NETFLIXオリジナルの海外ドラマ『瞳の奥に』(Behind her eyes)は、サスペンスとファンタ ジーが組み合わさった佳作だった。オチも予想外でひねりがきいていて面白い!
全6話分のネタバレあらすじを解説し、良かった点・イマイチだった点を考察していく。
オシャレサスペンスが見たい人にはぴったりのドラマ!
瞳の奥に/登場人物の相関図
登場人物と相関図をまとめました。ストーリーの補足にしてください。
『瞳の奥に』ネタバレ感想と評価レビュー
個人的な評価は78点。
不倫、 夢遊病、過去の秘密など人の心の闇がオシャレに描かれていて楽しめた。ドラッグやオシャレ感が、同じくネトフリオリジナルの『クイーンズ・ギャンビット』に近い雰囲気。
ロンドンの街が一望できるルイーズのアパートのバルコニー、庭で食事できるアデルの豪邸などとってもオシャレ。
アデルが白い壁一面に森の絵を描くシーンなどアート的で楽しめる!
『瞳の奥に』海外レビューサイト点数と個人の評価
- Rotten Tomatoes 批評家56%
- IMDb 6.9/10
- 当サイトCineMag管理人の評価 78点/100
ラストのオチも予想できない感じでよかった。次はそれを深く考察してみる。
ロブオチを徹底考察
デイヴィッドを好きになったロブがアデルの体に乗り移っていて、最後に主人公・ルイーズに乗り移ってデイヴィッドと結婚する結末は意外性がありグッド!
つまり我々がアデルとしてみていた人物の心はずっとロブ。
かなりひねりが効いていて、予想できないものだった。
ロブはアデルに好意を持っているよう描かれていたので、ゲイだったことに意外性もある(一応それっぽい伏線発言はあったが)。
デイヴィッドは、実質ずっとロブと結婚していてこれからも…。そう考えると背筋のゾクっとするヤバすぎ感があり、サスペンスの余韻として素敵。
ちなみに原作小説のラストでは、ルイーズ(ロブ)がアダムの死をほのめかすセリフがあるらしい。こわっ!
(原作小説はコチラ↓)
ちょっと微妙だったのは、方法が 幽体離脱というファンタ ジーだった点。
サスペンスからファンタ ジーへの切り替わりが唐突すぎた印象だ。海外サイトの評価がイマイチなのもそれが理由だろう。
最初の方から、 夢遊病だけでなく 幽体離脱の要素をもうちょい強めにほのめかしてくれれば、完成度はもっと上がった気がする。
Netflix『瞳の奥に』全6話のネタバレあらすじ結末解説
3年前に夫と離婚したルイーズは、職場にやってきた新しい 精神科医デイヴィッドと恋をする。しかし偶然、彼の妻・アデルとも友達になり、自分の 夢遊病について相談するほどの仲となった。
アデルは 夢遊病で新しいドアを開け、夢を好きにコン トロールする方法を伝授してくれ、ルイーズはそれを実践し、幸せな夢を見れるように。
デイヴィッドは、元隔離施設にいた妻・アデルの行動を常に監視しているようだ。ついに彼は、ルイーズがアデルとつるんでいることに気づき、詮索するなといって彼女を解雇する。
ルイーズはアデルから、デイヴィッドが彼女の施設時代の親友・ロブを殺したかもしれないと聞かされ同情する。しかし夢のコン トロールで2つ目の扉を開いて 幽体離脱できるようになり、アデルも同じように 幽体離脱で自分の行動を監視していたと気づいた。
すべてアデルの思惑通りだったのだ。ロブもドラッグの過剰摂取で死んだだけで、彼女が井戸に放り込んだようだ。
自殺をほのめかすメールが入り、ルイーズはアデルの家に急ぐ。火事になっているがドアは開かない。ルイーズは 幽体離脱で家に入りアデルのボディに近づく。するとアデルの中に入ってしまい、ヘロインで動けない。
アデルの魂がルイーズの体に入り、ルイーズ(アデルのボディ)にさよならを言って、薬を注入して殺した。
回想で、実は10年前ロブとアデルが 幽体離脱を試したとき、ロブは自分の体に入ったアデルを薬で殺し、井戸に捨てていたことが判明。
ルイーズ(心はロブ)は、不審に感じる息子アダムをよそに、デイヴィッドと結婚式を挙げた。
ドラマ『瞳の奥に』終わり
コレ映画でもよくね?
『瞳の奥に』は、内容やボリューム的にドラマでなく映画でもよかった印象。2時間くらいでサクッと見れそうなストーリーだと感じた。1話45分/全6話のドラマにする必要はなかったような。。。
あとはやっぱり、サスペンスとファンタ ジー( 幽体離脱)の融合をもうちょっとだけ丁寧にやってくれれば、もっと楽しめたと思う。
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