原作漫画と映画の比較：ラストが全然違う
原作漫画と映画はかなり内容が違った。
まず、映画の韓国人のジヨンは、原作漫画では石倉という日本人である。
そしてさゆりが死んだのは5年前で、半年後には死体も発見され、崖から落ちた事故とされている。なので浅井も石倉もまだ20代の設定。
最大の違いが、ラスト結末。
浅井は石倉（映画でいうとジヨン）に首を絞められて、自分がさゆりを殺したと告白するのは一緒。
（5年前に浅井が石倉を殺害した方法は頭を大きな石で殴るというもの。ここは違う。）
浅井は殺人の告白のあとで自分の告白を聞いた石倉を殺害し、山の岩陰に放置。救助隊には自分だけが救助される。
雪が降り積もるので岩倉の遺体は春までは発見されないだろうという結末。
映画の「告白したお前が悪い…」という結末もいいが、「聞いてしまったアイツが悪いのだ」という原作の結末も趣深い。「聞いてしまったアイツが悪いのだ」というセリフが岩倉から浅井に乗り移ったかのようなラストだった。
ちなみに浅井が目覚めたら夢だった！という展開は原作にはない。
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