ゲーム・オブ・スローンズシーズン6(Game of thrones)全話【1話~10話】のあらすじを、ネタバレありで1話ごとに掲載。
シーン別(地域別)なのでわかりやすい!
ネタバレありなので、GOTシーズン6をまだ観てない人は注意してください。
シーズン6 第1話『紅の女』あらすじネタバレ
メリサンドルの正体は…?/カーセルブラック
ダヴォスはジョン・スノウの死体を発見し、部屋に運ばせた。ジョンの親友だったエッドは怒り、アリザーへ反旗をひるがえす事を誓う。しかしジョンの死を嘆くものは数人しかいなかった。
ダヴォスはエッドに、野人たちのところへ行き、加勢を頼むように指示。
メリサンドルは夜、鏡に向かって服を脱ぎ始める。ベッドにつく彼女は、ヨボヨボの老婆の肉体だった。
サンサに忠誠を誓うブライエニー/ウィンターフェル郊外
サンサとシオンは、ラムジーが放った追っ手から逃れるために、冷たい川を渡って森へ逃げ込むが、兵士たちに取り囲まれてしまう。
そこへブライエニーとポドリックが現れ、兵士たちを次々に斬り殺していった。
ブライエニーは剣を置いて忠誠を誓い、サンサは受け入れると言葉を返した。
ドスラクの遊牧民に捕まったデナーリス
ミーリーンではティリオンとヴァリスが街を歩き、生活苦の人々やロード・オブ・ライトの教えに聞き入っている群衆を見つめていた。住民たちが声をあげたのでその方向へ行ってみると、船団が燃えていた。
ジョラーとダーリオはデナーリスを探していた。ジョラーは山の麓で彼女の指輪を見つけ、遊牧民に連れ去られたと知る。
デナーリスは捕虜となり、ドスラク人の現王・モロと面会。
ドロゴが夫だったと言うと、扱いは丁重になる。しかし、王たちの未亡人が暮らすヴァエス・ドスラク・ドシュ・かリーンという場所へ行き、そこで余生を過ごさなければならないと言われてしまう。
ミアセラの死に悲しむサーセイ/レッドキープ
ジェイミーの船が帰還し、サーセイは娘のミアセラが帰ってきたと胸を躍らせる。しかしミアセラが死んでいるとわかり、涙した。
ジェイミーに、小さい頃の魔女の占い通り、子どもたちは3人とも命を奪われてしまうと嘆いた。
エラリアの反乱/ウォーターガーデンズ
ウォーターガーデンズでは、エラリアがドーランの胸を刺して殺し、反乱を起こした。彼女の娘オバラとナイメリアは、ドーランの息子トリスタンの部屋に行き、槍で頭を突いて殺してしまう。ウォーターガーデンズはエラリアが支配することとなった。
アリアの物乞い修行/ブレーヴォス
アリアは目が見えない状態で、町の階段沿いで物乞いをさせられていた。
そこへ黒と白の館にいる女性がやってきて、目の見えないアリアに棒を渡して勝負を挑む。アリアは叩きのめされた。
女性は、明日もこの修行は続くと言う。
GOTシーズン6第1話の考察と感想
メリサンドルがババアでした!というのが衝撃的だった。ここまでババアだとは…。100歳は軽く超えているような老け具合だった。
それから、アリアの修行が本当にきつそう。肉体的にじゃなくて、死体拭きや物乞いなど、精神的に辛い仕事ばかりだ。常人が「黒と白の館」で修行をしたら、すぐに精神を病んでしまうだろう。
シーズン6 第2話『故郷』あらすじネタバレ
あらすじネタバレ
北の洞窟で過去を見るブラン
ブランは北の果ての洞窟の中で木の根に触れ、ネッドが子どもの頃のウィンターフェルの過去を見ていた。ホーダーはウィリスという子どもで、昔は喋れたようだ。
洞窟には緑色の女性(森の子ら)がいて、弟ジョジェンを失って落ち込んでいるミーラに、ブランにはお前が必要だと話した。
ティリオンがドラゴンの鎖を外す/ミーリーン
ミーリーンでは船団が燃やされ、他の街では奴隷制が復活しているという。
ティリオンはドラゴンをなんとか利用できないかと、地下に行く。燃やされるのではとビクビクしながら、ドラゴンの首の鎖を外した。
アリア、何者でもない/ブレーヴォス
アリアは盲目の状態で木の棒を振るが、館の女性に叩きのめされる。
そこへジャクェンが現れ「お前は何者だ?」と聞き、アリアは「何者でもない」と答えた。ジャクェンはアリアを館へ連れ戻す。
ラムジーの裏切り/ウィンターフェル
ウィンターフェルではルース・ボルトンに男児が誕生した。
ラムジーはルースに、お前が長子だ言われるが、彼を裏切ってナイフで殺害。
ラムジーはルースの妻・ウォルダと生まれたての男児を犬小屋へ案内し、生きたまま犬に食わせた。
シオンの旅立ち
サンサはブライエニーに、初めて会った時についていけば良かったと語る。
一同はジョンがいるカーセルブラックを目指すが、シオンはそこへ行かず、故郷へ帰ると言った。
ベイロン公の弟現れる/鉄諸島
ヤーラは、ディープウッド・モットを占拠していた鉄諸島の兵士が皆殺しにされ、北部に占領地は無くなったとベイロンに告げる。しかしベイロンはさらなる侵略を命じた。
ベイロンは嵐の中、塔から塔へ揺れる橋を移動しようとしていた。すると音信不通だった弟のユーロンが現れ、彼に突き落とされてしまう。葬式を終え、ヤーラは父の仇を探し始めた。
ジョン・スノウ生き返る/カーセルブラック
アリザーら兵士が、ダヴォスたちのいる部屋に突入しようとしていた。
そのとき、トアマンドや巨人のウァンウァン率いる野人の軍勢が到着。アリザーたちを包囲した。エッドはジョンを殺害した兵士たちを牢に入れた。
メリサンドルは、スタニスが勝利するという炎の中のヴィジョンが偽物だったと知り、自信を失っていた。ダヴォスが現れ、魔術でジョンを生き返らせられないかと尋ねる。
メリサンドルは、ミアのソロスによって蘇ったベリックを思い出し、ジョンの髪を切り、胸に触れ呪文を唱えた。
しかしジョンは生き返らず、全員が落胆して部屋から出る。
しばらくたち、ジョンは一人で息を吹き返した。
GOTシーズン6第2話の感想と考察
感想:ゲーム・オブ・スローンズもシーズン6になると、シーン別にして1回のストーリーで7つの地域が出てくる。しかし、それだけ、北から南までいろんな地域で冒険が繰り広げられていて、どんどん楽しくなってきた。
考察:ジョンが裏切られてかわいそうだけど、アリザーや野人に村を皆殺しにさせられたオリー(ハンターハンターでいうとクラピカの境遇だな)の言い分も至極真っ当。
野人を北部の土地に入れて、まとめられなければまた村々を襲うだろう。
ジョンは理想主義によって、ナイツウォッチの兵士は二手に別れて殺し合い、野人たちともまた乱闘になってしまった。結局ナイツウォッチの数が減っている。
あとは、生き返らせられる設定はどうなんだろう。死に重みがなくなるような気がするので、あまり好きではない。
それとも、ジョンをキリストみたいな感じに描きたいのだろうか?多分そうなのだろう。
シーズン6 第3話『背任者』あらすじネタバレ
あらすじネタバレ
アリザーやオリーの処刑/カーセルブラック
メリサンドルによって生き返ったジョンは、ダヴォスに介抱され、エッドやトアマンドと抱き合った。メリサンドルは、スタニスではなくジョンこそが、約束の王だったと語る。
アリザーやオリーなど反逆者を首吊りで処刑されることに。アリザーは、自分は最後に、信念を貫いたと語った。ジョンがロープを切り刑が執行される。
エッドに総帥にコートを渡し、ジョンはナイツウォッチを辞めた。
オシャとリコン捕虜に/ウィンターフェル
ラムジーが居るウィンターフェルには、スターク家の旗手だったアンバー公が来ていた。
アンバー公は、野人たちとの決戦のため協力しなければならないと言い、捕らえたオシャとリコンを差し出す。リコンのダイアウルフは殺されていた。
小評議会からのけ者に/レッドキープ
トメン王はハイスパローに抗議をしに行くが、逆に教えを説かれて、ほだされてしまう。
クァイバーンはヴァリスの小鳥たち(諜報に使っていた子ども)にお菓子を渡し、彼らを手なづけた。
サーセイとジェイミーは人体改造されたグレガーを連れ小評議会に乗り込むが、叔父やオレナやメイス・タイレル公が席を立ち、部屋を出て行く。会議に加わることは叶わなかった。
アリア視力を取り戻す/ブレーヴォス
アリアは「黒と白の館」で盲目のまま棒術の修行を続けていた。何日も棒で殴られながら、ついには女性を殴り返せるレベルに到達。
ジャクェンはアリアに泉の水を差し出した。アリアは死ぬのではないかと恐れながら水を飲み、目に光を取り戻した。
お前は誰だ?と問われ「何者でもない」と答える。
GOTシーズン6第3話の感想と考察
今回の話しは、ゲーム・オブ・スローンズでたまにある退屈回だった。各地の中継をちょっとずつ繋いで終わるみたいな感じ。尺の調整回なのだろう。
アリザーの最後の言葉が印象的だった。彼は彼なりに信念を貫いた。アリザーの生き方が正しかったかは置いておいて、最後までブレない男というのはカッコいい。
あとは、ジョンがナイツウォッチを辞めたのがスカッとした。伝統はあると言っても時代遅れの集団だし。これからジョンが誰と手を組んで戦うのかが楽しみだ。
シーズン6 第4話『異客の書』あらすじネタバレ
あらすじネタバレ
サンサ来訪/カーセルブラック
サンサやブライエニーたちが、カーセルブラックの門をくぐった。サンサはジョンとハグをして、2人で部屋で久しぶりの会話をする。そして、以前ジョンを落とし子だとバカにしてごめんと謝った。ジョンはすべて許すと言う。
サンサはウィンターフェルを攻め、故郷を奪還するべきだと話すが、ジョンはもう戦いは懲り懲りだと反対した。
そこへ、ラムジーからの手紙が届く。リコンを預かっているから降伏しろという内容だった。
オシャ死亡/ウィンターフェル
リコンと共に捕まったオシャはラムジーの部屋に呼ばれた。オシャは彼に跨って油断させた後にテーブルの果物ナイフで刺そうとする。しかし、シオンから抜け目のない女だと聞いていたと言われ、逆に首を刺されて死亡。
べリッシュとロビン/ヴェイル(谷間)
ベイリッシュが谷間に帰って来たことをロビンは喜ぶ。ベイリッシュはハヤブサを彼にプレゼントした。
諸侯が、サンサをラムジーに奪われたとベイリッシュを責め立てる。しかしベイリッシュは道中ラムジーの軍に襲われたと言い訳をした。そしてロビンを丸め込み、サンサ奪還のため、ウィンターフェルへの進軍を命令させる。
サーセイの作戦/レッドキープ
レッドキープではサーセイが小評議会にある作戦を提案する。レッドキープの軍がハイスパローがいる聖堂を攻めることを禁じられてる今、タイレル家が軍を出し、レッドキープの軍が撤退するという作戦だった。
背に腹は変えられないと、オレナやタイレル公は作戦に賛同。
ティリオンの外交/ミーリーン
ティリオンはミーリーンに、反乱集団「ハーピーの息子たち」を支援しているという噂がある親方たちを呼び、ミーリーン以外の都市では、奴隷制度を7年かけて廃止するのはどうかと提案。
補償や奴隷以外の商売方法の提案すると付け加え、親方たちは条件を呑んだ。奴隷だったグレイワームやミッサンディは、心から賛同できずにいる。しかしティリオンに、戦争と奴隷制度の両方を一気に無くすことはできないと言われた。
デナーリス燃える
デナーリスは、ドシュ・カリーンという死んだ王の妻が暮らす家に閉じ込められていた。外に出ると、ジョラーとダーリオが救出に来ている。デナーリスはそのまま抜け出すよりもっといい作戦を思いついた。
ドスラク人の各部族の王たちが木造りの建物に集まり、デナーリスがドシュ・カリーンに加われるかの話し合いが開かれた。
デナーリスはわたしがドスラク人を統治すると言って笑われる。その直後、炎が灯る台をすべて倒し、火事を起こした。部族の王たちは外へ逃げようとするが、ジョラーたちが見張りを殺し、扉が開かないようにしていた。
王たちは焼け死に、扉が崩れ落ちる。デナーリスだけが焼けずに裸で現れ、ドスラクの民衆は彼女にひれ伏した。
GOTシーズン6第4話の感想と考察
地味に好きなキャラクターだったオシャが死亡して悲しい。ラムジーなんかに殺されてしまうとは…。オシャはもっと活躍してほしかった。
ティリオンの「奴隷解放と内戦回避、両方は同時にできない」という言葉が印象的だった。同時にやると街が壊滅してしまうということだろう。政治をする人間は民の苦しみを理解しながらも、妥協が必要だというよい例だ。
シーズン6 第5話『扉』あらすじネタバレ
サンサの決断/カーセルブラック
サンサにベイリッシュから手紙が届き、こっそりモウルズタウンの廃墟で会うことに。サンサはベイリッシュに怒りをぶつける。ベイリッシュはラムジーをよく知らなかったと言ってサンサに忠誠を近い、モウト・ケイリンから援軍を出すと約束した。
ジョンやダヴォスが中心となって軍議が開かれた。サンサはベイリッシュに会ったことを黙っている。兵が足りないということで、リヴァーラン城を奪い返した、サンサの叔父ブラック・フィッシュなど、各諸侯たちの城を周り同盟を募ることにした。
ジョンやサンサの一団は南へ出発。
ユーロン王誕生/鉄諸島
ベイロンが死に、誰が新しい王になるか丘で話し合いが持たれた。ヤーラや名乗り出る。しかし、ベイロンの失策を責め、彼を殺したと堂々と言い放った叔父のユーロンが支持され、新王となる。
ユーロンに殺されると確信したヤーラは、シオンや部下を連れ、船団で鉄諸島を脱出。
アリアの任務/ブレーヴォス
ジャクェンはアリアに劇団をまとめているレディ・クレインを殺せと命令。
アリアは劇を見に行く。父ネッドやサンサを侮辱したような内容だった。しかし、クレイン自体は悪い人間ではなさそうだ。
アリアはそのことをジャクェンに話すが、彼はすでに金は貰ったと言う。
ジョラー旅に出る
デナーリスはジョラーに命を救われたと言い、彼を赦す。
ジョラーは左腕に発症したグレイスケール(灰鱗病)を見せた。デナーリスは、旅をしてグレースケールを直し、また戻ってこいと涙する。
ティリオンとキンヴァラ/ミーリーン
ティリオンはデナーリスが内戦を治めたと人民に広めるため、ロード・オブ・ライトの女性司祭・キンヴァラを雇うことに。キンヴァラは、ヴァリスが去勢されたという、彼女の知るはずのないことを話し、一同を驚かせた。
ホーダーの過去/北の果ての大地
ホワイトウォーカーを生み出したのは、木の洞窟の周りにいる緑の女性たちだとわかった。緑の女性は攻めてくる人間に対抗するために仕方がなかったのだと言う。
ブランは三つ目の鴉(木の根の老人)が寝ている最中に、根っこに触れる。すると目の前に「夜の王(ナイトキング)」がまとめる死者の軍団が現れた。ホワイトウォーカーのボスである夜の王は、実体のないはずのブランの存在を感じ取り、手を握った。
ブランが叫んで起きると、三つ目の鴉(老人)は夜の王に印をつけられたと言う。老人はブランに全てを教えるといい、ウィンターフェルの過去のヴィジョンを見せた。
赤い木の麓に死者の軍団が現れ、木の根でできた洞窟に侵入してきた。緑色の人間たちが対抗するが、次々に倒されて行く。三つ目の鴉は、夜の王に葬られてしまった。
ホーダーはブランのそりを引き、ミーラの先導で洞窟の反対側へ向かう。後ろには数多の死者たちが迫っていた。
洞窟の反対側から出たミーラは、「ドアを押さえて(hold the door)」とホーダーに叫ぶ。
ウィンターフェルの過去のビジョンで、ブランは少年ウィリスを見ていた。そこに現実世界のミーラの声が聞こえると、ウィリスは突然倒れて「ホールド・ダ・ドアー」と叫びながら痙攣を起こした。言葉は縮まり「ホーダー」になる。
現実世界のホーダーは、扉を押さえながらも「ホーダー」と叫び、死者たちに体を引き裂かれていった。
そしてブランは、三つ目の鴉となった。
GOTシーズン6第5話の感想と考察
ホーダーまで死んでしまった…。そして彼の過去が哀しい。少年の頃から、北の大地でブランを守るために、洞窟のドアを押さえて死ぬという運命がずっと決まっていたと思うと感慨深い。
見方を変えれば、過去に行ったブランの思考を通し、ミーラの声が過去の少年ウィリス(ホーダー)に影響を与えたのだ。そして、その後の人生を白痴として過ごしブランの命を守ることになる。
藤子・F・不二雄の短編漫画『ノスタル爺』のようで、感きわまった。
ホーダーの一生は幸せだったのか?人によって意見はまばらだと思うが、とても考えさせられた。
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