Netflix映画『アーミー・オブ・シーブズ』ネタバレあらすじ感想!オタクの金庫破り酷評・続編解説

  • 2022年12月14日

Netflix映画『アーミー・オブ・シーブズ』(Army of Thieves)は、ザック・スナイダー監督のゾンビ映画『アーミー・オブ・ザ・デッド』の前日譚を描いたもの。

前作にも登場した金庫オタクの変人・ディーター(セバスティアン)が、美女グウェンが率いる盗賊グループと伝説の金庫を破るアクション・コメディです。

ぶっちゃけ感想・酷評ネタバレあらすじ解説制作決定となった次回作の予想・考察をしてみました。

CineMag
オタクが金庫を破るシュールさが素敵で、映像も素晴らしいのですが、ミッションがシンプルすぎて見応えがなかったのが残念。
Netflix映画『アーミー・オブ・シーブズ』評価アンケート結果

Netflix『アーミー・オブ・シーブズ』キャスト・作品情報

公開・制作国・上映時間:2021/10/29・アメリカ・129分
原題:『Army of Thieves』
監督:マティアス・シュヴァイクホファー
脚本:シェイ・ハッテン/ザック・スナイダー
制作:デボラ・スナイダー/ザック・スナイダー
今回ザック・スナイダーは監督ではなく、脚本の原案と制作で関わっています。

セバスティアン|マティアス・シュヴァイエファー

ルドウィック・ディーターを演じる俳優マティアス・シュヴァイエファー

セバスティアンはドイツで暮らす寂しい独身男性。金庫破オタクで、金庫についての動画をYoutubeに投稿していますが、視聴者はゼロ。

後日譚の『アーミー・オブ・ザ・デッド』では、アメリカに渡り、ルドウィック・ディーターという名前で金庫開錠の仕事をしています。

グウェンドリン|ナタリー・エマニュエル

グウェンドリンを演じる女優ナタリー・エマニュエル

グウェンドリン(通称グウェン)は、盗賊集団を率いる女性。国際指名手配されています。金持ちの父親がゲスだったため、家出して金持ちから物を盗むようになりました。

女優ナタリー・エマニュエルはゲーム・オブ・スローンズのミッサンディ役で有名な人。

ネタバレなし感想・見どころ・あらすじ

Netflix『アーミー・オブ・シーブズ』の金庫を開けるシーン

 

恋人も友達もおらず、自宅とオフィスを行き来する退屈な毎日を送っていた変人・セバスティアン。TVはアメリカのゾンビ発生でもちきりです。そんな中、伝説の金庫についての動画を投稿すると、ある人物からメッセージが入り、難攻不落の金庫破りを手伝うことに…

というストーリー。

ゾンビが発生し出した時期の話ですが、場所はヨーロッパでゾンビは出てきません(夢に登場)。ジャンルは普通のクライムコメディです。

個性的な登場人物にテンポの良いストーリーですが全体的にどこか薄っぺらく「暇なら見れば」くらいの微妙な完成度です。

おすすめ度 77%
映像・世界観 85%
ストーリー 79%
IMDb(海外レビューサイト) 6.4(10点中)
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト 69%(100%中)

※以下、映画『アーミーオブシーブズ』のストーリーネタバレありなので注意してください!

映画『アーミー・オブ・シーブズ』ネタバレ感想・酷評・考察

映画『アーミー・オブ・シーブズ』

Netflix映画『アーミー・オブ・シーブズ』の評価は78点。
ドイツなど欧州のオシャレな街並みを横目に、オタクと変人たちが伝説の金庫破りのミッションに挑むコンセプトは素晴らしかったです。
特に、「地下格闘技?」と思いきや金庫を開けるスピードを競う展開はシュールで個人的にツボでした。
また、主人公セバスティアン(ディーター)のオタクキャラが印象深くて素敵。ナタリー・エマニュエル演じたヒロイン役のグウェンも素敵です。2人とも絵になるんですよね。
ただ、肝心の金庫破りのミッションのワクワク感がオーシャンズシリーズなどと比較して足りなかったのが残念。
セバスティアンが芸術作品たる金庫を破っているシーンは、扉の奥で絡み合ういくつもの美しい歯車を映像で見せたりして、まあそれなりに見応えがあります。
一方で、その金庫にたどり着くまでの流れが雑というか、あっさりすぎ。ハッカーのコリーナが銀行の監視カメラを操作して、グウェンがセバスティアンを金庫まで連れて行く流れはちょっと単純に感じました。
ちなみに、3つの金庫を開けるミッションのタイムリミットが96時間というのは『アーミー・オブ・ザ・デッド』と同じ設定ですね(タイムリミットの緊張感があったわけではなく、効果的とは言えませんが…)。

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