Netflix台湾ドラマ『セックスを語るなら』(原題:愛愛内含光)!性についての動画を配信する女性とその家族が、恋愛や性に真剣に向き合います。
実際に試聴した感想を正直に語りますよ!
作品情報・キャスト
あらすじ
ネタバレなしの感想・評価レビュー!
Netflix『セックスを語るなら』作品情報・キャスト
制作国:台湾
話数:全8話
原題:『愛愛内含光』英題『Let’s Talk About CHU』
ジャンル:ラブロマンス、性問題、LGBTQ、官能
年齢制限:16歳以上
監督:ホアン・ジエユー
配給:Netflix
キャスト:チャン・ツーシェン、クー・チェンドン、リン・ジェーシー、ウー・チエンホー、キミ・シア
Netflixドラマ『セックスを語るなら』あらすじ
男性のVIO脱毛の仕事をしながら性についての動画を配信するアイ。
アイはセフレの男性ピンコーと楽しく性行為に励んでいた。2人は仲良しだが、そこに恋愛感情はない。
アイの兄・ヨウセンは秀才だったが現在はギャンブルで金を稼いでいる。ヨウセンはゲイだが、恋人に大事にされていなくて悩んでいた。
アイの姉・ウェイは大学教授のリン・シージェと結婚したがセックスレスだった。さらにシージェは教え子と浮気しているかもしれなかった。
アイの父は毎日自慰行為をして母に怒られている。その母は宗教にハマり、高額の献金をしている。
果たして一家の性問題や恋愛の行く末は!?
Netflixドラマ『セックスを語るなら』感想レビュー(ネタバレなし)
良い点:多様性の問題を家族の視点で切り取る
ワケあり家族を描くことで性についてのあり方やLGBTQなど多様性の議論が深まっていくのが素晴らしい。
セフレと恋人の境目は何なのか、性についての動画を配信する主人公が世間でどういう扱いを受けていくのか?などなど、考えさせられる点が多いです。
また、台湾の性事情についても知ることができるのもグッド。
韓国ドラマのような固すぎる貞操観念はないようで、日本と同じくらいなのかな?と推察できました。もしかしたら日本より性的にオープンな感じなのかな?
この作品だけで判断できないのは前提として、ストーリーや雰囲気から台湾の性事情を何となく推し量ることができて興味深いです。
ダメな点
正直な感想をぶっちゃけると、物語が始まるまでの時間が長すぎます。
登場人物それぞれの性的な葛藤はあるのですが、それだけだとドラマ映えしませんよね。
しかし第3話終了の時点で登場人物同士の大きな衝突がなく、物語が始まっているのかも微妙でした。
各キャラがパートナーとの問題や性的なアイデンティティに悶々と対処するシーンばかりで、ストーリーに勢いがありません。
また性愛描写はブラジャー付きでリアリティがないです。
フルヌードだと18禁になってしまうので仕方ないかもしれませんが、性のリアルを語るドラマのはずが性描写にはリアリティがないという大きな矛盾を抱えています。
性の問題や、LGBTQの描き方についても真新しい部分は感じませんでした。
CineMagのおすすめ度 | 40% |
過激度 | 60% |
ストーリー | 28点 |
IMDb(海外レビューサイト)※随時更新 | (10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト)※随時更新 | 批評家 % 一般の視聴者 % |
最後のまとめ
『セックスを語るなら』という過激なタイトルなら、ストーリーもインパクトがあるのだろう!と考えていましたが、思ったほど起伏がなかったのが残念でした。
台湾映画は面白いものや欧米で評価されているものがたくさんあるのですが、台湾ドラマは薄味のものが多い気がします。そういう作風の方が好まれるのかな?
2023年に観た『WAVE MAKERS 選挙の人々』(2023)もわりと淡々としていた印象です。
ただ近年の台湾のコンテンツはどんどん進化していますし、世界で話題になる作品も多いので、今後とも注目していきたいと思います!
Netflix台湾作品レビュー↓
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