小説『ブギウギ』ネタバレあらすじ感想まとめ!上巻の内容14章まで解説

  • 2024年5月15日

NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の小説版のあらすじと感想をネタバレありでまとめています。

(小説版といっても展開やセリフまで朝ドラ版とほぼ一緒です。)

シネマグ
明るいスズ子が厳しい環境で歌手として成長していく描写が本当に美しい。つい親になった気で読んでしまいます。

朝ドラ『ブギウギ』相関図

©︎NHK

『ブギウギ』第1章「ワテ、歌うで!」ネタバレ感想

(テレビ放送2023/10/02〜10/6の内容)

1章のあらすじ

東京ブギウギを大ヒットさせた福来スズ子の小学生時代。

大正15年に銭湯・はな湯の娘・花田鈴子は、歌と踊りが大好き。風呂にきた客にいつも歌を聞かせていた。

ある日鈴子は、母のツヤから「いつもタダで風呂に入るアホのおっちゃんがこの銭湯の最初の客で、看板も作ってくれた」と聞く。アホのおっちゃんが看板を作ってくれてから銭湯は繁盛し出したらしい。だから義理人情でタダで入れてあげているという。

義理人情の素晴らしさを知った鈴子は、内気な親友・タイ子に恩を返すため、彼女が同級生の松岡に告白するのを手伝おうとする。しかし大失敗。

男子生徒たちは「タイ子は芸者の娘で、妾の娘でもある」とひやかした。鈴子は男子生徒たちに殴りかかる。

鈴子の行動に感化されたタイ子は、男子生徒たちを怒鳴りつけた。

鈴子とタイ子は確かに心を成長させた。

歌が大好きな鈴子は小学校卒業後に花咲音楽学校の試験を受けるが、身長が足りないだけで落とされてしまう。鈴子は初めての挫折を経験し、絶望した。

父・梅吉は鈴子に梅丸少女歌劇団をすすめた。試験はすでに終わっていたが、ツヤが必死に頼み込んで梅丸の部長・林に鈴子の歌を聴いてもらう。

鈴子の歌が林に認められ、梅丸少女歌劇団に入れることになった

1章の感想

すごく特別なことが起こるわけではないですが、めちゃくちゃ面白かったです。

シネマグ
セリフがとってもみずみずしくて、鈴子やタイ子の心の成長がひしひしと伝わってきます。

NHKの連続テレビ小説として日本中から注目されている物語なので完成度が高いのは当たり前かもしれませんが、やはり言葉選びが群を抜いてすばらしいと思いました。

『ブギウギ』第2章「笑う門には福来る」ネタバレ感想

(テレビ放送2023/10/09〜10/13の内容)

2章のあらすじ

梅丸少女歌劇団に入団した鈴子を厳しい訓練が待ち受けていた。

先輩の橘アオイが新入生の鈴子たちに礼儀作法を叩き込む。

鈴子は毎日しごかれるが、夜に家に帰れば梅吉とツヤ、そして銭湯の客たちがつらい劇団生活を忘れさせてくれる。

梅丸のモットーは「強く、たくましく、泥臭く、そして艶やかに」だ。

鈴子は実力トップの先輩・大和礼子の踊りを見て衝撃を受け、彼女に追いつこうと必死で練習した。

しばらくたつと、金持ちの幸子と、貧乏の辰美以外の同期は全員辞めてしまった。辛くてついてこれなかったのだ。

幸子と辰美は仲が悪かった。

ある日、鈴子たち3名のうち1人がデビューさせてもらえることになる。

鈴子は死ぬ気で練習し、1人で自主練を繰り返した。しかし、体調不良で倒れてしまう。

医者に百日咳と診断された。鈴子はデビューできないと落ち込む。しかし実際はただの風邪だった。

結局、鈴子たち3人は、福来スズ子、リリー白川(幸子)、桜庭和希(辰美)という芸名で3人とも端役デビューすることができた。

2章の感想

シネマグ
「憧れの劇団に入ったものの、先輩は厳しく練習はつらい」青春の裏側の苦悩がダイレクトに伝わってきました

鈴子が自分は反骨精神がないと悩むところがいいですよね。

反骨精神がないなかでどう頑張っていくかというのは現代の若者にもそのまま通じる教訓だと思います。学べることが多い作品です。

『ブギウギ』第3章「桃色争議や!」ネタバレ感想

(テレビ放送2023/10/16〜10/20の内容)

3章のあらすじ

それから6年が経過。

スズ子は梅丸劇団の中で、ダンスの才能のなさに直面して必死にもがいていた。実力もなく個性もない八方塞がりの状態だった。

恋人が切れないリリー(幸子)には色気が出てきて、ファンがたくさんついていた。

梅丸少女歌劇団の単独公演が決定し、大和の演出で厳しい稽古が続く。

男役の後輩・秋山が同じく男役の桜庭(辰美)が「できていない」と注意する。

心が折れた桜庭は退団を決心した。しかし大和の説得で思いとどまる。

後輩に実力で抜かれていくことが辛すぎるスズ子は、映画が撮りたいと言ってずっと脚本を書いている父・梅吉になぜやめないのかきいた。梅吉は「才能ないのに続けるのはすごいことだ」と返した。

練習室で歌っていたスズ子は大和から「梅丸の舞台向きではないけど、いつかきっと花開く」と言われてうれしくなった。

そんな中、昭和4年(1929年)に世界大恐慌が起こる。梅丸劇団の親会社も経費削減を決断せざるを得なくなり、団員の給料が三分の二に減らされることになった。

大和は減給を不当とし、経営側に抗議をする。しかし状況は変わらない。

大和は単独公演を見送ってでもストライキすると決断。スズ子は大熊社長に文句を言ったが、勝手にしろと突き放されてしまった。

スズ子は大和についていくことにする。

3章の感想

シネマグ
芸事の世界は厳しい…。才能がないという呪いの言葉がスズ子を襲います。後輩に実力でかなわないのも本当に辛いでしょう。どの分野にも通じるリアルな悩みです。

さらに世界恐慌とストライキという激動の展開へ。大和が激怒して抗議するのはもちろん理解できますが、大熊社長たちも本当はそんなことしたくないはず。

会社を愛しているのに抗議しなければいけない引き裂かれるような展開です。

ちなみに2023年10月現在、AIが俳優を代替する問題で全米俳優組合がストライキを続行中です。ブギウギは世界とシンクロする物語ですね。

『ブギウギ』第4章「ワテ、香川に行くで」ネタバレ感想

4章のあらすじ

大和を筆頭にスズ子たちは山寺でストライキをしながら稽古に明け暮れる。

両親たちが娘を連れ帰りに来るなか、梅吉とツヤはスズ子の好物を持ってきた。2人のやり取りは夫婦漫談のようだ。

ピアニストの股野は大和に告白した後に梅丸を退団した。

とうとう大熊社長が大和たちの要求を全面的にのむことにした。しかし大和と橘はストライキで出した損害の責任をとって退団することに。スズ子たちは泣き崩れる。

いっぽう、六郎は「姉のスズ子と顔が似ていないことから自分は別の場所から拾われてきた」と思い込む。

そんな中、ツヤの実家(香川)の地元の名士・白壁治郎丸からスズ子に「法事にきて欲しい」とツヤの姉妹・タカづてに連絡が入った。

スズ子は仕方なく六郎と2人で香川へ。

治郎丸の息子・菊三郎の法事だった。その席でスズ子は菊三郎と元女中のキヌの娘だと聞かされて仰天する。

4章の感想

ストライキで大和がやめてしまう展開は可哀想でしたが、給料減らしたのは不景気とはいえ会社が悪いんだから退団までしなくてもと思いました。

シネマグ
そして4章で1番驚いたのが、スズ子がツヤと梅吉の実子でないということ。衝撃的な展開になってきました。

『ブギウギ』第5章「ほんまの家族や」ネタバレ感想

5章のあらすじ

スズ子はショックを受けてひとり走り、実母・キヌの家に行った。

キヌは「白壁家で女中をしていたときにスズ子を妊娠し、追い出された」という。ツヤの実家でスズ子を産んだあとで、ツヤが面倒を見ることになったようだ。

キヌは父・菊三郎の形見の懐中時計をスズ子に渡した。祖母の家に戻ると六郎が抱きしめてくれた。

大阪に帰ったスズ子は、実の子供でないと気づいたことをツヤや梅吉には言わなかった。

3年後、スズ子の歌声は秋山のダンスと一緒に梅丸少女歌劇団を引っ張っていた。

しかし明確な目標がないスズ子は、今後どうしていこうか悩んでいる。

そんなとき東京の梅丸学劇団の演出家・松永が現れ、スズ子と秋山に向かって「東京に来ないか?」と誘う。

そんな中、大和が腎臓の病気で死に、葬式が執り行われる。夫の股野は赤ちゃんを抱いていた。

スズ子は東京に行って大和のように輝くと決意。母・ツヤも悩んだ末に「行ってこい」と言った。

ツヤは思い出す。ときどき香川に帰ってキヌにスズ子を見せていたが、ある時からスズ子が好き過ぎて「わたしだけの子にしたい」と香川に帰らなくなったのだ。

5章の感想

シネマグ
まさか大和が死んでしまうとは…すごい悲しい気分になりました。朝ドラの残酷な部分が出てきましたね。

ツヤがスズ子を自分だけの子にしたいと言って香川に帰らなくなったエピソードも泣けました。芽生えた親子の情は理性で割り切れないものですよねきっと。

※以下更新中

NHK連続テレビ小説『ブギウギ』関連記事!

関連記事

NHK連続テレビ小説『ブギウギ』がついに始まりました。連続テレビ小説としては109作目にあたります。 戦後の日本を歌で明るくした「ブギの女王」と謳われた笠置シヅ子さんがモデルです。心踊るウキウキの朝ドラがスタートしました! […]

『ブギウギ』第1週