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ヒューマンドラマ

  • 2019年10月31日
  • 2024年5月15日

映画『カジノ/Casino』感想「評価クズ女とマフィアのやり取りが微妙」ネタバレあり

グッド・フェローズなどマフィア・ギャングモノに定評があるマーティン・スコセッシ。 そんな彼が1995年に作ったのが『カジノ(Casino)』であり、ロバート・デ・ニーロやジョー・ペシなど、そうそうたる“お馴染みメンバー”が出演しているが、内容はかなり微妙だった。 この記事ではカジノがつまらなかった理由を考察していく。 youtu.be 映画『カジノ』ネタバレ考察/ギャングの女性問題がテーマ 『カジ […]

  • 2019年10月30日
  • 2024年4月11日

映画『沈黙 -サイレンス-』ネタバレ考察「キリスト教VS日本文化の壮絶な作品」メッセージ解説,赤字?

マーティン・スコセッシ監督が、遠藤周作の同名小説を映画化した『沈黙 -サイレンス-』。 個人的な感想を言わせてもらえば、スコセッシ作品のなかでも最高の部類に入るものだった。 この映画にかけた費用は約56億円。しかし、興行収入は世界で25億円ほど・・・めっちゃ赤字である。 なるほど、スコセッシがMCUに愚痴を言いたくなるのも当然だ。しかし、受けない理由はめちゃくちゃシンプル! この記事では『沈黙 - […]

  • 2019年10月20日
  • 2024年5月15日

ネタバレ考察『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』実話の解説,友情の感想,ラストあらすじ評価解説

映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を観ると、フランク(レオナルド・ディカプリオ)とカール(トム・ハンクス)の関係性に思わずジーンときてしまう。 詐欺師とFBIという関係性でありながら、なぜこんな素晴らしい友情が生まれたのだろうか。 今だったらこんな関係絶対ありえないだろうし、大問題になる可能性も高い。 この記事では『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を通して、1960年代アメリカがどうい […]

  • 2019年10月3日
  • 2024年4月11日

映画『バッファロー’66』ネタバレ考察「絶望からの希望へ」ラスト結末の解説

映画『バッファロー’66』はオシャレなだけじゃなく、演技やストーリーも最高の話だった。 社会で生きにくく、心に問題のある男性と少女の恋という点では、「タクシードライバー」や「レオン」に通じるものがあるが、バッファロー’66の結末は、また全然違う形になっている。 ネタバレありで、感想や考察、評価を書いていく。 youtu.be 映画『バッファロー’66』考察(ネタバレ) 主人公ビリー・ブラウン(ヴィ […]

  • 2019年9月26日
  • 2024年4月11日

映画『ロリータ(1962)』ネタバレ考察「ロリコン蔑視と起源」メッセージの解説・感想

映画『ロリータ』の考察や感想をまとめていく!スタンリー・キューブリック監督は、作品の幅が広すぎる監督である。 2001年宇宙の旅はSF、時計仕掛けは社会派、シャイニングはホラーといったことからわかるように、ありとあらゆるジャンルを自分流にしてしまう稀有な存在である。 そしてなんとこの監督は、「ロリータ(1962)」という、少女に対する偏執的な愛を描いた、ロリコン映画まで作っている・・・恐ろしや。も […]

  • 2019年9月25日
  • 2024年4月11日

映画『シェイプ・オブ・ウォーター』ネタバレ考察・ラストの意味を徹底解説/半魚人の愛はティール色,感想評価

映画『ナイトメア・アリー』(2022)のギレルモ・デル・トロ監督による、第90回アカデミー作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞の4冠を勝ち得た映画『シェイプ・オブ・ウォーター』。 アカデミー賞を取っているから良いとか悪いとかの談義は一旦置いて、個人的な感想を述べさせてもらえば、ストーリー、映像ともに最高に楽しめる傑作だった。 ギレルモ・デル・トロ監督の至上の美意識と、計算されたストーリーが融和していたか […]

  • 2019年9月19日
  • 2024年4月11日

映画『ディアハンター』ネタバレ考察・狂気ラスト解説/ロシアンルーレットや設定の裏話,感想と評価

ロバート・デ・ニーロとクリストファー・ウォーケンが出演している傑作映画『ディアハンター』(1978)! ディアハンターは、若者が青春を謳歌するシーンが長く、全体としても3時間と長い。 戦争のシーンが少ないなど、色々型破りな部分が多いが、中でも注目するべきはロシアンルーレットだろう。 ディアハンターの考察をしながら、ロシアンルーレットの重要性について解説して結論を出してみたので読んでほしい。 映画『 […]

  • 2019年9月19日
  • 2024年5月15日

ひどい…映画『エンドレス・ポエトリー』ネタバレ考察・感想「ステレオタイプの前衛」ホドロフスキーの駄作?酷評

映画『エンドレス・ポエトリー』を見た。 カルト作品で有名なアレハンドロ・ホドロフスキーによる2016年の自叙伝的作品で、同監督の『リアリティのダンス』の続編となっている。 今回は、青年アレハンドロ・ホドロフスキーが詩人に成長する物語が描かれていた。”詩”というテーマだけに、アーティスティックなものを期待したが、当てが外れた。 個人的にそう感じた理由を考察してみた。 映画『エンドレス・ポエトリー』ネ […]

  • 2019年9月9日
  • 2024年4月11日

ネタバレ考察 映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』感想・ラスト解説,タランティーノが60年代を神格化

つまらないという感想や意見も多い、タランティーノ監督の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(原題:Once upon a time in hollywood)は、個人的には傑作だと思う。 その理由を紹介していきたい。 シャロン事件が防げたなら、ハリウッドの黄金期が永遠に続いたかもしれない! そんな映画オタク、クエンティン・タランティーノの願いを、自らが叶えちゃった作品!それが『ワン […]

  • 2019年9月4日
  • 2024年4月11日

なぜ名作?映画『市民ケーン』ネタバレ考察・ラスト結末の解説,バラのつぼみ意味は?感想と評価

オーソン・ウェルズの映画『市民ケーン(1941)』とても挑戦的でジャンルレスな映画だ。いわば社会派ファンタジーともいえるだろう。 新聞社を経営するケーンという男の物語なので、てっきり社会派のヒューマンドラマかと思っていたが、最後は、なんかファンタジーチックに終わるのだ。テーマも社会派ではなく、人間の根幹・本質についての話である。 歴史的名作といわれる、市民ケーンのテーマとは何か?チャーリーとチョコ […]