ドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』全8話ネタバレあらすじ解説
第1話「エリート社員健太郎が男性妊婦に」
広告代理店のエリート・桧山健太郎は、女性アスリートの美ボディをさらけ出したCMで案件を勝ち取った。
夜は体の関係のあるたくさんの女性の一人の瀬戸亜季といつものように性行為をする。
後日、健太郎は体の障害やセクシャルマイノリティ向けに多様性のコンセプトを打ち出したプレゼンで、大手企業UNIVEの契約を勝ち取った。
そんな中、吐き気がすごいので病院へ行くと、まれにある男性妊娠だと言われ、妊娠9〜10週目だと診断されてパニックに。
第1話 終わり
第2話「つわりでキャリアの危機」
会議中に射乳反射で乳首が濡れてしまう健太郎。つわりで甘いものしか食べられなくなる。
健太郎はキャリアのために胎児を堕そうと考える。亜季が少し考えたいと言うと「傷ついてリスクを負うのは俺」と怒鳴り返した。
会社にいてもつわりで仕事にならず、健太郎のプロジェクトは後輩の田辺に譲られることに。健太郎は雑用ばかりさせられる。
第2話 終わり
第3話「健太郎の決意」
ホルモンバランスが崩れ、ヒゲが濃くなる健太郎。病院で同じく男性妊婦の宮地と出会う。
宮地の家庭は1度目は妻のりこが、妊娠し出産。健太郎は宮地の存在に勇気をもらい、彼の息子を見て心が揺れる。
会議で、田辺の企画が大手企業UNIVEからダメ出しを喰らう。
健太郎は立ち上がり、男性妊婦として多様性を打ち出すための広告塔になると宣言した。
第3話 終わり
第4話「男性妊婦ブーム」
男性妊婦・健太郎はSNSでバズり、連日トップニュースに。宮地と男性妊婦向けのオンラインサロンを立ち上げる。しかし、遊び相手の女性・リナから「お母さんは恋愛対象じゃない」と言われ、男性妊婦差別を実感。
シングルマザーとして健太郎を女でひとつで育ててくれたタクシー運転手の母・智子も、健太郎が男性妊婦ということで世間体を気にしているようだ。
健太郎はサロンのオフ会でたくさんの男性妊婦と出会い、たくさんのことを学んだ。胎動を経験し、喜ぶ健太郎。
そんな中、宮地が流産し、健太郎は言葉をかけられなかった。
さらに、子育ては一緒にするが結婚はしないという亜季と価値観の違いで喧嘩になる。
第4話 終わり
第5話「宮地の悲劇」
健太郎は出産後も密着取材したいという会社の勝手な企画に激怒。しかし、部長や社長にほだされ、涙を流してみんなに感謝する。
亜季は妹の結婚式の後、両親にパートナーが男性妊婦だと告白すると、「まともではない」と返され、怒って東京へ帰る。
健太郎は亜季と電話で仲直りし、彼女を迎えに行く。しかし亜季からまた「子育ては一緒にするけど、結婚はしない」と言われる。
結婚の形も多様性の時代ですね。
第5話 終わり
第6話「死んだはずの父も男性妊婦!」
連日ニュースで取り上げられている健太郎を見て、父・栄一(リリー・フランキー)がマンションにやってくる。
連絡を受けた智子がやってきて、栄一をぶん殴った。
実は、栄一も元男性妊婦で健太郎を出産していたことが発覚!
栄一はしばらくは母・智子と一緒に仕事や子育てを頑張っていたが、当時は世間からの男性妊婦差別がひどく逃げ出してしまったという。
そんな中、亜季はライターとしてシンガポールで芸術祭を取材する大仕事を依頼されるが、向こうで2年暮らさなければならないため、育児ができないと悩む。
栄一は男性用の吸水パンツを提案し、健太郎も新規事業に乗り気になる。しかし栄一はサロンの仲間から金を集めてトンズラした。
第6話 終わり
第7話「“らしさ”とは何か?」
父・栄一の詐欺について、健太郎はサロンメンバーに謝罪。その事件を知り、世間の矛先は広告塔だった健太郎にも向かった。
亜季はライターとしてシンガポールへ行くことを決断し、健太郎もそれを支持。
流産のショックから立ち直った宮地が、乳漏れパッドを届けにやってきた。
健太郎はパチンコ屋の廃墟で車中生活をしている栄一を発見し、問い詰めた。金を返し、悲しそうに当時受けた差別を話す栄一を見た健太郎は、彼も犠牲者だと理解する。
健太郎は、父・栄一の詐欺事件の釈明記者会見を行う。記者から男性妊婦らしさというワードが出てきて「思いがけない何かが起こったとき、どう対処するかがその人らしさだ」と語気を強めた。
健太郎は、容体が悪化して会見上で倒れる。
テレビで会見を見ていた亜季は、飛行機に乗らず、病院へ向かう。
第7話 終わり
シーズン1最終回 第8話「新しい形」
栄一は智子と病院へ向かう。亜季もやってきた。
健太郎に帝王切開が行われ、早産だが新しい命が生まれた。男の子だ。名前を幸(こう)と名付けた。
健太郎は会社で育休を取得。育児で自分も成長できるので、育休は決してキャリアの下方修正ではないと気づく。
はつらつとする健太郎を見て、田辺が圧倒されている。
数ヶ月は2人で子育てを頑張り、亜季はシンガポール行きをやめようかと言う。健太郎は「誰も犠牲にならなくていい」と答えた。
健太郎は電車でつらそうな男性妊婦に席を譲る女子高生を見つけた。
社会が少しずつ変わり始めた芽吹き!ラストも美しいです!
Netflixドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』シーズン1最終回 第8話終わり
最後のまとめ
斎藤工主演のドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』は、男性妊婦の奮闘を描くことでさまざまな社会問題にスポットを当てることに成功した傑作!
日本のNetflix作品として世界に配信されるにふさわしい完成度・メッセージ性の高い作品でした。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『ヒヤマケンタロウの妊娠』レビュー終わり!
おまけ:動画で感想レビュー
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