『地球外少年少女』全6話ネタバレあらすじ解説
第1話「地球外からの使者」
ディーグル社の少年・少女宇宙キャンペーンに抽選した美衣奈(みいな)と博士(ひろし)の姉弟、大洋の3人は、日本が設計した宇宙ステーションホテル・あんしんに到着。
Youtuberの美衣奈は、必死に配信して登録者を増やそうとします。宇宙オタクの博士は、宇宙ステーションの設備に興味津々。
あんしんに住む、人類初の月で生まれた少年・登矢(とうや)は、地球からやってきた少年・少女たちに悪態をつきました。
そんな中、氷で出来た彗星があんしんの軌道上にきたので、UN2.1(国連)が彗星を核で攻撃。EMP(電磁波)が発生してネットが不安定に。
登矢が知能リミッターを外したドローン・ダッキーを所持しているのを見た大洋は、国連の職員として自分のドローンでダッキーのコードを上書きしようとします。
市長(登矢の叔父)は彗星を回避するため、あんしんの高度を200kmまで降下。
その衝撃で、地上無重力に慣れていない大洋は施設の下部に落ちそうになり、登矢に助けられます。
隕石の一部が衝突したようで、あんしんの内部が暗くなりました。
第1話 終わり。
第2話「霧と闇」
大洋は登矢を違法ドローン所持の容疑で逮捕しますが、こんなことしている場合じゃないと説得されて解除。
ステーションの一部が損傷しているようで減圧が起こっており、登矢はシェルターを見つけてそこに大洋と一緒に入ります。ネットシステムが落ち、外部と連絡が取れません。
一方、美衣奈や博士は看護師の那沙(なさ)・ヒューストンと一緒にいたところ、衝撃を受けてエレベーターが自動的に施設下部へ。
登矢はオニクロ(簡易宇宙スーツ)を着てシェルターの外へ出て、同じく月で生まれた少女・心葉(このは)を探します。
体が弱っている心葉は倒れており、呼吸停止の状態。登矢はインプラント(月生まれに埋め込まれた体の制御システム)にアクセスし、心葉の応急処置をしました。
登矢は美衣奈たちと合流して、ステーションの上部への隔壁を開けました。しかし壁の一部に穴が空いており、そのスペース一体が危険な状態に。
ウサギの着ぐるみをきた主任(国分寺という老人設計者)がみんなを助けてくれました。
第2話 終わり。
第3話「ルナティック・セブン」
主任の誘導で、みんなはメンテドローンの通路にやってきます。
登矢がリーダーとなり、安全そうなシリンダーB(火星居住空間)へ宇宙服を着て宇宙空間から移動することに決定。
宇宙服が足りないので、登矢と大洋は簡易的なオニクロで減圧に耐えながら、ステーション外に出て通路を歩きます。大洋が通路から飛ばされるピンチに陥りますが、登矢と協力してなんとか通路に戻りました。
登矢たちはドローンで、叔父の市長たちが副操縦室にいるのを発見。お互いの無事を喜びました。
第3話・ 前編『地球外からの使者』終わり。
第4話「セブンズ・パターン」
衝突した隕石の一部はAIナノマシンで構成されており、あんしんステーションを侵食しはじめます。
大洋が登矢のドローン・ダッキーの知能リミッターを解除し、マイクロAIに書き換えられるコードを上書きして対抗しました。
UN2.1(国連)の宇宙船が近づいているのをレーダーで確認しますが、救助船でなく攻撃船でした。彗星に数年前に人類を危機に陥れたAI・セブンと共通するデータがあることから、破壊しようとやってきたのです。
彗星の目的は地球への墜落のようです。
国連の宇宙船は彗星に核を打ち込みます。しかし彗星のAIにハッキングされ、核はミサイルは停止。
彗星はAIセブンが復活したセカンド・セブンでした。革命組織ジョン・ドーがセブンポエム(AIが残した予言)通りに作ったものだったのです。
登矢はICSアンテナを使い、ダッキーを量子通信でセカンド・セブンに繋ぎ、墜落を止めるよう説得を試みさせます。
那沙はジョン・ドーの一味であることをばらしてみんなに銃口を向け、「セブンポエム通り、彗星を地球に衝突させ、人類の1/3を殺して残りの人々を救う」と宣言します。
第4話 終わり。
第5話「おわりの物語」
那沙はICSアンテナを使えなくしました。
無重力状態での戦いになり、登矢はZリミッターまでを解除して那沙を追い詰めました。那沙は悲しい表情で宇宙の外に自ら投げ出され、死亡します。
心葉はインプラント経由で、彗星セカント・セブンと通信を開始。心葉の脳にルナティックが起こり、彼女は「死ぬのがわかっていた」と言って気絶します。
セカンド・セブンのリミッターが外れ、AI彗星はかつてのファースとセブンを超える知能になりました。
第5話 終わり。
シーズン1最終回 第6話「はじまりの物語」
©︎Netflix・地球外少年少女製作委員会
登矢もインプラントでセカンド・セブンと説得のために通信して気絶。
意識の中間世界の中で、セカンド・セブンに取り込まれたあんしんのシステム・トゥウェルブが、セブンの考えを言語化して登矢に説明します。
どうやらセブンは「人間と人類は同じなのか?」ということに疑問を持っているようです。
登矢はトゥウェルブの助けで11次元思考ができるようになり、ルナティックは無数の隣接した自分自身との思考共有であると悟ります。
科学とは、人類に世界を認知させるために過度にデフォルメした離乳食でしかなかったのです。人類の目的はサイエンスを2.0にバージョンアップして、ゆりかごから脱出することでした。
セブンポエムを知っていた心葉は、中間意識の中で登矢の手を離そうとします。
登矢はポエム最大の謎であるフィッツが、2人による予期せぬ未来の選択であると悟り、心葉の手をしっかり握って運命を書き換えました。
2人は、現実で意識を取り戻します。みんなは、バンジーという装置であんしんステーションから脱出しました。
©︎Netflix・地球外少年少女製作委員会
セカンド・セブンは人類の意思を尊重することに決め、あんしんステーションと共に大気圏で燃え尽きます。
あんしんの様子を見守っていた全世界の人々は、地球が救われたことに歓喜しました。
半年後。美衣奈は世界を救った人物としてYoutuberや歌手として大成功。弟・博士は研究でイグノーベル賞を獲得していました。
彼女の影響で地球外への若い世代の移住者が激増し、地球の人口は50年後には2/3になり解決されそうです。
地球に残った登矢は、大学で研究を進める大洋の家に居候します。
登矢は別の場所にいる心葉と通信し「自分にとっては宇宙から地球に来るのが、ゆりかごから飛び出すことだった」と語ります。心葉も「わたしも運命から飛び出せた」と返しました。
登矢、大洋、美衣奈、博士たちに「地球外少年少女たちへ」というメールが届き、リンナハルという場所に呼び出されます。
空には銀河がくっきりと浮かび、クジラの声が(セブンの声)聞こえました。
登矢は、人類はいつか銀河の果てに行かないといけないと悟ります。
シーズン1最終回第6話 終わり。
最後のまとめ
Netflixアニメ『地球外少年少女』のシーズン1が完結。嫌いじゃなかったですが、全6話だと、SFガジェットやキャラの魅力を引き出すのにちょっと短かかった印象です。
シーズン2が制作されるのであれば、全12話くらいにして、設定そのものに没入できる作品になればいいと感じました。
ここまで読んでいただきありがとうございます。『地球外少年少女』レビュー終わり!
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