2022/03/06に放送された『真犯人フラグ』19話はいろんな意味で衝撃でしたね。
一応18話までで私が考察した真帆が二宮瑞穂から逃げている説が大筋では当たっているっぽいですが、瑞穂には他に部屋に一緒にいた男性の協力者がいるようです。
おそらく二宮瑞穂はただの復讐者で、犯人ではないのでしょう。
首謀者は一体誰なのか→瑞穂の隣にいた男性はミスリード! 真犯人は真帆か陽香では!?最終回20話はどうなるのか?順を追って考察していきます!
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真犯人フラグ19話で判明した伏線回収ネタバレ
菱田朋子と山田コーチの告白内容+バタコ
©︎日本テレビ・hulu
篤斗と光莉がいる部屋に入ってきたのは菱田朋子と山田コーチ。
菱田は凌介に鍵を返したが、スペアキーを作っていた。
キヨ君が篤斗のユニフォームを盗み、菱田や山田コーチは最初はそのイジメ問題を隠したかった。
しかしそれだけでなく、菱田は定期的に真犯人に脅されていた。菱田の押し入れに書かれていたのは「しゃべりすぎだ」という脅し。
篤斗のボールは、山田コーチが失踪当日に篤斗が来てたことを隠したくて、凌介の部屋に蹴って入れた。
菱田の押し入れにあったのは、篤斗の10番ユニフォームと当日持っていた傘。
ドライブレコーダーに映っていたのは、菱田と篤斗と知らん女子高生。
©︎日本テレビ・hulu
菱田は真犯人の指示でテープを盗み、部屋の外に置いておいたがそれが戻ってきたので、凌介の家に返した。
林を殺害した凶器の包丁は菱田が凌介の家に戻した。
菱田は真帆に「遅番ってことにして」と頼まれていた。
菱田に脅しが始まったのは、真帆と林の不倫を凌介に話して以降。
バタコは篤斗に「10番のユニフォームうちにあるよ」と、普通に声をかけて連れて行った。
バタコが篤斗を氷漬けにして送ったのは、教祖アリス様の返せという指示。
GPSは篤斗がサッカー教室から出るときに引っかかって落ちた。
橘一星の告白内容
©︎日本テレビ・hulu
留置所の一星は、光莉の泣き落としで事実を告白。
一星は、母・すみれのことで真犯人から脅されていた。会社にきた手紙は脅迫文。
一星は犯人の指示で、コンテナで光莉が倒れているビデオや、イスの手がかりを演出。陽香にも手伝ってもらっていた。
一星は犯人の指示を実行すると同時に、陽香と共に林を真犯人ではないかと疑って調べていた。
光莉を陽香に拉致させ、一星が救い出した流れは、光莉の身を守りたかった一星の案。
陽香は一星を手錠で繋いでいたが、強羅がやってきて一星を解放した。
二宮瑞穂と姉・凪沙について
会社を休んでいる二宮瑞穂は事件の内容を第一幕から最終幕まで書いてTwitterに投稿。そばには謎の男が。
林は瑞穂の姉・凪沙の婚約者だった。
©︎日本テレビ・hulu
しかし林は真帆と不倫して惚れてしまった。
林は強羅を利用して、凪沙が反社と繋がる風俗嬢だと噂を広めさせて、別れた。
その後、凪沙は自殺。
強羅は反社の男性・かなわ(ナイツ塙)に凪沙のゴシップを流すように指示していた。
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しちはごじゅうろくは、瑞穂が10年ほど前「しちわごじゅうろく」と言って、林にからかわれたこと。
19話考察:二宮瑞穂は犯人確定?もう1人は?
©︎日本テレビ・hulu
19話のラストでは二宮瑞穂と河村が洋館で対峙。河村を追いかけてきた凌介と日野が陰からそれを見つめ、瑞穂が「全てを終わらせる」と言って終了。
ここから考察になりますが、瑞穂は真帆をさらった犯人というより、真帆と姉自殺の真相を追う復讐者というほうが近いのでしょう。
家で原稿を書いていた瑞穂の横にもう1人の男が映っていて、若い男っぽいのですがボヤけていてよくわかりません。
©︎日本テレビ・hulu
瑞穂と一緒にいた人を若い男性から探すとなると、山田か鼓太朗か金城です。SNS情報では、着ているセーターなどから望月鼓太朗確定なようです。
瑞穂が鼓太朗を利用、協力してもらっている可能性はあります。
ちなみに原稿用紙の内容は、橘一星から受け取った内容でしょう(一星の切り札)。
原稿には事件の真実・虚実が入り混じっているようですが、全時点では断片的にしか読めず、全貌は明らかになっていません。
瑞穂は河村か誰か、真犯人を誘い出すエサとして原稿用紙をTwitterに投稿したのでしょう。
首謀者はやはり真帆
男をミスリードに使うということは、逆にいうと真犯人は女の可能性が高いです。
姉・凪沙の自殺に不倫で関与してしまった真帆は、二宮瑞穂に追い詰められて逃亡したのでしょう。
真帆は逃亡中に林が凪沙の自殺を仕組んだことを知り、強い罪悪感に苛まれます。
そして真帆は、瑞穂が林を殺そうとしていると知り、彼女の代わりに林を殺した、もしくは強羅に殺させたのではないでしょうか。
真帆は瑞穂の姉・凪沙が林に送った時計を林の死体から取り、河村経由で押し入れにしまったのかもしれません。
河村は瑞穂が書いた原稿用紙の文章と写真から建物の場所を特定し、瑞穂の思惑通りにやってきたっぽいです(河村が事前に行った場所と洋館が同じ場所かは不明)。
その建物に真帆が隠れていたのを(すでに逃亡?)、瑞穂が見つけ出したのだと思います。
瑞穂は真帆に協力している河村に気づいて、林殺しの真相などを話し合うために呼び出したのでしょう。
真帆が関わっているなら、アナグマモードのビデオテープがなくなっていたのも凌介へのメッセージだと説明がつきます。
河村が犯人というパターンを予想している人も多くいますが、大親友・凌介の妻であり、大好きな女性・真帆を誘拐するには、理性的すぎる人物な気がします。
真帆に協力するならともかく、一方的に誘拐するほど河村の動機は強くないでしょう。
陽香(はるか)真犯人説
陽香真犯人説に言及している人はあまりいないみたいですが、個人的にはアリかも!と思っています。
陽香(はるか)の家に強羅が来て一星を解放したので、やっぱり陽香と強羅は親子なのでしょうか?(2人ともアーティストみたいですし)
陽香は、huluで配信された週刊追求No.5でも取り上げられました。
しかしまだ、すでに捕まった陽香が裏で動いていた可能性も捨てきれません。(捕まったのも強羅を利用して自分の悪事を撹乱するためで、わざとかも…)
なぜなら陽香には、一星にすべて罪を被ってもらえば、一星を他の女性に見られない場所(刑務所)においておけるというメリットがあります。
すでに留置所にいる人物が真犯人なんて誰も考えつかないだろ?というわけです。
陽香真犯人の場合、家出する光莉と交換するための切り札として、陽香が真帆を別の場所に拉致していた可能性もあります。
真帆は強羅を通して陽香に光莉の奪還を依頼し、後から陽香に逆に利用されたなどのパターンもあり得るでしょう。
陽香が林殺しの犯人だとして、動機も一星の罪を重くするためだと一応説明がつきます。
ビデオテープを使って真帆が生きているっぽい音声データを作り、すでに真帆を殺害しているのかもしれません。
瑞穂や河村が何らかの形で絡んでくる線もありますね。
河村が陽香の協力者で、瑞穂は真帆を助けたいだけとか、その逆とか。
ただ、陽香が真犯人の場合も、強羅かもしくは他の協力者がいる可能性が高く、さらにその協力者と仲違いしている可能性もあります。
(可能性が多過ぎますね…)
19話考察まとめ動画
19話の伏線回収、考察や真犯人予想については動画でもまとめてみました↓。短いのでどうぞ☆
真犯人フラグ19話のネタバレ感想
ミステリーとしてはストーリー脚本が破綻しているの記事←でも書きましたが、19話はさらに反則連発でした。
怪しい人物である菱田朋子と山田コーチ、さらには橘一星も真犯人から脅されていたとわかります。
そして真犯人と協力者である彼らの間にいる強羅が、仲介役・連絡係・実行係です。
まず、怪しい動きをしていた協力者たちが脅されて動いていただけだと、これまでの伏線の意味がなくなります。
そしてさらに真犯人と協力者の間に強羅がいるというのはちょっとやりすぎでは?
協力者と真犯人の間にまったく接点なしでいろいろできちゃいますよね。考察は完全に無理ゲーです。
一星と陽香の共依存関係も、共依存という単語で納得させたいのかもしれませんが、一星から見ると単に陽香に追い詰められて仕方なくという側面が強いように思えます。
あとはドライブレコーダーに映っていたのが、光莉じゃなくて知らん女子高生というのもちょっと残念でした。
同じ高校の似た女子が菱田と篤斗と一緒に映り込むってすごい偶然過ぎ…。
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