Netflix映画『AKA』。政府の殺し屋がマフィアのボスの子供と交流することで心がゆらぐハードボイルドな物語。
作品情報・キャスト紹介
あらすじ
ネタバレなしの感想
視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
映画『AKA』作品情報・予告
制作国:フランス
上映時間:1時間58分
原題:『AKA』
ジャンル:アクション・バイオレンス・マフィア・ハードボイルド
年齢制限:16+(グロテスクなシーンあり)
監督:モルガン・S・ダリベール
脚本:アルバン・ルノワール/モルガン・S・ダリベール
主演のアルバン・ルノワールが脚本も務めています。
『AKA』キャスト
役名 | キャスト |
アダム・フランコ(潜入捜査官) |
アルバン・ルノワール(『ロストブレッド』シリーズ) |
ヴィクトル(マフィアのボス) | エリック・カントナ |
モクタール・アル・タエブ(テロリスト) | ケヴィン・レイン |
ジョナサン(ヴィクトルの息子) | ノエ・シャバ |
エレーヌ(ヴィクトルの娘) | ルシル・ギヨーム |
ピーウィー(ヴィクトルの部下) | サイードゥ・カマラ |
シスコ(アダムのサポート役) | ヴァンサン・エネヌ |
モナ(アダムのサポート役) | ナタリー・オジェレイコ |
Netflix映画『AKA』あらすじ
若い頃から潜入捜査官として危険な任務についてきたアダム・フランコは、リビアでイスラム過激派組織にわざと捕まり、捕虜になっていた女性ジャーナリスト・ソニアを見つけて射殺した。
アダム・フランコに新たな指令が言い渡される。
それはフランスのホテルで部隊に突入されて爆破テロ未遂を起こしたモクタール・アル・タエブの殺害だ。
アダムの上司はマフィアのボス・ヴィクトルがモクタール・アル・タエブをかくまっていると知り、アダムにヴィクトルの組織への潜入を命じる。
アダムは組織ですぐに頭角を表し、ヴィクトルに認められた。
ヴィクトルの妻・ナタリアの幼い連れ子・ジョナサンがアダムになつく。
アダムは10代の頃に弟のラファエルがムエニ議員にレイプされて殺され、ムエニに復讐した過去を持っていた。アダムはジョナサンに弟を重ねてしまう…。
果たしてアダムは無事に任務を遂行できるのか!?
ネタバレなし感想・海外評価
リアルかつ冷酷!迫力満点の殺しのシーン、スリリングな潜入捜査、そして殺し屋と少年の感動的な絆が堪能できます。
マーティン・スコセッシ監督の『ディパーテッド』(原作は香港の『インファナル・アフェア』)などが好きな人にはうってつけです!
名作『レオン』の要素もあります。
おすすめ度 | 90% |
アクション | 90% |
ストーリー | 85% |
IMDb(海外レビューサイト) | 6.7(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 % 一般の視聴者 82% |
※以下、映画『AKA』のストーリーネタバレありなので注意してください!
Netflix映画『AKA』ネタバレ感想・評価
殺し屋の悲哀…みたいなハードボイルドな作品が流行っていない現代において、すがすがしいほどにハードボイルド。
任務とあらば善良な女性ジャーナリストをも殺害する潜入捜査官・アダム。そんな彼が、マフィアのボスの息子にシンパシーを感じてしまう…コッテコテに男くさい作品でしたが、クオリティはかなり高かったと思います。
まず主人公のアダムがためらいなく相手を撃ち殺すことにリアリティを感じました。
「何ためらってるんだよ?」というストレスがまったくありませんし、実際に撃ち合いになったら躊躇する時間なんかないだろうな…という説得力もあります。
ヒューマンドラマとしても、アダムが弟を殺されて復讐をした過去があり、マフィアのボスの息子・ジョナサンに感情移入する流れが自然でした(ありがちですが)。
人をたくさん殺してきたけど、最後に子供を守った…。『レオン』もそうですけど万人が共感できるプロットですよね。まんまとのせられました。
格闘シーンもアイデアがすごくて、1番印象的だったのはアダムの後ろ蹴りで剣を持った敵が吹っ飛び、持っていた刀で背後で音楽を聞いていた別の敵の首を切り裂いてしまうシーン。
2023年公開のバイオレンス・アクション映画の中では韓国の『キルボクスン』には少しおよびませんが、期待以上のクオリティに大満足でした。
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Netflix『AKA』ネタバレあらすじ解説
アダムはヴィクトルの部下・ピーウィーたちと銀行強盗をやらされる。強盗はうまくいったが、対抗組織であるアメットの部下に襲撃された。アダムはアメットの部下を全員射殺して切り抜けた。
アメットの組織にヴィクトルたちの情報が漏れている。裏でつながっていたのはヴィクトルの妻・ナタリアだった。
アダムはナタリアに「裏切りはすぐにバレる。息子と逃げないと殺される」と忠告。
アダムはピーウィーがアル・タエブに接触していると知り現地へ。しかしヴィクトルの娘・エレーヌから「弟のジョナサンがアメットの組織にさらわれた」と連絡を受けた。
アメットはナタリアが裏切ったと考えてジョナサンを拉致し、ヴィクトルに金を要求したのだった。しかしヴィクトルは「義理の息子のジョナサンに金は払わない」と言ってのける。
アダムは仲間のシスコにアル・タエブの監視を任せてアメットのアジトへ向かった。
ドラッグ中毒の浮浪者になりすましてアジトへ侵入したアダムは、アメットとその部下を皆殺しにし、脇腹を撃たれながらもジョナサンの救出に成功した。
アダムは痛み止めを飲んでアル・タエブがいた現場に戻る。しかしシスコが殺されていた(ピーウィーに撃たれた)。
アダムはアパートに戻り気絶する。エレーヌがやってきてアダムを手当てした。
ヴィクトルの部下・ユセフはアダムの行動を尾行し、アダムが警察だと気づいた。
アダムのサポートのモナは、会話を盗聴してユセフたちがアダムを殺そうとしていると気づく。モナはユセフたち3名を射殺するが、自分も首に銃弾を受けてしまう。
アダムが意識を戻して部屋から出ると、ドアの外でモナが息絶えた。
アダムはアル・タエブ殺害の任務を遂行するため、ピーウィーの携帯を探知してアジトを突き止める。
アダムはアル・タエブとピーウィーに銃を向けた。横にビニール室があった。フランスの部隊に頭を撃たれたアル・タエブの娘を手術していたのだと言う。
タエブは妻まで殺されたと話す。クルーガー大臣に呼ばれてフランスにやってきたら襲撃されたらしい。フランスとスーダンの外交上の決裂で、殺されるために呼ばれたのだ。
特殊部隊が突入してタエブを殺害した。
アダムはフランス側のやり方に怒りを覚えた。アダムはピーウィーにタエブの娘をかつがせる。2人は特殊部隊を数名倒してバンに乗り込んで逃げた。
その頃、ヴィクトルは妻・ナタリアを殺した。そして突入してきた部隊に射殺される。
ピーウィーはタエブの娘と国外へ逃亡した。
アダムはジョナサンを迎えに行き、バスに乗っていたエレーヌと会わせる。
アダムはバスに乗っていた上司(ジョナサンとエレーヌを口封じで殺害しようとしていた)を刺し殺した。
アダムはエレーヌとジョナサンの隣に座った。
映画『AKA』終わり!
最後のまとめ
Netflix映画『AKA』はハードボイルド的な美学が光るすばらしいアクション映画でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『AKA』レビュー終わり!
2023年Netflix・アマプラ公開アクション作品
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