Netflixオリジナルドラマ『ウィンクスサーガ:宿命』(原題:Fate: The Winx Saga)を鑑賞。
女子たちが学園で青春しながら、自らの宿命に立ち向かっていく過程や謎が楽しめた。簡単にいうとハリーポッターの女子版!
イタリアの人気アニメ『ウィンクス・クラブ(Winx Club)』がもとになっている。
ネタバレあらすじや、各話の感想・考察を紹介し、ドラマ全体のまとめ解説をしてみました。
敵からも味方からも注目されたい女子の心理的欲求をみたすファンタジーの佳作!
Netflix『ウィンクスサーガ:宿命』の考察・評価・解説まとめ
ティーン向けの魔法ファンタジーである『ウィンクスサーガ:宿命』だけど、気になる謎が多く散りばめられていて楽しめた。個人的な評価は80点かな。
イケメン男子スカイも、怪物バーンドワンも、ウィッチも、みんな最強魔法女子・ブルームを狙って争いに巻き込まれている。
みんなから注目されたい!世界の中心にいたい女子の心理を見事に表現していると感心した。
敵も味方も私を見ている!こと以外は、親との決別のテーマが顕著だった。
ブルームは親にコンプレックスを持っていたし、スカイやステラに至っては親が敵になる状況だ。親から離れて自分の力で生きたい!というだれもが持つ葛藤・願望をわかりやすく描いている。
『ウィンクスサーガ:宿命』は続編やシーズン2もまだあるだろうから、楽しみ!
ウィンクスサーガ 登場人物/キャスト
ブルーム/アビゲイル・コーウェン
ブルームはカリフォルニア出身のネクラ系女子。炎の魔法を使う。
家に引きこもりがちだったが、ダウリング校長によって妖精訓練学校・アルフィアに入学。
代表作は、Netflixオリジナルドラマの魔法アドベンチャー『サブリナ: ダーク・アドベンチャー』(ドルカス役)。
ステラ/Hannah van der Westhuysen
ステラはブルームのルームメイトでソラリア国の王女。情緒不安定でちょっと意地悪な女子。光の魔法を使う。
スカイと付き合っていたが、連絡せず自然消滅気味。
母であるルナ女王を恐れている。
アイシャ/プレシャス・ムスタファ
ブルームのルームメイト。真面目で水泳大好き女子。水の魔法を使う。ブルームの悩みを真剣に受け止めてくれるいいやつ。
テラ/エリオット・ソルト
ブルームのルームメイト。おしゃべりなぽっちゃりで、植物の魔法を使う。いつも笑っているように見えて、結構怒りを溜め込んでいる。
ミュサ/エリシャ・アップルバウム
ブルームのルームメイト。人の心を読むマインド魔法を使う。心を読みすぎて疲れるため、ヘッドホンで音楽を聞いていることが多い。テラの兄・サムに心惹かれる。
ビアトリクス/セイディー・ソーヴラル
何かを企むビッチ系女子。雷の魔法を使う。
スカイの友だち・リヴィンと寝て彼を利用している。
スカイ/ダニー・グリフィン
戦死した英雄・アンドレアスの息子で、イケメン戦士。正義感が強く、どう行動するべきかたまに悩んでいる。ブルームのことが気になる。
若手イケメン俳優ダニー・グリフィンは、ガイ・リッチー監督の映画『ジェントルメン』でロシア人青年アスラン役で出演。
バーンドワン
バーンドワン(Burned One)は、皮膚が焼けてただれた怪物。すばしっこい上に戦闘力も高く、人間や家畜を襲う。
何体もいて、元々は人間だったが何者かの力で怪物に変形させられてしまった。
1話『水辺と森のある場所へ』
ブルームはカリフォルニアから、ダウリング校長に見出されてアザーワールドの妖精学校・アルフィアに入学。
ツンツン女子のステラ、植物大好きでぽっちゃりなテラ、運動好きのアイシャ、人の感情が読めるミュサなどのルームメイトと寮で生活をすることになる。
ブルームは炎の魔法を使いこなすため、バリアの外に出て感情のコントロールを練習。しかし火が大きくなりすぎて、近くの堀で泳いでいたアイシャが駆けつけ水の魔法で消しとめた。ブルームは以前自宅に火をつけてしまい、母親が大火傷を負ったことを語った。
ステラは元カレのスカイがブルームを気にしていることに嫉妬し、ゲートウェイリング(指輪)を渡す。家が恋しくなったブルームは、それを使ってカリフォルニアの家の近くにある自分が夜寝ていた倉庫に行った。しかし、怪物・バーンドワンが現れ指輪を落としてしまう。
ダウリング校長が駆けつけて、魔力でバーンドワンを捕らえる。
夜、ビアトリクスという女子が、納屋に捕らえられたバーンドワンを解き放っていた。
1話の感想・考察
10代向けの魔法ファンタジーという感じなのだけど、女子たちにそれぞれ個性があって面白い。
主人公のブルームが「家に火をつけないように夜は近くの倉庫で寝てました」ってところにとってもロマンを感じた。
親が12時に寝るとしたら、1時くらいに家を抜け出して倉庫に行き、6時くらいに起きて、親が起きる前に家に帰る感じだろうか。変人すぎるだろ!
2話『ここに来たらみんな仲間』
魔法には、土・植物をつかさどるアース、水や分子を操るウォーター、心を操るマインド、風や雷を操るエアなどがあった。ブルームは授業のあとでダウリング校長に、「アイシャからチェンジリング(復讐のために人間界に預けられた妖精の子ども)の話を聞いたが、自分がそれなのか?」と質問すると、その通りだと返された。
一方、ビアトリクスはリヴィンと男女の中になり、彼を利用して校長室に忍び込んでいた。
ステラは世界を移動できるゲートウェイリング(指輪)がバーンドワンに取られたと知り激怒。ルームメイトたちは納屋に行くが、近くに兵士たちの死体が散らばり、シルヴァ先生が傷を負って感染していた。テラは治療薬ザンバックを飲ませる。
ブルームを狙ってバーンドワンが襲ってくる。炎で攻撃し、アイシャが水で投げ飛ばして木に突き刺し、その個体は死亡。体内に入り込んでいた指輪を取り出した。
2話の感想・考察
真剣な会話の最中も、みんなラインしてるのが現代風で面白い。緊張感はないけど(笑)
3話『人間の希望の重み』
ブルームはベッドで白目になり、生まれたばかりのときに刻み込まれた記憶を思い出していた。
夜、生徒たちは兵器庫でパーティーを開催。ブルームは酒を飲みながら倉庫で記憶に出てきた女性の写真を見つけ、校長のところに行って尋ねる。すると写真の女性はロザリンド元校長で、すでに死んでいると言われた。
ビアトリクスは校長室に忍び込んで、協力関係にある秘書のカラムをバリアに激突させて解いた後、奥の隠し扉から下へ降りていく、そこには白い光に包まれたロザリンドが眠っていた。部屋から出たビアトリクスは、電撃でカラムを粉微塵に殺害。
スカイは、育ての親・シルヴァ先生を襲ったバーンドワンを殺さないと、感染した彼は死ぬといてもたってもいられず森へ向かう。ブルームが感じる気配を頼りに森へ入り、彼女のラインを見たルームメイトたちも集まってくる。みんなで襲ってきたバーンドワンにダメージを与え、スカイが剣で刺し殺した。
危篤だったシルヴァ先生は元気を取り戻す。
3話の感想・考察
英語のラインのテキストを見るとバーンドワンはBurned Oneと書いてあるので、直訳すると焼かれたヤツとなる。確かに焦げた見た目だ。
ビアトリクスはカラムを跡形もなく粉微塵にしてたけど、死体が出ないから殺人にはすごい便利だなと思った。
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