Netflix映画『ヴォルーズ』を鑑賞!3人の女性たちがガールズトークをしながら危険なミッションに挑みます!
Netflix『ヴォルーズ』作品情報・予告
制作国:フランス
原題:『Voleuses/泥棒』
ジャンル:アクションコメディ、ヒューマンドラマ
年齢制限:16歳以上推奨
監督:メラニー・ロラン
脚本:メラニー・ロラン/セドリック・アンジェ/クリストフ・デランド
配給:Netflix
主演のメラニー・ロランが監督と脚本も務めています。
メラニー・ロランは同じくNetflixの『オキシジェン/Oxygen』(2021)の演技も素晴らしかった記憶があります。
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映画『ヴォルーズ』あらすじ
凄腕の泥棒キャロルとアデル。いつものようにガールズトークをしながらダイヤを盗むミッションをこなし、ドローンを撃ち落としてウイングスーツで逃げ切った。
そんな中、キャロルは医者に妊娠していると告げられる。
泥棒の仕事をやめようとするが、ボスのゴッドマザーが許してくれない。
キャロルとアデルはゴッドマザーに脅され、ある絵画を盗む仕事を引き受けさせられる。
サムという優秀な女性ドライバーを新たな仲間に加え、最強の三人組がミッションに挑む!
ちょこっと感想:日本でもランキング1位を獲得していたのでちょっと期待して視聴。ひどい駄作とまではいかないですが、凡作ですね…。アクションもギャグも中途半端。なんでこれが1位になっているのかわかりませんでした。
よほど時間が余っている人なら見てもいいかな…。くらいの印象です。
申し訳ないですが個人的にはオススメできません。
※以下、Netflix『ヴォルーズ』のストーリーネタバレありなので注意してください!
映画『ヴォルーズ』ネタバレ感想・評価レビュー
良かった点
女性たちの友情や嫉妬というコンセプトは面白いと思いました。
要は、女性同士の職場トラブルの物語です。
先輩と後輩がイチャイチャしていたら、以前先輩を可愛がっていたお局さんがすげえ機嫌悪くなった!そんな感じでした。
主人公のキャロルとアレックスの関係は、昔のゴッドマザーとキャロルの関係に重なるんですよね。
キャロルが辞めたいっす!って言ったあとでなぜかアレックスが狙われたのも、ゴッドマザーはキャロルを手放したくなかったからでしょう。
あとは女性同士の友情なのか恋愛なのかよくわからない絆も見どころ。
よくある男同士の友情!とはまた違って新鮮な感覚で鑑賞できました。
終盤でキャロルが敵に囲まれながら、アレックスに向かって無線で「あなたに会う男がいないだけ、あなたは必ず幸せになれる…」と励ましのメッセージを送っていたシーンにも感動。
最後は、ゴッドマザーに逆らって撃たれて死んだと思われたキャロルがアレックスと4年ぶりに再会。
ご都合主義といえばそうですが、ハッピーエンドで良かったです。
良かったのはこの辺かな…。
ダメな点
本作の欠点は中途半端さと没個性。
チャーリーズエンジェルをやりたかったのでしょうけど、展開もギャグもそこまで突き抜けていませんでした。
アレックスがフル○ン男と戦ったようなぶっ飛んだシーンが、あと5箇所くらい必要だったと思います。
アクションなのに見どころが少ないんですよね。
アクションがボロボロってほど悪くはないですが、惹かれるほどのシーンは少なかったです。
ミッションも全部あっさりクリアしすぎていて見応えがありません。
ラストでキャロルが撃たれる前にアレックスに素敵なメッセージを贈るシーンは良かったですけど、もう1つか2つヒューマンドラマとして熱いシーンがあっても良かったと思います。
あとは本作を見て感じたのは、フランス映画らしさがそこまでないということ。
フランス映画って、アクションやコメディでもギャグでフランスっぽい!ってなるじゃないですか(『TAXI』とか『シティーハンター』とか)。そういうのがなかったです。
アクションの中に女性の友情と成長譚を入れこんだハリウッド的なフランス映画だったと思います。
CineMagの点数 | 54点 |
ストーリー | 45点 |
IMDb(海外レビューサイト) | 5.7(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 64% 一般の視聴者 56% |
最後のまとめ
Netflixの戦略はローカルトゥローカル!で、その地域らしい映画を作ることだったはずですが…世界で平均的に視聴されるようなあたりさわりのない作品を作ってしまっては本末転倒だと思います。
でないと、どんどん微妙なハリウッド風映画が量産され、その地域の個性を十分に反映した映画は失われてしまうでしょう。
Netflix映画『ヴォルーズ』は超駄作というわけではないですが、個性がなかったのでそんな心配をしてしまいました。