第8話
夫ドンハが麻薬組織に利用されていることを知ったウンジュ。彼女はグァンチョルと直接会い、ゆう通りにするから金をくれと交渉した。
ドンハとウンジュはグァンチョルの指示で、警察やカンジュンの目を引くために金を運ぶ。
ジュヒョン刑事は、警察内部の裏切り者・2名の「ハンチョルが潜入捜査官だから殺せ」という音声を入手。
ジュヒョンは親しい先輩の命を奪った悪人の存在を知って怒りに打ち震えた。
ドンハの金を奪うためにカンジュンや警察たちが車で追ってきて、釜山で大掛かりなカーチェイスが起こった。
ドンハとウンジュはなんとか逃げ出すが、自分たちが持たされていたのが偽札だと知り愕然とする。
第8話 終わり
第9話
警察内部の裏切り者の1人は特捜班の麻薬捜査員の男性だった。
ヒョヌは病院で心臓の移植手術を受けることに。ドクスがヒョヌを励ます。
カンジュンとヨンスは麻薬組織の上層部に捕まる。カンジュンはヨンスを射殺し、殺害を免れた。
カンジュンは「グァンチョルを裏切れば助けてやる」とドンハに持ちかける。
ドンハはカンジュンの言うことを聞くと見せかけてグァンチョルに情報を流した。
グァンチョルの部下が裏切り者のカンジュンを絞殺する。
第9話 終わり
シーズン1最終回 第10話
ドンハの家の庭に警察ハンチョルの死体が埋まっていると考えたジュヒョン。
チームを呼んで庭を掘り起こすが死体は出てこない。
ドクスがこっそり隣の庭に死体を埋め直していたのだ。
ドンハはハンチョルの電話でジュヒョンに連絡。
ドンハから隣の家の庭に死体が埋まっていると聞かされたジュヒョン。土を掘り返し、先輩ハンチョルの腕時計を見つけて涙する。
グァンチョルは警察内部にいた組織の上層部の男を殺害した。
ジュヒョンと部下のユンソクは音声データからムン課長が麻薬組織の内通者であると知る。
事実を知ったユンソクはムン課長に撃たれて死亡。
ユンソクの死にショックを受けたジュヒョンは銃を片手に警察署に乗り込んだ。
ジュヒョンは奥の部屋にいたムン課長を射殺した。周りの警官がジュヒョンを取り押さえる。
ヒョヌの心臓の手術は終わったが、臓器は不適合で病気は治らなかった。
ドクスはドンハに過去に家族をかえりみなかったことを謝罪。
ウンジュは「結婚して私が何者でもなくなったから離婚したかった」と話す。
ドンハは「もう1度楽しくホームパーティーをした日々を取り戻したい」と言う。
後日、ドンハは真実を話すために警察署へ向かう。しかし足が進まず横断歩道で立ち止まった。
電話の着信が鳴る。聞き覚えのない声が「この電話がお前と家族の命綱だ」と言った。
最終回 第10話 終わり
模範家族 ネタバレ考察
3つの家族の崩壊と再生
本作で面白いと思ったのは「問題になるのはいつだって金か家族のこと」というメッセージ。
確かに現実社会でも、人を悩ませる大きな問題はこの2つのどちらかのことが多いですよね。
本作では、
- 実際に家族であるドンハ一家
- 麻薬組織:義兄弟であるグァンチョルとカンジュンとヨンス
- 警察:ジュヒョン刑事・ムン課長・死んだハンチョル
大きくこの3つの視点で物語が動いていきます。いわば3つの家族です。
その中でドンハ一家はどんどん絆を深めていき、麻薬組織と警察という“疑似家族”の人々はお互いに裏切り合い殺し合うという対称的な結末を迎えるのが構造的な面白さです。
最小単位の家族には壊れやすくも再生できる反脆弱性(何かあっても柔軟に対応できる)があります。
一方、警察やマフィアなど大きな組織には普段は頑強でも一旦誰かが裏切ってしまえばその連鎖で全てが崩壊してしまう脆弱さがあります。
『模範家族』はこの対比に気づかせてくれた作品でした。
ラストの意味
ラストは知らない人物からドンハにまた脅しの電話がかかってくるという衝撃の展開。
グァンチョルではない麻薬組織の別の誰かなのか?
それとも警察内部にまだいる裏切り者か?
ハッキリとした答えは分かりません。
電話をかけてきた人物の正体はわかりませんが、一旦裏の世界に足を踏み入れてしまったドンハの負の連鎖は終わらないという意味なのでしょう。
最後のまとめ
Netflix『模範家族』は、個人的に期待していたものが見れなかったので残念でした。
Netflixらしく、ストーリーの長さと脚本の濃度が噛み合ってなかった。
このクオリティだと続編のシーズン2が制作されるかはかなり微妙だと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『模範家族』レビュー終わり!
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