映画『クライ・マッチョ』ネタバレあらすじ解説
落ちぶれた老齢の元ロデオのマイク・マイロ(クリント・イーストウッド)は、妻子に交通事故で先立たれた後、仕事も首になり、孤独に暮らしていました。
ある日マイクは、世話になっている牧場主ハワード・ポーク(ドワイト・ヨアカムラファエル)から、メキシコにいる元妻との子供ラファエル(ラフォ/エドゥアルド・ミネット)が虐待されているようだから連れ戻してほしいと依頼されます。
金銭面の面倒を見てもらっているマイクは、仕方なくオンボロ車でメキシコに渡りました。ハワードの元嫁で実業家のリタ(フェルナンダ・ウレホラ)の家に行きますが、そこにラフォはいません。
リタは「ラフォは13歳の少年ながら街で盗みを働くワルで、ストリートで闘鶏をしている」と話しました。
マイクは違法闘鶏場にいるラフォを見つけ、「牧場主の父が会いたがっている」と説得しました。カウボーイになることに憧れていたラフォは了承。しかし荷物を取りに行くと言っていなくなります。
マイクは再びリタの家を尋ねました。リタは「ラフォは逃げた」と言い、マイクをベッドに誘おうとしますが、マイクに断られて激情。「ラフォをアメリカに連れて行くなら誘拐で訴えて、一生メキシコの刑務所で暮らさせてやる」と叫びました。
訴えられてはかなわないと考えたマイクは車で逃げようとしますが、後部座席にラフォが乗り込んでいました。ニワトリのマッチョも一緒です。
マイクはラフォを追い出そうとしますが、彼はアメリカに行くと言って聞きません。
マイクはリタの部下に見つからないように急いで車を走らせます。ある街で飲食店を営むマルタという女性と出会い、そこで食事をします。
マイクたちは車で進みますが、大規模な検問があり、しばらくマルタの街に滞在することにしました。
マイクたちは礼拝堂で寝て、野生の馬を飼い慣らす仕事をしながら、マルタの店で彼女の聾唖の孫たちと仲良くなります。マルタは娘に先立たれてしまったそうです。
マイクとマルタはお互いに惹かれあっていきました。
しばらくたち、マイクは替えの車を修理して出発することにしました。
ラフォの母・リタの部下が追ってきて、銃で追い詰められますが、ニワトリのマッチョが飛びかかり、マイクが銃を奪ってその部下を脅しました。
国境が近づきますが、父・ハワードが母・リタと投資の利益配分の相談のために自分を取り戻して、交渉の材料にしていると知ったラフォは、マイクに激怒。
マイクは「ハワードがお前を気にかけているのは本当だ」と慰めました。
マイクたちは警官にドラッグを運んでいると思われ不当な捜査を受けながらも、無事に国境沿いに到着。ラフォはマイクにニワトリのマッチョを渡し、車でやってきた父・ハワードのところへ向かいます。
マイクは道を引き返し、マルタと一緒に暮らすことにしました。
映画『クライ・マッチョ』終わり。
最後のまとめ
映画『クライ・マッチョ』は、クリント・イーストウッドが新しい人生の始め方を教えてくれた一方、ストーリー展開は微妙な作品でした。
世間的な評価は高くないですが、マチズモ救済というメッセージもあり、個人的には感動できました。
クリント・イーストウッドには100歳まで生きてほしいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『クライ・マッチョ』レビュー終わり!
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