2022/07/01公開のストレンジャーシングス4(stranger things season4)のVol.2 第8話・最終回第9話を視聴!
さっそくシーズン4最終回の忖度ナシぶっちゃけ感想、最終回の深掘り考察、ストーリーネタバレあらすじ解説をしていきます!
ストレンジャーシングス4 Vol.2 ネタバレ感想・評価
映像や演出、舞台の80年代ディティール含めてクオリティ・雰囲気は相変わらず最高です!
ただ、悪くいえばシーズン4のVol.2(8話と9話)はVol.1(1〜7話)で広げた風呂敷を畳むための回に見えました。
Vol.1ほどの興奮・ワクワク感はなかったです。
8話は85分、最終回の9話は150分と、VOl.2は1回が普通の映画並みの大ボリューム(1話60分なら4話分)でした。
しかし敢えて2話にまとめる必然性は感じられません。
ホーキンス、ネバダ、ロシア、裏側世界、意識の世界に別れています。
- 別々の場所でみんなが1つの目的で共闘するのを長尺でまとめて見せたかった
- 映画っぽくしたかった。
などの理由があるのでしょう。
ただ、別にこの内容ならいつも通り1話60分くらいでもそこまで変わらんのでは?とも思いました。
話が変わって盛り上がった展開としては、8話で覚醒したエルが軍のヘリを墜落させたシーン。
大爆発をバックにする超能力少女という絵面が最高でした。
あとはやっぱりマックスがヴェクナに宙に浮かされて手足を折られるシーンですね。目から血も出てます。
考察
ラストシーンの意味
ホーキンスが塵の降る裏側世界になってしまうという衝撃ラスト。
地割れでホーキンスを裏側世界にするヴェクナの企みが一旦頓挫したと思わせて、ヴェクナはまだ生きていたという展開です。
ヴェクナは全人類を死滅させたいようです。
裏側世界の幻想的な光景は大好きなので、続編が今から楽しみです。
マックスの生死は?
ブレンナー博士によれば、ヴェクナは記憶や能力を吸収するとのこと。
エルがマックスの意識に入ったとき、真っ暗闇で何もありませんでした。
マックスの意識自体がヴェクナに取り込まれてしまっていると考えられます。
ヴェクナは4人の犠牲で4つの地割れゲートを起こして、ホーキンスを裏側世界に引き込もうとしていました。
それが成功したということは、マックスは肉体的には生きているとはいえ、意識はヴェクナの生贄になったと考えられます。
生きているか死んでいるかわからない危険な状態といえるでしょう。
ヴェクナの行動から見る裏側の世界の正体
ヴェクナはマックス、クリッシー、フレッド、バスケ部の青年と、過去にトラウマ・PTSDを持つ人物を生贄にしています。
ヴェクナは負の感情を吸収して力を得ていると考えられるでしょう。
さらにナンシーがVol.1で裏側世界へ行ったとき、自分の家は2年前のまま。
2年前は親友バーバラが死んだときですよね。
さまざまな解釈ができますが、裏側世界は現実世界の人間のトラウマ意識を反映した場所だと考えることも可能です。
ノーランのインセプション
メンバーが異なる場所・次元にいながら、相互にコンタクトを取り、ヴェクナを倒す1つのミッションへ向かっていく。
クリストファー・ノーラン監督の映画『インセプション』と非常によく似たコンセプトだと感じました。
- ホーキンス・ロシア・ネバダ(現実)
- ホーキンスの裏側の世界
- エルとヴェクナが潜入するマックスの意識の世界
この3つの次元+場所の違いでの行動が複雑に絡み合います。
ロシアのウクライナ侵攻を反映?
ヴェクナ VS ホーキンスメンバー、遠隔にいるエル、ロシアにいるホッパーたち。
深読み過ぎるかもしれないですが、この人類 VS 悪 の構図は、ロシアの軍事侵攻と、抗戦するウクライナ、支援するアメリカら西側諸国にみえて仕方がありませんでした。
ナンシー、スティーブ、ロビンはウォーゾーンという店で武器をしこたま買い込み、軍服を着て火炎瓶を作り、あたかも巨大悪に対抗する反乱軍のようです。
ストレンジャーシングスシーズン4の撮影は2021年の9月か10月には終わっているはず。
しかしその頃はすでにロシアとウクライナの間で緊張感が高まっていた時期だったと思います。
もしかすると制作陣は、ロシアが世界の敵になる可能性を感じて、世界情勢をストーリーに反映させたのかもしれません。
仮に意図していなかったとしても、2022年の世界情勢に完全に合致するようなプロットを完成させた“時代を読む力”は一級品だと思いました。
Netflixの情報集約力すごいですね。
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