォンはヨムに殴られるが、拘束をといたヒョンスがヨムをボコボコにした。
ジウォンはヒョンスに逃げろという。
ヒョンスは車で逃げるがジウォンに電話。やってきたジウォンにヒョンスだったことを隠しててごめんと大泣きしながらあやまった。
ヒョンスは捕まることを覚悟でジウォンと家に帰る。
ヘスは院長ペク・マヌの家へ行き、ミンソクの共犯者を探したいからイルシン大学病院企画の海外医療ボランティアの名簿を探しておいてほしいと頼んだ。
ドアの後ろでヒソンが爪を噛みながら聞いている。ミンソクの共犯者はヒソンだったのだ。
ヨムは警察に捕まるが隙を見て逃げ出した。ヒソンの写真を持っている。
朝になり、ヒョンスの家にチェ刑事がやってきた。
エピソード11の感想・考察
10年以上意識不明だった本物のヒソンが共犯者だったとは驚きでした。両親のペクとミジャには「ミンソクに親を殺すと脅されてやった」と言っていましたが、明らかにウソっぽいですね。多分サイコ野郎なのでしょう。
ヒソンは誰かのところへ車で向かいながら、“かたをつける”とヨムに電話で話してました。誰かと仲違いして暴行を受けて意識不明になったのでしょうか?
それが誰なのか気になります。警察のウチョルとか怪しいと思います。
とにかく後半戦はヒョンス VS ヒソンの展開になりそうですね。
12話ネタバレ『悪の花』
十数年前:ヒソンの過去
ヒョンスを車ではねてしまったヒソンは父に連絡する。しかしつながらない。
家では母・ミジャは、ヒソンのベットの下から殺人の被害者の写真と、左手の親指の爪を見つけて驚く。血のついたナイフもあった。
ミジャが外へ出るとヒソンがまだ息のあるヒョンスを庭に埋めようとしている。ミジャは怖くなって我が子・ヒソンをナイフで刺した(ヒソンは意識不明で寝たきりに)。
現在
チェ刑事はヒョンスが18年前の村長殺人の犯人ではないと確信し、逮捕はしないと話した。
ヒョンスは院長と逃亡中のヨムを同時に捕まえるために、院長に電話して今日別荘へ行くと伝えた。
ヨムが金欲しさにヒョンスを殺すために別荘へきたところをチェ刑事がとらえる算段だった。
ペクはヒソンが意識不明になるまえにヨムにト・ヘスを探してほしいと頼んでいたようだとミジャに話す。
ヘスはムジンに、18年前に村長が悪魔ばらいと称してヒョンスを追い詰めたせいで、ヒョンスに父の幻影が見えるようになったこと。村長にヒョンスの悪魔ばらいを止めてと頼んだら暴行されそうになって殺したことを話した。
ヘスは警察署へ行き自首しようとする。しかしジウォンにさとされて考え直した。
ムジンは昔プレゼントしたネックレスをヘスに渡す。
院長の家のお手伝いで聾者(耳が聞こえない人)のパク・スニョンは、ヒソンや家族の秘密を知り、ミジャをゆする。
陰で聞いていたヒソンが立ち上がってスニョンを絞殺した。
ヒソンとミジャと院長はスニョンの死をどう後始末するか考える。
そこへヒョンスとジウォンがやってきた。
エピソード12の感想
意識が戻ってから車椅子だったヒソンが、ヌッと立ってお手伝いさんを追い詰めるシーンは驚愕でしたね。狂気の名場面でした。
ヒョンスはなぜ過去にヘスを探していたのでしょう?まだ恐ろしい秘密が隠されているのか?
それにしてもヒョンスは想像以上に壊れてますね…。
13話ネタバレ『悪の花』
ヒソンとト・ミンソクの出会い
高校生のヒソンは屋上からレンガを落として犬を殺害。
母・ミジャが児童心理相談所で「勉強で厳しくし過ぎた私の責任だ」と言う。
ヒソンは待合室で子供のヒョンスを診療に連れてきたト・ミンソクに会い、“同類”であることを見抜かれた。
現在
院長はヒョンスとジウォンに寝たきりのヒソンを見せる(寝たフリ)。
ミジャは院長が共犯者だと疑うヒョンスたちに、お手伝いのスニョンが筆談で書いた脅迫文を見せ、他の人物が犯人の可能性があるとミスリードする。
停電が起こり(わざと)、ミジャはロウソクを落とすふりをしてビニールテープをヒョンスに触れさせた。
停電の間にヒソンは家から抜け出し、スニョンの死体を森に埋めた。
ヒョンスたちが家にくる前、ミジェはスニョンのふりをして自宅を出てタクシーに乗る映像を残していた。
チェ刑事は別荘にやってきた人物を逮捕するが管理人だった。ヨムは直前でヒソンに別荘へ行くなと指示を受けていたのだ。
すべてヒソンの作戦だった。
ヘスは夜にタバコの吸い殻を見つけ、何者かが自分の部屋を監視していたと知っておびえた。
ヒソンは夜中に公衆電話からヒョンスに連絡。ヒョンスはその公衆電話へ向かうと、ガラスに“かくれんぼだ”と書かれていた。
翌朝、ジウォンはヒョンスがまた抜け出したことを知って不審に思う。
ヨムは精神病院からある人物を退院させる。生きていたチョン・ミスク(タクシー運転手・パクの妻)だった。彼女はヨムの切り札なのだ。
ヨムはミスクをト・ミンスクの工房へ連れていった。
ヒョンスはヨムに電話をかけると、ミスクが出て驚く。
まもなくスニョンの遺体が森で発見される。左手親指の爪がなかった。
発見されたスニョンの筆談ノートには“乱暴をしないでくれ”と書かれていた。
警察はスニョンの知り合いの犯行だと確信(スニョンはヒソンに向けて書いたもの)。
さらにスニョンを縛っていたテープから指紋が検出される。指紋データで照合できないことから、17歳未満か身分証のない人物の犯行だと考えられる。
ジウォンは自宅でヒョンスの指紋をとり、検出された指紋と合致したのを見て驚愕。ヒョンスを逮捕しようとする。
ヒョンスはジウォンに疑われたショックでパニックに。
昔父・ミンソクから「お前の母を愛していたが理解されなかった」と言われたことを思い出して錯乱し、ジウォンにナイフを向けた。
あとからジウォンの家の録画映像を見たチェ刑事たちは驚いた。
エピソード13の感想
完全にヒソンに踊らされるヒョンス。さらに錯乱しちゃいました。
家で意識不明のフリをしているヒソン最強ですね。
そしてまさか、ミスクが生きていたとは。衝撃的でした。
14話ネタバレ『悪の花』
ミンソクとヒソンの過去
ミンソクはヒソンがミスクを連れてくるときに目撃者を出してしまったことを責め、「ミスクを崖から落として殺したあと、彼女は事故で死んだことにして自首しろ」と言う。
ヒソンはミンソクを後ろから襲い、石で何度も殴って殺害した。その間にミスクは逃げたのだった。
現在
ヒョンスはジウォンに持っているのがペーパーナイフだと説明し、自分に協力しているとバレると罪をかぶることになるからだと釈明した。
しかしジウォンはヒョンスを信じきれず、手錠をかけた。
チェ刑事たちが家に突入してくる。
ヒョンスは自分が捕まったら生きているミスクが死んでしまうとジウォンに話し、隠し通路から一緒に逃げた。このとき警察証を落とす。
ヨムはヒソンに電話してミスクを監禁していることを知らせ、彼女のぶんの料金を請求(ヒソンは十数年前にミスクを探させていた)。
ヒョンスはモーテルでジウォンに手錠をかけ、単独行動に出る。ジウォンは自分も連れて行けと叫んだ。
スニョン殺害の容疑者にされたヒョンスは、ヨムに電話して彼と組むことに。
ヘスの家に黒づくめの男が現れる。チェ刑事が捕まえると、ゴシップ記者だった。
ジウォンの母が倒れて入院。ジウォンは娘・ウナをヘスに預けた。
ヘスはウナの荷物を取りにヒョンスの家へ。そこで待ち構えていたのはヒソンだった。
ヘスは偶然ジウォンの警察証を持っていたので彼女のフリをする。
ヒソンはヘスをナイフで刺した。
エピソード14の感想
やはりミンソクは自殺じゃなかったんですね。
でもヒソンに殺されてなかったらヒョンスが知らないところでずっとミンソクによる殺人が続いていたと思うと、それも恐ろしいです。
あとはヘスが心配。死んでほしくないです。
15話ネタバレ『悪の花』
ムジンはヒョンスの家で倒れているヘスを発見し、泣きながら病院に電話。ヘスの刺し傷は内臓に達しており、手術が行われた。
ジウォンはドライブレコーダーの映像を入手。チェ刑事はなぜ映っているミンソクの共犯者がドライブレコーダーを気にしないのか不思議に思った(15年意識不明のヒソンはドラレコの存在を知らない)。
チェ刑事はスニョンに宅配をした人物から、耳が聞こえないはずの彼女がノックしたら出てきたと証言を取った。ジウォンはヒソンが目覚めていて、母・ミジャが協力していたと確信。
ジウォンはボランティアの名簿を取りに院長宅に行ったムジンに、ヒソンが共犯者だと電話。ムジンはヒソンのベッドに誰もいないのを見つけた。
院長がムジンを注射器で殺そうとする。ムジンは昔地下室に入ってビニールの中で動いているものを見たが、ミンソクに「キバノロ(シカの一種)だよ」と言われて恐怖のあまりそれを信じるしかなかったことを話した。
観念した院長はその場に崩れる。
警察がやってきて院長とミジャは逮捕された。
ヒョンスはト・ミンソクの工房の地下にいるミスクと会い、錠前をつけてその鍵を檻の中にいる彼女にわたした。ヒソンが手を出せないようにだ。
ヨムに呼ばれてヒソンがやってくる。金をもらったヨムは地下室から出ていくが、札束に振りまかれていた殺鼠剤を吸って家の外で死亡。
地下に潜んでいたヒョンスがヒソンを何度も殴って椅子にしばった。
ヒソンは笑い、ジウォンを殺害したことを告白。
ヒョンスが警察に電話すると、ジウォンは刺されて死んだと言われる。
実際に刺されたのはヘスだったが、警察がヒソンを騙すためにニセの情報を流していたのだ。
ヒョンスは怒り狂い、ナイフでヒソンを刺し殺そうとする。しかしヒョンスを殺人犯にしたくないミスクがヒョンスを取り押さえた。
ヒソンはその隙に外へ逃げる。
怒りで狂ってしまったヒョンスは外に逃げたヒソンの足を切りつけ、また逃げさせて追い詰める。
崖の上でヒソンを刺し殺す瞬間に、牢を抜け出したミスクから連絡を受けたジウォンたち警察がやってきた。
ヒョンスはなんとかヒソン殺害を思いとどまる。
しかしヒソンが警官から奪って銃を放ち、ジウォンをかばったヒョンスに弾が当たった。ヒョンスは倒れる。
いっぽう、病院でヘスが目を覚ましていた。
エピソード15の感想
妻が殺されたと聞かされたヒョンスの狂気の表情が怖すぎて身震いしました。
イ・ジュンギの演技力がすさまじいですね。
ト・ミンソクはヒソンを殺人鬼にし、今度はヒソンが自分を殺されてヒョンスを殺人鬼に堕とそうとする呪いの連鎖が浮かび上がってきました。
ちなみに、キバノロって何かと思って調べてみたら韓国や中国にいる牙があってツノがない小さなシカなんですね。初めて知りました。
最終回16話ネタバレ『悪の花』
ホジュンがヒソンを撃った。ヒソンは即死。
ヒソンが撃った銃弾はヒョンスの頭に当たった。ジウォンが泣き叫ぶ。
病院では、ヒョンスの頭蓋骨にはヒビが入っているが、命に別条はないことがわかった。
しかしヒョンスは病院でなかなか意識を取り戻さず、やっと目覚めたのは1カ月後だった。
ヒョンスはヒソンに車で轢かれた15年前よりあとの記憶を失っていたのだ。
数ヶ月後、一緒に過ごせたことを思い出せないヒョンスはジウォンと距離をおき、ムジンの部屋で生活していた。
ヘスの裁判(18年前の村長殺し)がはじまり、ヒソンはヒョンスと一緒に死んだ村長の甥ヤン・ジンテに会う。彼の証言で村長がト・ミンソクの遺産を着服するためにヒョンスに何度もおはらいを繰り返していたことが判明した。
ヒョンスはジウォンの断片的な記憶は思い出しつつも、自分に心があるのか確信が持てず、ジウォンの前で泣いた。
ヘスは裁判で無罪となる。再スタートを切るためにスペインに建築を学びに留学することになり、ムジンは涙を流した。
ヒョンスは院長に会った。彼は人格が崩壊しており、ヒョンスのことをヒソンだと勘違いしている。
ミジャは面会に来たヒョンスに、あなたはジウォンを大切にしていたと伝えた。
ヒョンスは新しい工房を探して、記憶を思い出せないまま、売りに出されていた自分のもとの工房にきていた。
そこへジウォンが現れる。
ヒョンスはジウォンにキスをした。ウナを迎えに行き、家族3人でぎゅっと抱きしめ合う。
韓国ドラマ『悪の花』最終回16話 終わり
韓国ドラマ『悪の花』作品情報・予告
原題:『악의 꽃』英題『Flower of Evil』
ジャンル:サスペンス・ラブロマンス
年齢制限:13+(暴力や残虐なシーンあり)
監督・演出:キム・チョルギュ
脚本:ユ・ジョンヒ
制作:tvN
ネット配信:U-NEXT,Netflix
最後のまとめ
イ・ジュンギ主演の『悪の花』はスリル満点のサスペンスと純愛が交錯した傑作ドラマでした。
物語が進むにつれてサスペンスと恋愛双方の密度が濃くなる素晴らしい構成。
韓国のサスペンスドラマの完成度が年々高くなっていておどろくとともに、おおいに楽しめました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『悪の花』レビュー終わり!
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