DCコミックスドラマ『ピースメイカー』(Peacemaker)は、ブラックジョークや下ネタ満載の新感覚ヒーロードラマ!
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』やのジェームズ・ガンが監督・脚本を務めた全8話の『ザ・スーサイド・スクワッド 極悪党、集結』スピンオフドラマです。
作品情報・キャスト、ぶっちゃけ感想・評価、考察、ネタバレあらすじ解説を知りたい人向けにドラマをわかりやすくレビュー・まとめています。
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目からどうぞ)
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DCドラマ『ピースメイカー』作品情報・キャスト
原題:『Peacemaker』
ジャンル:ヒーロー/ブラックコメディ
監督:ジェームズ・ガン
脚本:ジェームズ・ガン
配信:HBO max/U-NEXT
ピースメイカー/クリストファー・スミス|cast ジョン・シナ
©︎DCコミックス
ピースメイカーは“何人殺そうと平和を守る”と豪語する危険人物で、本人はヒーローだと思っているが、世間からはヴィラン扱い。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド極悪党集結』でブラットスポートに首を銃で撃たれたあとに瓦礫に押し潰されて死んだかと思われたが、普通に生きていて退院。
友達は白頭ワシのイーグリー(ワッシー)だけという悲しい人物です。
ピースメイカーを演じるジョン・シナは、ロック様ことドウェイン・ジョンソンと同じく、超有名プロレスラーでありながら俳優業にも進出しているマルチな人物。ちなみにロック様とは因縁の仲。
代表作:『バンブルビー』『ザ・スーサイド・スクワッド 極悪党、集結』
その他の登場キャラクター・キャスト
レオタ・アデバヨ(ウォラー司令の娘)|cast ダニエル・ブルックス
ビジランテ/エイドリアン・チェイスビジランテ|cast フレディー・ストローマ
クレムゾン・マーン(チームの司令官)|castチュクウディ・イウジ
エミリア・ハーコート|cast ジェニファー・ホランド
ホワイトドラゴン/オーギー・スミス(ピースメイカーの父)|cast ロバート・パトリック
ジョン・エコノモス|cast スティーヴ・エイジー
アマンダ・ウォラー|cast ヴィオラ・デイヴィス
DC『ピースメーカー』ネタバレなし感想・あらすじ・見どころ・海外評価
あらすじ:ブラットスポートに敗れて死んだかと思われたピースメイカー。実際は鎖骨の治療だけで済み、2ヶ月後に退院していいと言われる。ピースメイカーには人殺しによる刑務所での刑期が残っているため、コソコソ家に帰宅。するとクレムゾン・マーンという人物が現れ「懲役を帳消しにする代わりに、謎の知的生命体バタフライについて調べろ」と任務を命じられます。
日本では絶対に許されないような海外の不謹慎なジョークが好きな人にぜひ見てほしい傑作ドラマ!
主人公ピースメイカー自身が人種差別・男女差別主義者であり、彼の何気ないひと言で周囲からどんどん嫌われていくシーンに爆笑です。
海外大手レビューサイトでも非常に高評価で、「ひどいジョークだけど最高」という意見が多いです。
おすすめ度 | 85% |
ブラックジョーク | 96% |
ストーリー | 78% |
IMDb(海外レビューサイト) | 8.4(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家94% 一般89% |
※以下、DCコミックスのドラマ『ピースメイカー』のストーリーネタバレありなので注意してください!
DC『ピースメイカー』ネタバレ感想・評価
ジェームズ・ガン監督らしく日本では絶対アウトなブラックジョークや下ネタ満載で終始爆笑です!
ブラックユーモア好きにはたまらないドラマ。
「何人殺そうと平和を守る!」「人種差別をしないために白人も贔屓なしで殺す!」など、本末転倒な激ヤバセリフのオンパレードです。
ピースメイカーは男尊女卑で差別主義者ですが、本人は自分の欠点に気づいておらず周囲からめちゃくちゃ嫌われているのもシュールで笑えます。
社会不適合者として彼はどう生き、何を選択するのか?何をするにも哀愁が漂っているのも面白いです。
ネタバレ考察:ピースメイカーと社会問題
ピースメイカーは、差別主義者の父・オーギーに育てられたせいで思考停止した殺戮者になってしまいました。
彼は悪気なく世の中のために人殺しをしてしまった非常にタチの悪いヤツです。
一方で、親からの教育が間違っており間違った考え方しかできないヤツに育ってしまったという可哀想な面もあります。
これは結構根深い社会問題でしょう。
人種差別的な考え方を持っている人は、親や周囲からそのような考え方を受け継いでいることが多いからです。
教育がそもそも間違っていてそのまま大人に育ってしまった場合、その人物にどれだけ罪があるのか?その人物を救うことはできるのか?
道徳的にかなり難しい問題をはらんでいます。
『ピースメイカー』はヒーローコメディドラマですが人種差別の問題のほか、2022年に世界を混乱させているウクライナへのロシア侵攻問題も重なる、深いテーマが隠されているのです。
最後のまとめ
DCコミックスドラマ『ピースメイカー』は、比較的お行儀のよいマーベル作品とは真逆にブラックユーモアが炸裂する異色作!
ぜひ『ピースメイカー』シーズン2も制作してほしいですね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『ピースメイカー』レビュー終わり!
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