Netflixの実写『幽遊白書』視聴した感想をネタバレ有りで語っています。
最終回5話まで各エピソードのあらすじ&感想レビューも!
すでに視聴した人はアンケートも願いします↓
※記事はネタバレありなので注意してください。
実写『幽遊白書』感想・評価/ひどい理由(ネタバレ)
良い点:アクションがなかなか良い
全体的に予想よりはアクションや映像のクオリティが高いです。
韓国の作品のような速さで誤魔化すタイプのアクションで、打撃が当たる瞬間などはしっかり映っていないのが残念ですが、雑魚キャラとのアクションは許容範囲内でした。
幽助が魔回虫に取り憑かれた同級生・桐野と戦うシーンでは桐野がゾンビみたいな動きをしていて迫力があります。
幽助が剛鬼と廃車場で戦うシーンでは車のドアがぶん投げられるなど、シチュエーションを活かしたアクションはなかなか見応えがありました。
霊界や首縊島(くびくくりとう)など舞台も、ショボく感じませんでした。
あと、幽助など一部のキャラついては予想していたよりは違和感がありませんでした。
原作漫画やアニメとは違いますが、それぞれの俳優さんが原作の表情を意識して演技しているのが伝わってきます。
戸愚呂兄の頭が銃弾でグチャグチャになってから再生するシーンなど、グロい場面も満載!実写ならではのリアリティがあります。
ダメな点:ストーリーがひどい
仕方がない面もありますが、原作の物語をはしょり過ぎており、はっきり言ってストーリーはまったく面白くありません。
実写『ワンピース』もそうでしたけど、ストーリーがダイジェスト版みたいになっていて見応えがないです。
さすがに戸愚呂100%戦までを全5話でまとめるのは無理があります。
物語は骨組みだけで、肉や脂身は一切ない淡白な感じですね。
というかこの内容だと、ドラマというよりもイベントやバトルごとに映像を繋ぎ合わせていっただけに見えます。
原作を知ってる人も知らない人も、物語自体を楽しめる作りではないでしょう。
海外のドラマなどと比較するとストーリーは爆死級のクオリティだと思います(なぜか日本での評価は高いですが…物語を抜きにした評価かな?)。
『幽遊白書』のストーリーの独特さ・面白さ・個性が一切ないです。
暗黒鏡で命を犠牲にする蔵馬に幽助が「自分のせいで母親が泣いているのを見たことあるか?あんなバツの悪いもんはねえぜ」と言う場面など、感動的なところもあります。
ただ全体的にはそれぞれの尺が短すぎてあっさりしすぎ。キャラクターの物語が欠落している印象です。
幽助の修行時間も短すぎます。
飛影が降魔の剣で自分で邪眼を開く=セルフ邪眼にもビックリ。本当にそれでいいのか? (時雨とのストーリーが…)。
左京の家が首縊島にあり、戸愚呂兄弟や鴉、武威もいて、そこへ雪菜を連れてきて垂金邸の話をやってしまうのも、いくらなんでも圧縮しすぎだと思います。
原作コミックの1番のイベント暗黒武術会をあっさり消去!してしまいました。
後半のCGバトルは微妙
後半4話以降の蔵馬 VS 鴉や、飛影 VS 武威、幽助 VS 戸愚呂弟というメインバトルシーンはCG・VFX過多で迫力や臨場感が微妙でした(好みにもよるかもしれませんが)。
第2話の幽助 VS 剛鬼までのバトルは面白かったですが、それ以降のアクションはそこまで楽しめませんでした。
ヤバいキャラがたくさん
ひどいと言うと失礼かもしれませんが、戸愚呂兄弟が出るシーンはずっと爆笑。
綾野剛さんの戸愚呂弟はもちろんのこと、滝藤賢一さん演じる戸愚呂兄も笑えましたね。
戸愚呂兄はCGプラス遠近法を使って小ささを再現しているようですが、滑稽すぎます。
戸愚呂弟に関しては、100%形態になっても悲しいほどに綾野剛…。顔が小さすぎて違和感ですし、ところどころでCGがおかしくなってます。
ムキムキのCGに綾野剛の顔をくっつけただけです。これは原作に思い入れがある自分としては許せませんでした。髪型フサフサにすんなよ!
あとは、ぼたんもなんかねっとりし過ぎてて原作のキャラクターの良さはありませんでした。ぼたんの違和感は大きかったなあ。
↓実写『幽遊白書』全キャラクターのビジュアルと俳優の解説はこちら↓
2023年12月14日公開予定のNetflix実写版『幽遊白書』のキャストがやばすぎたので感想を正直に語ります。キャラクター画像と紹介動画もアリ! とにかく戸愚呂兄弟は笑いました。戸愚呂100%形態の画像もアリ! ドラマ本編を見[…]
実写『幽遊白書』海外の評価
海外の一般視聴者評価はロッテントマトズが支持率86%と予想以上に高いです。
ただ批評家・レビュワーの評価は2023年12月19日時点でたった5件しかなく、実写版ワンピースほど注目されていないことがわかります。
批評家のレビューは、5件中肯定が3件、否定派が2件とそこまで高い評価ではありません。
海外メディアの記事を読んでみると↓
「メインの悪役(戸愚呂)が出てきてからストーリーがスピードアップしすぎて感情面で空虚が生まれている」
「キャストに感情移入する時間がなく、展開の一部が人工的に見える」
「VFX・CGIが追いついていない」
など、私の意見と一致していてちょっと安心しました。
海外の人でも日本の人でも、もし本作で初めて幽遊白書に触れて面白いと思った人は、ぜひ原作漫画を読んで欲しいです。500倍面白いです。
実写『幽遊白書』1話ネタバレ感想
1話あらすじ
浦飯幽助は子供を守ろうとしてトラックに轢かれる。
実写幽遊白書、ここ最近見た中で一番クオリティの高い交通事故をしている。 pic.twitter.com/kje9YVynxk
— もつれら (@mtmtsf) December 14, 2023
幽助の霊体は霊界案内人のぼたんに連れられて霊界のコエンマのところへ。
コエンマは「霊界探偵になるなら生き返らせてやる」と言うが、幽助は断った。
しかし幽助は、お通夜で悲しむ母や螢子を見て考え直す。
いじめられっ子の桐野が界境トンネルから出てきた魔回虫に取り憑かれて幽助の家の近くで暴れた。
桑原とその子分たちが、桐野に倒されてしまう。
桐野が暴れた影響で幽助の家が火事になった。螢子が幽助の死体を運び出そうとするが、中で倒れる。
幽助はコエンマの力で生き返り、螢子を助けた。
幽助は桐野と戦い、霊気を込めて彼を殴って魔回虫を取り出して潰す。
いっぽう、蔵馬、飛影、剛鬼の3人の妖怪たちが協力しあい、それぞれ暗黒鏡、降魔の剣、餓鬼玉を盗んで去っていった。
エピソード1 終わり
1話の感想
界境トンネルのような大きな穴が皿屋敷町に最初からあり、幽助が魔回虫に取り憑かれた運転手のトラックに轢かれるなど、ストーリーがコンパクトになるように設定が変更されています。
霊界獣の卵をもらってプー助を孵化させるくだりもないですね。
ネットフリックスに決められたエピソード内におさめないといけないので仕方ないですが、幽助があっさり生き返りすぎた印象でした。
実写『幽遊白書』2話ネタバレ感想
2話あらすじ
コエンマは幽助に霊丸(レイガン)を教えた。
蔵馬、飛影、剛鬼から暗黒鏡、降魔の剣、餓鬼玉を取り返させるためだ。
まだまだ霊力を使いこなせていない幽助(#北村匠海)に、お馴染みの必殺技”霊丸”を伝授するコエンマ(#町田啓太)。
茶々を入れるぼたん(#古川琴音)を横目に、幽助の指先は煌々と輝き出してはいるものの…。#幽遊白書 #YuYuHakusho pic.twitter.com/3fJQtZyK9G— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) December 15, 2023
剛鬼は子供たちの魂を奪って餓鬼玉にしまっている。
幽助はスクラップ場で剛鬼を見つけて戦いを挑んだ。
剛鬼は巨体の赤鬼になり幽助に襲いかかる。幽助は戦うが殴られてダメージを負った。
幽遊白書のアクションすごくいいっすね。ちゃんと体格差補うための戦い方もしてるのも好感持てる
pic.twitter.com/8YCUtLFP2P— 通りすがりの伊賀栗 (@FFFFigaguri) December 15, 2023
マサルがやってきて剛鬼に魂を奪われる。
幽助は霊丸で剛鬼になんとか勝利。餓鬼玉を取り戻した。
幽助の前に蔵馬が現れる。蔵馬は「暗黒鏡で病気の母親を助けたい」と言った。
暗黒鏡は命と引き換えにその人物の願いを叶える。暗黒鏡のパワーが発動する。
幽助は蔵馬に「おまえは自分のせいで母親を泣かせることになる。俺の命を半分わけてやる」と叫んだ。
幽助と蔵馬は生きていた。蔵馬の母親も元気になる。
いっぽう飛影は降魔の剣で自分のひたいを傷つけて邪眼をつくり、氷泪石を探していた。
行方不明の妹・雪菜(垂金権造に拉致されている)を探すためだ。
飛影は垂金の部下から氷泪石を奪った。
左京は戸愚呂兄弟を呼び出し、「新しい仕事がある」と告げた。
エピソード2 終わり
2話の感想
戸愚呂兄弟が出てくるくだりは予告で何度も見てましたが、やっぱり爆笑してしまいました。
蔵馬が赤い制服着て街中を歩いているのも笑いましたね。目立ちすぎです!
幽助と剛鬼のバトルシーンはスピード感と迫力がすごかったです。
細かい部分では剛鬼と戦っているときにマサルが突然現れる感じが若干不自然でした。スクラップ場に子供1人で来ないだろ。
街の風景も日本というより、どこか韓国、中国っぽい雰囲気ですね。
実写『幽遊白書』3話ネタバレ感想
3話あらすじ
飛影は雪菜を探して垂金邸へ。しかし雪菜はすでに別の場所に移されていた。
幽助は飛影を見つけ戦いを挑むが、圧倒的なスピードさがあり相手にされなかった。
垂金は左京から連絡を受け、雪菜と一緒に首縊島へやってきた。
島には左京のアジトや研究施設があり、違法な賭け事をするBBC(ブラックブッククラブ)のメンバーが集まっている。
左京は戸愚呂兄弟、鴉、武威を呼び、「幽助や飛影たちから垂金や雪菜を守れ」と命令する。
幽助と桑原は雪菜に連れられて幻海のもとへ行く。2人はそこで想像を絶する修行をした。
桑原は霊剣を会得する。
20日後、幽助は超巨大な霊丸を撃つことに成功。修行は終わった。
幻海は幽助を霊光波動拳の継承者として認め、霊光玉(光るエネルギー体)を渡した。
幽助は家に帰る。飛影が螢子をさらって行った。
幽助は飛影を見つけ戦いを挑んだ。
蔵馬が間に割って入り、「螢子をさらったのは飛影に変身した戸愚呂兄で、螢子と雪菜は首縊島に連れて行かれたようだ」と話す。
幽助、飛影、蔵馬、桑原の4人は、左京の部下に案内されて首縊島行きの船に乗り込んだ。
いっぽう、戸愚呂弟は幻海の道場にやってきて、戦いの末に彼女を殺害した。
エピソード3話 終わり
3話の感想
まず、幽助の修行から霊光玉を継承するまでの流れが短すぎて感情移入できません(原作は暗黒武術大会の途中で継承してましたからね)。
さらに実写版では幽助は霊光玉を継承されても苦しみません。あらゆる展開に重みがゼロです。
実写『幽遊白書』4話ネタバレ感想
4話あらすじ
首縊島に着いた幽助たち。
飛影は1人で雪菜を探しに行ってしまう。
幽助たちが屋敷の中に入ると鴉が立ちはだかった。
蔵馬と鴉が対決することになり、幽助と桑原は先へ進んだ。
いっぽう飛影は武威を見つけ、戦う。
しばらく戦ったのち、武威は飛影の強さを認めて妖気を封じていた重い鎧を脱ぎ去った。
飛影は大苦戦するも、右手の包帯を取って邪王炎殺黒龍波を放ち、武威を倒した。
蔵馬は鴉の爆弾を回避しつつムチで攻撃するがらちがあかない。
妖狐蔵馬の形態になり、魔界のオジギソウを召喚する。
鴉を追い詰めるが、妖力が尽きかけて元の姿に戻ってしまう。
蔵馬は序盤で鴉に仕掛けていたシマネキ草に鴉の体を食い破らせて殺害して勝利。
桑原は幽助と分かれ、牢屋から逃げ出した螢子と雪菜に遭遇。3人は左京が飼っている怪獣から逃げる。そして戸愚呂兄と遭遇した。
エピソード4 終わり
4話の感想
蔵馬と鴉の対決は原作でも名バトルとして有名ですが、吸血植物でなくシマネキ草で倒す超微妙な展開。
命と引き換えに吸血植物を召喚する流れがなくて最悪でした。再現しようと思えばできただろうに。
飛影 VS 武威についても、邪王炎殺黒龍波でそのまま倒しちゃうという…飛影が黒龍を吸収して妖力を激増させるくだりがありません。
名バトルのいい部分がすべて切り取られてしまっています。
実写『幽遊白書』最終回5話ネタバレ感想
最終回5話あらすじ
桑原は霊剣を出し、戸愚呂兄を斬る。しかし、戸愚呂兄はすぐに再生。桑原は雪菜たちと逃げた。
左京の研究スタッフは界境トンネルを開けることに成功。
コエンマがトンネルに一時的に結界を張る。
コエンマは左京の前にやってきてトンネルを塞ぐように言った。
左京は「幽助が戸愚呂に勝ったら私はトンネルを塞ぐ。命も賭ける」と言った。
コエンマは幽助が勝つ方に命を賭けた。
幽助は戸愚呂弟と闘技場で対峙する。
賭けをしていた垂金は巻き込まれるのを恐れて逃げ、怪獣に喰われて死亡。
幽助は、爆肉鋼体で強化された戸愚呂弟に歯が立たなかった。
飛影と蔵馬もやってきて3対1で戦うがそれでもどうにもならない。
綾野剛さん
実写ドラマ『幽☆遊☆白書』では
戸愚呂弟を演じていますが個人的には映画GANTZの
黒服ヴァンパイヤ役が
1番好きだったなぁ— ステイ・D@NIKKE【進撃の楽園】 (@stay_d_NIKKE) December 12, 2023
桑原たちと一緒に戸愚呂兄が闘技場にやってくる。
戸愚呂兄は腕を変化させ、幻海が戸愚呂弟に殺された人形劇をやった。
幽助と桑原は幻海が死んだことを知ってがくぜんとする。
戸愚呂弟は品性のない兄を見て怒り、思い切りブン殴る。戸愚呂兄の体はバラバラになって吹っ飛んだ。
戸愚呂は桑原の胸に指を突き立てて殺す。
幽助は霊光玉の力を解放して、戸愚呂と互角以上に戦う。
戸愚呂は100%の形態になった。
幽助は最後の力を振り絞って特大の霊丸を撃つ。
戸愚呂はその霊丸を正面から受け止め切るが、力を使い果たして体が砕けて死亡。
雪菜が桑原を治療し、命を助けた。
左京は約束通り界境トンネルを閉じ、銃で自殺する。
その後、コエンマは戸愚呂の要望通り、彼の一番罪が重い地獄行きを決定した。
戸愚呂には人間だったときに強力な妖怪・潰煉(かいれん)に弟子を食い殺され、復讐を果たしたあとで人間を辞めて妖怪になった過去があった。
地獄への道で戸愚呂は幻海に会い、別れと感謝の言葉を告げる。
戦いを終えた幽助たちは、帰りの船に乗る。4人は固い絆で結ばれた。
飛影は雪菜に自分が持っている氷泪石を渡すが、兄だとははっきり告げなかった。
桑原は完全に雪菜に惚れている。
エンドロールでは、砂浜で戸愚呂兄の砕けた顔面が動いていた。
最終回の感想
筋肉のCGに綾野剛さんの顔がのっけられただけに見えてとても滑稽です。
髪型もフワッと真ん中分けで、完全なる綾野剛。
もうちょっとCGでそれっぽくすればよかったのに。
あと、戸愚呂兄が殺されるシーンもなんか唐突すぎる印象。滝藤賢一さんを雑に扱いすぎです(笑)。
最後に地獄への道で戸愚呂と幻海が話すシーンで幻海が若返る場面のCGがめちゃくちゃ違和感でした。