映画『デイシフト』(Day Shift)。ジェイミー・フォックスがお茶目なヴァンパイアハンターに扮し、吸血鬼を殺しまくります!
作品情報・キャスト・あらすじ・見どころ、ぶっちゃけ感想・評価、ストーリーネタバレあらすじ解説を知りたい人向けに徹底レビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
作品についての視聴者・口コミアンケートも投票お願いします↓
映画『デイ・シフト』作品情報・キャスト
原題:『Day Shift』
ジャンル:アクションホラー・コメディ
監督:J・Jペリー
脚本:タイラー・タイス/シェイ・ハッテン
監督のJ.J.ペリーはハリウッドで長年スタントやアクション監督を務め、『ジョン・ウィック』シリーズの撮影にも参加している実力派。
通りで本作のアクションは素晴らしいわけです。一方、ストーリーは…。
ちなみにタイトルのDay Shift デイ・シフトは日勤という意味です。
デイ・シフト/登場人物・キャスト紹介
登場人物 | キャスト・出演作 |
バド ヴァンパイアハンター |
ジェイミー・フォックス アクションも笑いも一級品です。 (『コラテラル』『ジャンゴ 繋がれざる者』『Ray』『ALI』『ソウルフル・ワールド』『スパイダーマン・ノーウェイ・ホーム』『ゼイ・クローン・タイローン/俺たちクローン』) |
セス ヴァンパイアハンター組合の内勤組だが、上からバドを監視しろと命令された。 |
デイヴ・フランコ 頼りないナヨナヨキャラが最高。 (『グランドイリュージョン』『NERVE/ナーヴ 世界で一番危険なゲーム』) |
ヘザー バドのアパートの隣人。なお正体は…。 |
ナターシャ・リュー・ボルディッツォ (『ガンズ・アキンボ』『観察者』) |
ビッグ・ジョン 大御所ヴァンパイア・ハンター。バドは昔一緒に狩りをした仲間。 |
スヌープ・ドッグ 大御所ラッパーのスヌープ・ドッグが登場。 |
オードリー 吸血鬼の元締め。表の顔は不動産会社の経営者。 |
カーラ・ソウザ (『Don’t Blame the Kid』『殺人を無罪にする方法』) |
ジョス バドの別居中の妻。 |
ミーガン・グッド (『モンスターハンター』ドラマ『ハーレム』) |
ペイジ バドとジョスの娘。 |
ザイオン・ブロードナックス |
ネタバレなし感想・あらすじ・海外評価
あらすじ:舞台はカリフォルニア。プールの清掃業のかたわらヴァンパイアハンターとして活動しているバド。別居中の妻ジョスは「娘ペイジの学費や歯の矯正費用が間に合わないからフロリダへ引っ越す」と言う。娘と離れたくないバドはヴァンパイア退治を頑張って金を稼ごうとするが…。
スタイリッシュなバンパイア殺戮アクションを見たい人にはおすすめ(なかなかグロいので注意)。
一方でストーリーは非常に薄く、物語の内容はオマケ程度です。ストーリー性を重視する人にはまったく向かないでしょう。
相棒のセスが「おしっこ漏らしちゃった」など、露骨なギャグやブラックジョークに笑えるかどうかでも評価が分かれると思います。
海外レビューサイトの評価も微妙な感じ。「アクションは凄いけどストーリーに意味はなく、機能していない」というような意見が多かったです。
おすすめ度 | 70% |
グロアクション | 90% |
ストーリー | 46% |
IMDb(海外レビューサイト) | 6.2(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 56% 一般の視聴者 73% |
※以下、『デイ・シフト』のストーリーネタバレありなので注意してください!
Netflix映画『デイ・シフト』ネタバレ感想・評価
迫ってくるヴァンパイアをショットガンでキャッチーかつスタイリッシュに殺害していくアクションシーンは素晴らしいのひとこと。
エクソシストみたいにいろんな体勢をとるヴァンパイアを、銃・ピアノ線・刃物など、ありとあらゆる方法で殺していきます。
飛びかかってくるヴァンパイアをショットガンの衝撃で空中で逆回転させる。
変な体勢の吸血鬼の腕をぶった斬る。首を切断するなどなど。
まさに殺しのフルコース!楽しめました。
ストーリーはあってないようなもん。
金欠のヴァンパイアハンターが吸血鬼を殺しまくり、家族を狙われてなんとか救い出すだけの内容ですから。
あとはコメディシーンもわりと楽しめました(ギャグについては賛否分かれそうですが)。
個人的にはデイヴ・フランコ演じるセスのキャラが好き。
軟弱でバドが投げる銃を受け取れなかったり、パニクっておしっこ漏らしたり。
そして終盤には噛まれてヴァンパイアになり、バドに首を切られ、またくっつけると言う。
バカバカしすぎて笑えました。
逆にスヌープ・ドッグが演じたビッグ・ジョンについては、大御所出したぜ感がすごくて気になりました。
バドの仲間はセスとヘザーだけでも良かったような…。
それか中盤にもスヌープ・ドッグを出して物語に馴染ませるべきだったでしょう。
ラッパーのスヌープ・ドッグそのまんま!という感じで、なんか浮いて見えました。
女性ヴァンパイアヘザーについても、ヴィランのオードリーに操られていたから仕返しするためにバドの側につくというのはわかるんですが、それだけだと仲間になる必然性が少し弱いと思いました。
ヴィランのオードリーもバドの娘と妻を誘拐したはいいものの、拘束もせず余裕をかました結果スキができて倒されてますし、全体を通してシリアス感を出そうという意図は微塵もありません。
『デイ・シフト』はライトに見られてアクションも面白いですが、物語としては薄いし設定もズボラな映画でした。
ヴァンパイアの事情はどうでもいい
主人公のバドたちヴァンパイアハンターが吸血鬼の生きる事情とかを一切考慮していないのも本作の特徴。
相棒のセスが「ヴァンパイアも人間だった」というと、バドは「今は殺しまくっている」と軽く流し、それ以降“ヴァンパイアの事情”には触れられません。
さすがにいさぎよすぎる感じがしますが、本作の薄っぺらいストーリーに共存などのメッセージを入れ込んでも崩壊するだけでしょうし、吸血鬼の事情を考慮しないのは英断だったかもしれません。
↓映画『デイシフト』のあらすじラスト結末解説は2ページ目へ↓
- 1
- 2