2045年シンギュラリティ問題とターミネーター!人類ラスボスはフレディ・マーキュリー!

  • 2023年5月20日

T2の正統な続編といわれる『ターミネーター:ニュー・フェイト』がついに公開された。しかし、お祭りさわぎを傍目(はため)に、僕の頭にこだましているのは恐怖。それも、圧倒的な恐怖である。

機械と人間の争いの物語であるターミネーターが、2045年問題(シンギュラリティ)と重なり、買い物している最中とかに、立ちすくんでしまうのだ・・・

そこで、2045年問題における人類の課題と、その背後にいるターミネーター。そしてラスボスのフレディ・マーキュリーについて本気で考えてみた。

AIが人間を超える2045年問題/シンギュラリティ

そもそも、2045年問題とは何か?カンタンにいうと、A.I.(人工知能)が人間の能力を超える問題だ。技術特異点(シンギュラリティ)とも呼ばれる。つまり、人間が作るA.I.より優れたA.I.を、A.I.自身が作り出せる状態ということ。

「だいたい2045年くらいに来るっしょ!」えらい博士たちがウワサしており、2045年問題と呼ばれている。

シンギュラリティとロボット

この問題は、コンピューターが普及したての結構前から言われており、スカイネット(A.I.)に人類が負けそうになるターミネーターシリーズも大まかにいえば、そのテーマを扱っている。

2045年問題についてよくいわれているのが、A.I.に人間が支配されちゃう説である。ターミネーターは映画でみても怖いのに、リアルで実現したらどうしよう!少なくてもT-1000とは友達になれそうにない・・・

ターミネーター2 T-1000

2045年問題の一般的な認識

2045年の本当の問題はもっと奥に?

2045年問題でシュワちゃん(T-800)やT-1000がリアルになる可能性を聞き、「もう学校に行かなくてもいいや!」と思ってしまった高校生がいるかもしれない。

しかし、単純に本当にターミネーターのように、スカイネット(人類を敵視するA.I.)が登場するとは限らず、人間とA.I.は、今まで通り共存できるともいわれている。映画でイメージするとジョニデの『トランセンデス』とか、ホアキン・フェニックスの『her』の世界観に近い。

イメージはこんな感じ! A.I.と一体化して暴走するジョニデ

herのホアキン・フェニックス A.I.の彼女と楽しそうなホアキン・・・

ただ、僕がビビっているのは、つぎの項目で説明するもっと根本的な問題だ!!

芸術と快楽の暴力?フレディ・マーキュリーのA.I.が誕生したら

僕が考える2045年問題の恐ろしいところは「もう人間いらなくね?」「てか、人間になんか価値あんの?」という状態に人間自身が陥ってしまう可能性があるという点だ。

人間は肉体的にショベルカーや車に叶わない、チェスや将棋でも、もう世界のトップレベルのプロでもA.I.に勝てない。それでも今は、創造性や芸術性という面で圧倒的に勝っている!

しかし、2045年問題が実現すれば、物語制作、作曲、ポエムなどもA.I.にボロ負けてする可能性がある(現時点で作詞作曲できるA.I.もいるし)。その分野で人間が負けてしまったら、人は何を夢や目標に生きればいいのだろうか!?

つまり、A.I.が書いた小説の方が面白く、A.I.が作った曲の方が感動する!そんな未来になるかもしれないんだ。

A.I.が作るターミネーターの続編を人類が楽しみに待つというシステムは結構笑えない。それどころか、心を揺さぶる人の歌声までA.I.とロボが再現してしまったら、それはウィー・ウィル・ロック・ユー時代の幕開けとなる。

その未来で怖いのはターミネーター ではないんだ。シュワちゃんが現れた場合はまだわかりやすい。シュワちゃんと争うのか、友達になって一緒にT-1000を倒すかのシンプルな2択になるからだ。

ターミネーター シュワちゃん

友達になればこっちのもの( ´∀`)

しかし、フレディ・マーキュリーのA.I.が街中で突然歌い出したら、僕らはドンドンチャッしたい!という欲望を制御することができるのだろうか!?第一これじゃあ仕事にも学校にもいけない。

フレディマーキュリー ウィーウィルロックユー

突如、街中ではじまる宴!!o(`ω´ )o

笑うフレディ・マーキュリー  

フレディA.I.によるキラー・スマイル

昼夜問わず、365日そのへんの道端で開催されるクイーンのライブ。圧倒的歌唱力がもたらすその陶酔感にあらがう術はあるか?人類はフレディのシャウトによるカタルシスから、永遠に解放されないのではないか?

断言しよう、人類はフレディのA.I.に支配される。

2045年問題以降の真の恐怖とは、人類が生きる目標を失い、タンクトップを着て熱狂してばかりいることなのだ!

人類はフレディ・マーキュリーのA.I.に勝つことができるのか!?

いや、もういっそのこと、フレディに支配された方が幸せなんじゃないか!?

みんな一日中ロックしながらはしゃぎ回るのは、それはそれで楽しそうだ。日本は1億総快楽主義!最高かもしれない!

冒頭の結論を変えよう!僕はもう怯えない!ロジカルに考えてみたら、旧石器時代→中世→近代→現代のつぎは、ウィー・ウィル・ロック・ユー時代だからだ!

早く来い2045年!