韓国ドラマ『ザ・グローリー』シーズン1考察・伏線の解説(ネタバレ),輝かしき復讐シーズン2の展開は?Netflix

  • 2023年3月11日

Netflix韓国ドラマ『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』の深掘り考察・伏線の解説をしています。

消えた死体や、OPや第1話で登場した悪魔のトランペットという花の伏線についてです。

↓『ザグローリー 輝かしき復讐』シーズン2のネタバレ解説・結末はコチラ↓

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ソン・ヘギョの火傷を見て笑う
記事には『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』ネタバレが含まれています!

ザ・グローリー相関図:シーズン1の最終話の状況

おさらいのためにシーズン1(第8話)時点での登場人物・相関図を作りました。

Netflix ザ・グローリー相関図:シーズン1の最終話の状況

Netflix『ザ・グローリー』シーズン1の考察・伏線(ネタバレ)

安置所から消えた死体:ヨンジンの指示?

シネマグ
病院の死体安置所にあったユン・ソヒの死体は、シーズン1の最終回でヨジョン(イ・ドヒョン)が見に行ったときにはなくなっていました。

ユン・ソヒはドンウンのまえにイジメられて自殺した女子生徒で、実はイジメグループの誰かによる他殺だと判明します。

安置所の遺体を移動させることができるのは、普通に考えれば病院関係者か警察だけです。

利害関係から考えて、ユン・ソヒの死体に他殺の証拠があるかもしれないと考えたヨンジン(イム・ジヨン)がシン・ヨンジュン署長に頼んで死体を隠させた可能性があります。

シン・ヨンジュン署長は高校時代にヨンジンのためにドンウンのいじめも隠蔽しました。

もしかすると18年前にヨンジンがユン・ソヒを殺害してしまったときにも隠蔽工作を手伝ったのかもしれません。

ミョンオの生死

ザ・グローリーのミョンオ

©︎Netflix

ミョンオ(キム・ゴヌ)を殴って血だらけにしたのは緑の靴を履いていた女性なので、ヨンジンかへジョンです。

ヨンジンは左足の甲に切り傷がついてましたし、緑の靴を薬品(オキシドール)でふいているシーンがありました。

証拠隠滅をはかっているヨンジンがやはりミョンオに暴行を加えたのでしょう(シン・ヨンジュン署長の部下にやらせた可能性もありますが)。

ミョンオは血だらけでしたが生きているのでしょうか?

もうすでに死んでいるかもしれませんが、彼がユン・ソヒの殺害に関して確固たる証拠をつかんでいるなど、実は生きていてあとで出てくるパターンがありそうな気がします。

すでに死んでたらヒロインのドンウン(ソン・ヘギョ)が自分の手で復讐を果たせませんし。

ミョンオは失踪するまえにウラジオストク(ロシア)行きのチケットを買っていました。

なぜウラジオストクなのか?その答えは今はわかりません。

ヨンジンを脅して金を巻き上げ、そのあとで逃げるために海外を選んだのでしょうか。

メメントモリ(死を忘れるな)

ミョンオについて大切な考察が首のタトゥー Memento mori(メメントモリ)です。

ラテン語で「いつの日か死ぬことを忘れるな」という意味で、普通は「いつか死ぬから今日を精一杯生きよう!」というニュアンスで使われます。

高校時代にドンウンがミョンオに殴られたとき、このタトゥーの中間部分が隠れており、ドンウンにはMemori(スペイン語で「私は死んだ」)に見えていました

エピソード5で、ドンウンがノートにMemento moriと書いたあとに火傷の絆創膏を貼り付け、Memori(私は死んだ)にしたシーンが印象的でした。

イジメと暴力で心が死んだことの比喩です。

そして興味深いのがミョンオの首のタトゥー Memento mori(死を忘れるな)が、そのままソヒを殺した犯人への脅迫文になっていること。

そう考えるとドンウンは「ミョンオが失踪した」と知らないフリをしていながら、手をまわして彼を犯人のもとへ送った張本人なのかもしれません。

もう1人のいじめの標的/キム・ギョンラン

第1話の高校時代で、ドンウンが体育館にいるヨンジンに宣戦布告しに行ったときにいじめられていた女子生徒・ギョンラン

第2話では大人になってもヨンジンのパシリをしており、ジェジュンの店で働いていることがわかります。

ヨンジンを後ろからにらむ目が怖かったですね。

ドンウンもいじめられていたギョンランを見ていたので、すでに裏で手を組んでいるのだと思います。

シーズン2でギョンランがヨンジンの弱みをつかみ、ドンウンに協力するのでしょう。

花によるチーム分け『ザ・グローリー』考察ネタバレ

ザ・グローリー輝かしき復讐の悪魔のトランペットと天使のトランペット
ドンウンチームは悪魔のトランペット(左)、ヨンジンチームは天使のトランペット(右)

公式のポスターでキャストはそれぞれ白か黄色の花を持っています。

ドンウンが借りたアパート・エデンヴィラに咲く花です。

上に向かってさく白い花は悪魔のトランペット(別名ダチュラ/チョウセンアサガオ)。

下に向かってさく黄色い花は天使のトランペット(キダチチョウセンアサガオ属)です。

花が上に向いているか下に向いているかで、シーズン2の運命が上り坂か下り坂か示唆されているのでしょう。

この中で不可解なのがドヨンです。ドヨンの横の天使のトランペットだけ色が白いのです。

ヨンジン、ジェジュン、ミョンオ、へジョンらいじめグループのメンバーはシーズン2で悲惨な結末を迎えますが、ドヨンだけは破滅しないという伏線なのかもしれません。

悪魔のトランペットには「あなたを酔わせる」「変装」などの花言葉があり、天使のトランペットは「愛嬌」「偽りの魅力」「変装」などの花言葉があります。

(両方とも毒性があることから、あまりよくない花言葉も含まれているようです)

どちらが偽りなのかシーズン2で決着するのでしょう。

Netflix『ザ・グローリー』シーズン2の展開予想

ヨンジンがドンウンを追い詰めるターンがくる

Netflix『ザ・グローリー』

©︎Netflix

シーズン1ではヨンジンが味方をどんどん失っていったん孤立しています。囲碁でいう石を囲まれた格好です。

娘イェソルを手に入れたいジェジュンも、姑(しゅうとめ)に高校時代のいじめをばらされたくないへジョンも、利害関係からドンウンの側につきました。

ヨンジンを落とし入れたあとに、ジェジュンもへジョンも破滅させるのがドンウンの計画で、大筋はこの流れで進むと思います。

ただそんなにあっさり終わるわけがないので、ヨンジンが巻き返すターンがあるはずです。

ヨンジンの大きな味方は母と自分を昔から守ってくれているシン・ヨンジュン署長です。

先ほど書いたように彼がユン・ソヒの殺害をうまく隠蔽してくれるかもしれません。

ただシン署長はヨンファ堂(占いのお店)に通う女性と不倫しているのがヒョンナム(ヨム・ヘラン)にバレているので、スキャンダルで失速しそうです。

ドヨンとヨジョンの動向に注目!

そこで不確定要素である、ドヨンとヨジョンの動向が鍵になってきます。

ドンウンの部屋にいたヨンジンのまえに夫・ドヨン(チョン・ソンイル)が現れました。

ドヨンがヨンジンの過去に嫌気がさしてドンウンの味方に!というパターンになるかと思いきや、そう単純にことは運ばないと思います。

なぜならドヨンが囲碁を信奉しているからです。

ドンウンの相手を待つうち筋が非常に気に入って頭から離れないほどの囲碁マニアなドヨンなら、現実の人間関係を駆使してドンウンと対決してみたいと思うのでは?

ドンウンも囲碁でドヨンを負かしたいと言っていましたし、彼が復讐を達成するための最後の砦になりそうです。

ヨジョンの動きも読めません。

ヨジョンは父を殺したカン・ヨンチョンを殺害したいと夢見る危険人物だと判明します。

ヨジョンはドンウンの火傷のキズあとをみて復讐を手伝うことを決めました。

高校時代のドンウンに何もしてくれなかった保険の先生アン・ジョンミを自分の形成外科で雇ったことから彼女に対する復讐を手伝うのかもしれません。

ただ、復讐を手伝う過程でヨンチョンへの怒りに取り込まれて暴走し、ドンウンが不利になるようなことをしでかしてしまう気がします。

ジェジュンの結末

高校時代はヨンジンと一緒にドンウンをいじめ、今もその本質は変わらないジェジュン。

個人的にシーズン2で命を落としそうなのが彼だと思います。

ジェジュンは、イェソルが自分の娘で、さらに自分と同じく色覚障害だと知って心を大きく揺さぶられました。

つまり視聴者から見て、クズ野郎→感情移入できるヤツに変化しているわけです。

多くの物語で、悪いやつだったけど改心した登場人物は犠牲になります。

共感と悲しみだけでなく、死んでも仕方ないという合理性まで内包できるからです。

キム・ウンスクが脚本なのでそう単純にはいかないかもしれませんが、ジェジュンが暴走した挙句、感傷的な死を迎えるパターンは大いにありそうです。

まとめ

まとめると、『ザ・グローリー』シーズン2ではドヨンは勝負好きの冷徹な経営者としてヨジョンは不安定な要因としてストーリーを大きく動かしてくると思います。

あとは最後にドンウンが復讐を果たして完全にダークサイドに堕ちるのか、ヨジョンと一緒に復讐の連鎖を断ち切るのかも大きなポイントです。

ヨンジンの娘に優しく接していたドンウンなら、闇落ちはしないで後者のパターンになるとは思いますが、結末は予想できません。

ドラマのオープニングでは桜の花と雪が同時に舞い散っていました。

ドンウンは桜の花が散るように復讐をきれいに終えて第2の人生を歩めるのでしょうか?それとも復讐を果たしたら雪のように溶けてしまうのでしょうか?

感想を語る犬
いろいろ想像がふくらみます!とにかく2023年3月放送の『ザ・グローリー』シーズン2が楽しみですね。