まさかの第二弾が2023年11月23日公開『翔んで埼玉2 琵琶湖より愛をこめて』！
作品情報・キャスト
視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
良い点・ダメな点の正直なレビュー！
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます！
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
Loading ...映画『翔んで埼玉2 琵琶湖より愛をこめて』作品情報・キャスト
制作国：日本
上映時間：1時間56分
ジャンル：埼玉県民や滋賀県民をディスるコメディ
年齢制限：G(制限なし)
監督：武内英樹(『電車男』『のだめカンタービレ』『テルマエ・ロマエ』)
脚本：徳永友一
主題歌：はなわ
原作：魔夜峰央のコミック
キャスト↓
埼玉解放戦線とその周辺
麻実麗｜cast GACKT(『もしも徳川家康が 総理大臣になったら』)
壇ノ浦百美｜cast 二階堂ふみ
桔梗魁｜cast 杏
下川信男｜cast 加藤諒
おかよ｜cast 益若つばさ
大宮支部長｜cast 矢柴俊博
浦和支部長｜cast 西郷豊
与野支部長｜cast 水野智則
深谷支部長｜cast 廻飛呂男
川口支部長｜cast 沖田裕樹
上尾支部長｜cast 佐野泰臣
川越支部長｜cast 川口直人
熊谷支部長｜cast 西岡ゆん
浜野サザエ｜cast 小沢真珠
浜野アワビ｜cast 中原翔子
大阪・関西連合
嘉祥寺晃｜cast 片岡愛之助
神戸市長｜cast 藤原紀香
京都市長｜cast 川崎麻世
京都の意地悪な女将｜cast 山村紅葉
元大阪府知事｜cast ハイヒールモモコ
滋賀解放戦線とその周辺
近江美湖｜cast 堀田真由
近江晴樹｜cast 野性爆弾くっきー！
滋賀のジャンヌダルク｜cast 高橋メアリージュン
解放戦線員｜cast 津田篤宏
和歌山の姫｜cast トミコ・クレア
和歌山解放戦線メンバー｜cast 天童よしみ
鉄道会社
JR埼京線代表｜山中崇史
JR京浜東北線代表ゴルゴ松本
西武新宿線代表杉山裕之
西武池袋線代表谷田部俊
東武東上線代表デビット伊東
東武伊勢崎線代表はなわ
現代パート
内田智治アキラ100％
内田直子｜cast 和久井映見
若月依希 朝日奈央
大阪のおばちゃん｜cast くわばたりえ
映画『翔んで埼玉2 琵琶湖より愛をこめて』あらすじ
©︎公式サイト
前作で埼玉・東京間の通行手形を廃止してから3カ月。
麻実麗(あさみれい/GACKT)と百美(ももみ/二階堂ふみ)は、埼玉の横のつながりを強くするために武蔵野線の建設を進めていた。
しかし鉄道会社の関係者たちは「埼玉の横のつながりより、千葉にある東京ディズニーランドに電車をつなげたい！」と言ってケンカを始める。
麗は埼玉のみんなをもう1度団結させるため、「和歌山から白い砂を運んできて埼玉にビーチを作る！」と宣言。
麗は信男(加藤諒)やおかよ(益若つばさ)を引き連れて千葉解放戦線の船に乗り込んで和歌山へ。
しかし船は激しい嵐に遭って転覆してしまう。
砂浜で気を失っていた麗は滋賀解放戦線の桔梗(ききょう/杏)に助けられた。お互いに恋に落ちそうな予感。
和歌山のビーチは、なんと大阪人のものになっていた。滋賀や和歌山から大阪へ行くには通行手形が必要だと言う。
桔梗は「大阪県知事・嘉祥寺晃(片岡愛之助)の圧政から滋賀を解放するために協力して欲しい！」と麗に協力を呼びかけた。
麗は信男たちを助け出すために桔梗ら滋賀県民と協力することにした。しかし滋賀には琵琶湖しかない！
いっぽう大阪県知事の嘉祥寺は、たこ焼きやお好み焼きなど粉物で各県を侵略して関西弁をしゃべらせる全国大阪府計画を進めていた。
麗は粉物の原材料となる植物を枯らすため、「琵琶湖の水を止める！」と宣言した。
※以下、『翔んで埼玉2 琵琶湖より愛をこめて』のストーリーネタバレありなので注意してください！
映画『翔んで埼玉2』ネタバレ感想・評価レビュー
絶妙な埼玉県民ディスり！
1〜10まですべてがくだらなすぎる！良し悪しは置いておいて、全編おバカギャグの本作を普通の映画として評価するのは無理があります。
エンドロールを飾ってくれたミルクボーイ風にいうと、「それは映画とちゃうか？映画と違うな〜」みたいな感じ。
映画館でも結構みんな声をあげて笑っていました。（埼玉県民に洗脳されてる奴らが集まっているのでしょう）
「埼玉は横のつながりが薄い！」本当にその通りで爆笑しました。団結力もなければ都会指数も低いクズな県民です。
埼玉県民は基本的に他の市に興味はありません。他の市へのリスペクトも微塵もありません。基本的に東京や神奈川への憧れしか持っていないんですね。
埼玉には深谷ネギとか川越のさつまいもとか、狭山のお茶とか、その市の微妙な知名度の特産品はあるんですけど、「埼玉といえばコレ！」というインパクトのある名産が1つもない。
だから団結力や連帯感なんか生まれようがないんです。
埼玉に住むということは空虚の中に身を置くことに等しいのです。人の生き方として矛盾しています。プライドなんか育つわけがありません。
よって当然、自己肯定感も低くなります。本作を見た他県民の人は、埼玉県人に名産や観光名所を聞くのだけはやめましょう。発狂して爆死するだけです。
ごちゃごちゃ語ってしまいましたが、本作『翔んで埼玉2 琵琶湖より愛をこめて』を見て元埼玉県民の羞恥心のようなものがよみがえりました。
関西からハブられる滋賀とのシンパシー
関西の中心にいる大阪・兵庫・京都府などイケてるサイドの対局にあるのが、ゲジゲジナンバーと揶揄される滋賀です。
滋賀がとび太を使って軍勢を水増ししてみせるシーンは笑いましたね。
現代パートの最後で「息子の名前をとび太にしよう！」のくだりも爆笑！
とび太が大好きになりました。
ただ、元埼玉県民として滋賀県民に言っておきたいのは、「滋賀は琵琶湖という誰でも知っている名所がある時点で実際は埼玉よりかなり恵まれている！」ということ。
千葉解放戦線の伊勢谷友介(阿久津)が2020年の大麻問題で降板させられたので、西川貴教が滋賀解放戦線としてGACKTと絡むくだりが欲しかったです！
清々しいほどくだらないネタの数々
京都人の言葉を翻訳する機械があって、文章と本音が真逆なのも面白かったです。
京都の人が「ぶぶ漬けでもどうどす？」って言ってきたら「帰れ！」っていう意味だ！という怪談を子供の頃に聞きましたが、やっぱり本当だったんですね。
山村紅葉さんの悪そうな表情が頭から離れません。京都に行きたいと思っていたけど怖くなってきました。
関西弁が粉物で伝染していく設定もグッド！
そういえば私も去年大阪に旅行に行きましたけど、やっぱり関西弁に洗脳されそうになりましたね。
甲子園の地下で粉物を量産してて、GACKTがつかまって片岡愛之助に乳○ドリルをされる展開は本当にくだらなすぎでした。
ゆりあんレトリィバァの『チャーリーとチョコレート工場』のパロディも笑いました。ウンパルンパのダンスを丸パクリです。
ダメな点：他県勢が多すぎ
今回は埼玉＆滋賀 VS 大阪がメイン。本音と反対の言葉しか口にしない京都も登場。
さらにシカしかいない奈良県や、ビーチを侵略された和歌山が辺境の地として登場します。
それぞれのご当地ネタはとっても面白かったんですけど、ディスりが散らかったというか…みんな各地が少しずつディスられた分、埼玉に対してのディスりが弱めになっていたのが気になりました。
ディスりの内容はもちろん大事なんですが、埼玉県と○○県でディスり合っている構図の醜さ自体が魅力だったりするので。
とび太も笑えたんですが、ことあるごとに使われてゴリ押ししすぎなのも気になりました。
最後らへんはずっと朽ち果てたとび太が画面に広がってましたもんね。
あとは前作からずっと思ってましたけど、この映画って埼玉あるある知らない人でも楽しめるのでしょうか？
もし『翔んで埼玉3』とか続編作られることになっちゃうなら、もう少しストーリー自体にひねりや深みがほしいと思いました。
こういうおバカコメディって感動する要素をしっかり入れ込むことによって、さらに笑いのパートが引き立ったりするんですよ。
（アメリカのコメディとか絶対に感動するシーンを入れてくるじゃないですか。）
それから、二階堂ふみをもっと出して欲しかったなあ。翔んで埼玉2では二階堂ふみが杏に取って変わられた感じでしたね。逆にヒロイン変更したから新鮮で良かったのかなあ。
| CineMagの点数 | 測定不能 |
| 世界観 | 85% |
| ストーリー | 56% |
| Filmarks | 3.8(5点中) |
| 映画.com | 4.0(5点中) |
最後のまとめ
映画『翔んで埼玉2 琵琶湖より愛をこめて』は、なぜ作品として成立して観客もそこそこ入っているか意味不明な、ある面で奇跡の作品でした。
関西弁を聞かされていると自然と関西弁をしゃべりたくなるなど、各都道府県を絶妙な感じでディスっているからでしょう。
それとも本作を見ているのは大半が埼玉県民かもしれません。
実は埼玉県民と元埼玉県民だけで資金を回収するタイプの作品ではないかと予想しています。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『翔んで埼玉2 琵琶湖より愛をこめて』レビュー終わり！
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