Netflix『全裸監督』シーズン2!全話ネタバレあらすじ感想/宇宙からエロシーンを降らす!濡れ場や破滅の賢者タイムが強烈

  • 2024年3月24日

Netflix『全裸監督2』最高に面白かったです。「俺たちのスケベが降り注ぐんだよ!」などぶっ飛んだセリフが脳内でリピート!

こんなアグレッシブなドラマが日本から出るなんて歓喜です!

破滅的な全裸監督シーズン2をひと言で表すなら、現実を突きつけられる過激な賢者タイムでしょう。

予想を超えた転落のストーリーで、最高のカタルシスが得られたハイクオリティな作品でした。

『全裸監督』シーズン2は楽しめた!?

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『全裸監督2』全話ネタバレあらすじ解説!

第1話「宇宙からエロが降る」

『全裸監督』シーズン2 山田孝之演じる村西とおる

「お待たせいたしました。お待たせしすぎたかもしれません!」

1990年、調子に乗った村西とおるはナイス党で出馬演説をしていましたが、未成年がAVに出ていたからと、武井に逮捕されます。

しかしすぐに川田が保釈金を積み出てきました。村西と黒木香とはラブラブの関係になっています。

村西は衛星事業を牛耳る海野に会いに行きますが、年商50億くらいじゃ話にならないと言われて怒ります。

第2話「もっともっともっと」

三田村の童貞卒業作品を撮影していましたが、三田村は我慢できずパンツを脱いだ瞬間射精してしまい、精液が顔面にかかった奈緒子は怒ります。

しかし村西はピンと来て「顔面シャワー、略して顔射」として売り出し大ヒットを記録。

さらにアイドルグループに所属するケンちゃんの性事情を仕入れ、実録モノとして売り出し、これまた大ヒット。

しかし「SMっぽいの好き」のような上質なAVを追求する川田は村西に激怒し、2人は袂を分かつことになります。

第3話「ダイヤモンドの原石」

村西はダイヤモンド映像という会社を立ち上げていました。小向/コムという付き人や、経理の大場ますみ(MEGUMI)を新たに雇っています。

1万人のオーディションを通過した期待の新人ミユキ(恒松祐里)も入社しました。

メイクだった順子も監督を務めるようになっています。

村西はある宗教団体から衛星の放送局を20億で丸ごと買取りました。

第4話「二人の夢」

放送局を買ったにも関わらず、村西は前科者だからと海野から衛星の権利を譲らないと言われます。

しかし、村西は海野より格上の渡部や財閥経営者・高宮(宮沢りえ)に気に入られ、大手5社の提携にも協力し、衛星放送をはじめられることになりました。

衛星初放送作品を黒木主演で撮ることになりましたが、黒木は「SMっぽいの好きを超える作品を撮りたい!」と言います。

村西があの作品を超えるのは無理だと言って口論になり、黒木は出て行きました。

一方、古谷が海外マフィアから銃撃を受け、トシはサヤカ(西内マリア)という女性を守るために、古谷を足蹴にして逃げます。

第5話「崩壊」

ミユキが黒木の穴を埋めるために名乗り出て乃木真梨子として村西と最高のSEXを見せつけ、看板的な存在になりました。

衛星も開通します。

しかしバブルが弾け、村西は担当の本田からの融資をストップされ一気に資金難に。

村西は女優たちに支払いを待ってもらい、ストリップを開催するなど資金繰りに奔走します。

トシはサヤカと荻原から逃げている途中、ホテルで宙吊りにされて嬢とSMプレイをしている川田に偶然再開しました。

トシは結局荻原たちに捕まってボコボコにされます。

古谷は川田が5億払えば許すと言い、トシは小指をその場で切断して1億引いてくれと頼んで2人はなんとか解放されました。

順子がダイヤモンド映像を退所し、黒木と一緒に住み始めます。

第6話「暴走」

第6話 村西による狂気の演説シーンネタバレ

会社の金が、付き人コムと経理の大場に持ち逃げされました。

村西は、2億以上の不足金をなんとかするために古谷から借金します。

融資担当の本田に金を渡しますが、40億以上借金しているからこれ以上ビジネスは続かないと言われます。

村西が裏ビデオ(モザイクなしの非正規ルート販売)に手を出していると気づいたスタッフの三田村は泣きます。

村西は三田村とラグビーに出て行けと言い、女優たちにも暴言を吐きまくりました。

みんなダイヤモンド映像から出て行きました。

資金は回らなくなり、やがて衛星放送も終了します。

川田とトシが運営するサファイア映像は、順子を監督として招き入れました。

童貞だった三田村は奈緒子とエッチをします。

第7話「奇想転落」

黒木は落ちぶれた村西に2人で宗教を起こそうと持ちかけますが断られ、マンションから飛び降りて病院に運ばれました。

村西はヤクザに借金を返すために、サファイアからSMっぽいの好きのマスターテープを盗もうとして川田とトシにボコボコにされます。

村西が逃亡したため、サファイア映像に古谷組の荻原たちがやってきて村西の借金を返せと言い、事務所を荒らして行きました。

シーズン2最終回第8話「石の意志」

ドラマ全裸監督シーズン2最終回第8話 叫ぶ村西(ネタバレ)

トシは村西を見つけて車に乗せ、橋の上に連れて行き銃を構えます。村西は恐怖で漏らしました。

トシは発砲しますが村西には当たりません。村西はホッとしたのか裸になって騒ぎました。

トシは古谷組に出向いて古谷を射殺します。トシは荻原に何度も刺されながら、サヤカが逃げ出すのを見て、死亡しました。

奈緒子は銀行員と結婚することになり、三田村は泣きます。

黒木は退院して母親と暮らしていました。

武井は荻原を逮捕しますが、自身も暴力団と癒着していると連行されます。

ビーチで会社のAVグッズを路上販売している落ちぶれた村西を発見した川田は、この浜辺の石をセールスしてくれと言いました。

村西は石を立派に売り込み、川田は泣きます。トシの幻影まで見えてきました。事業は失敗しましたが、みんな村西のカリスマ性を信じてやってきたのです。

数年後、黒木はイタリアへ留学していました。

1994年、村西はミユキと結婚して子供もいました。タレントの仕事で生計を立てています。

村西はある撮影ではじけて街中で逮捕され、カメラに向かって「死にたくなったら下を見ろ!俺がいる!」と叫びます。

Netflix『全裸監督』シーズン2終わり!

エロシーンや濡れ場

全裸監督2 三田村と奈緒子の濡れ場

シーズン1に比べてエロシーンや濡れ場、ヌードが多かったかというとそうではなかったですが、ヤバいシーンがありました。

最高に衝撃的だったのは、第2話で三田村が奈緒子に顔射したシーン

精液も普通に映っていて、これってドラマで出していいの?と思いました。

もはや単なるエロシーンでなくガチのAVですね。

これが顔射の起源だったというオチもついています。

全裸監督2は、放送倫理的には前作よりも攻めすぎていた!といえるでしょう。

『全裸監督シーズン2』感想・評価/賢者タイム

『全裸監督』シーズン2 村西とおるを演じる山田孝之

『全裸監督2』の評価は90点。

シーズン1よりさらにハイクオリティで、パワフルという感想です。

シーズン1でのアダルト業界での成功をSEX真っ最中に例えるなら、シーズン2は賢者タイム!といえるでしょう。

村西とおるの会社・ダイヤモンド映像が崩壊し、みんな現実に引き戻されて死んでいきます。

圧倒的スケールの賢者タイム!

イキ続けられると信じた村西の幻想が瓦解していくのです。

絶望がカタルシスとして昇華されていて、パワーが半端ないドラマだと感じました。

無理難題をクリアしていく過程は前シリーズに引き続いて、ドラマ『半沢直樹』に近いものがあります。

一方『全羅監督2』の特徴として、登場人物たちの絶望が見ている人の快感に変わる構造がマーティン・スコセッシ監督作品に近いです。

特に主人公・村西が自分の信念まで含めて全てを失っていく後半は、

『ディパーテッド』『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』『沈黙サイレンス』『アイリッシュマン』などに似た作風だと思いました。

それにしても水原希子がヌードでレズ濡れ場を見せる映画『彼女』など、Netflixは有名俳優を使って過激な18禁作品を作っていてすごいですね!

『全裸監督』シーズン2は成功譚が好きな人向きではないかもしれませんが、破滅の物語として超秀逸だといえるでしょう。

『全裸監督2』最高のシーン・名セリフ

5話のSMプレイ中の再会

シーズン2の5話でSMプレイ中に再会した川田とトシ

トシがヤクザの荻原から逃げてホテルに逃げ込んで、宙吊りで回転している川田(SMプレイ中)と再会するシーンが大爆笑でした。

この演出は神がかっていますね。天才的です。

第6話の演説シーンが最高

第6話の村西演説シーン

『全裸監督』シーズン2の1番の名場面は、第6話の村西がスタッフにボロクソ言う演説シーンでしょう。

「あの時のトシ(シーズン1で裏ビデオを流した)は正しかった!」と言い、これまで信じてついてきた三田村やラグビーは顔面蒼白。

村西は女優たちを商品扱いし、物を蹴りながら暴言を吐きまくります。

重要なのは、シーズン1から積み上げてきた信念や仲間との絆をこのシーンですべて破壊したということです。

AV監督やスタッフに愛着が湧いてしまった私たち視聴者すらも裏切る村西の暴走は、スコセッシ映画を超えているかもしれません。

発言はぶっ飛びすぎ!みんなは泣きじゃくる!と複雑な心境が絡みあっていて最高のカタルシスでした。

この超長ゼリフのシーンを狂気をまとって演じ切った山田孝之はすごいですね。

彼が主役じゃなかったら『全裸監督』シリーズはここまでヒットしていないでしょう。

近年の日本ドラマでも屈指の名シーンだったと思います。

山田孝之は2024年のNetflixドラマ『忍びの家 House of Ninjas』にも出演!

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最終回8話の石のセールス

村西が川田に石のセールスをするシーンも、今までの思い出が走馬灯のように蘇ってくるようで感動でした。

みんなの人生を肯定したいという川田の想いに、村西が応えたのです。

第6話での破壊的な演説が“完全な闇”だとしたら、石のセールスシーンは一筋の小さな光でしょう。

また、村西は「私が渡したんじゃないんです。石の意思なんですよ」と言っていました。

石はAVやトシ、黒木、乃木などの女優のメタファーと捉えられますね。

彼らは村西に振り回されたのではなく、みんな自分の意思を持ってついてきた原石だということでしょう。

仲間たちとの思い出を肯定した泣けるシーンでした。

至高の名セリフ

「俺たちのスケベが降り注ぐんだよ!」

引用元:The Naked Director | Netflix Official Site

シーズン2第1話で衛星放送を目指した村西の発言。もはやぶっ飛びすぎててカッコイイですね。

「ウィアー・ザ・ワールド!ウィアー・ザ・セックスチルドレン!」

シーズン2最終話でトシに撃たれそうになったときの村西のセリフです。

マイケル・ジャクソンの世界的名曲をこんなに汚せるのは彼だけでしょう。

シーズン1の

「すけべ!すけべ!すけべ!ファーンタスティック!」

に匹敵する破壊力ですね!

最後のまとめ

Netflixドラマ『全裸監督』シーズン2は前シーズンどころか、近年の邦ドラマの中でもNo.1と呼べる名作だったと思います。

シンプルなサクセスストーリーではなく没落まで描かれるので、人によって評価は分かれるかもしれませんが、

全裸監督はAVやセックスがテーマなので、“こと”が済んだあとの如く“急降下”するのはある意味必然だと言えます。

作品としての完成度は随一でしょう。

『全裸監督』シーズン3も見たいですが、シーズン2終わり方が秀逸だったので今作で完結っぽいですね。

ドラマ『全裸監督』シーズン2ネタバレ感想レビューEND!

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