Netflixホラー映画『ザ・カンファレンス』田舎のコテージで自治体職員たちがマスコットキャラに豪快に殺害されていきます。
作品情報・キャスト
あらすじ・見どころ
物語ネタバレあらすじ・ラスト結末解説
視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
これらの情報を知りたい人向けにわかりやすくレビューしていきます!
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。お好きな項目から読んでください)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
Netflix映画『ザ・カンファレンス』作品情報・予告
制作国:スウェーデン
上映時間:100分
原題:『Konferensen』
ジャンル:ホラー、スプラッター
年齢制限:18歳以上推奨(残虐なシーンあり)
監督:パトリック・エークルンド
脚本:パトリック・エークルンド|トーマス・モルデスタッド
キャスト:カティア・ウィンター|アダム・ルンドゲレン|エヴァ・メランデル|バハール・パルス|アメド・ボザン
『ザ・カンファレンス』あらすじ
自治体職員たちはショッピングモールの建設を推し進め、ついに明日が起工式。
職員たちは能力開発研修という名目で自然豊かなコテージに泊まっていた。
しかしそこへ、モールのマスコットキャラのかぶりものをした殺人犯が現れる。
自治体職員やコテージのスタッフは一人一人惨殺されていった。
果たして殺人犯の正体は!?職員たちは生き残れるのか!?
※以下、『ザ・カンファレンス』のストーリーネタバレありなので注意してください!
ラスト結末ネタバレ解説:真犯人は?
コテージで自治体職員を殺害していくマスコットのかぶりものをした犯人は、ショッピングモール計画で農場を潰されて自殺したパウルソンという男性の息子だと判明。
殺人犯は爺さん・トゥルビョンとエヴァと戦ってボロボロになります。
ナジャが金色のスコップで犯人の首を切り落としました。
一件落着かと思いきや、川のほうへ逃げていたリーナがヨナスに襲われます。リーナがヨナスの不正の情報を握っていたためです。
ヨナスは犯人が森に仕掛けたピアノ戦でおでこの皮がパックリ切れていました。リーナは頭の皮をひっぺがしてヨナスを川に沈めます。
生き残ったリーナやトゥルビョンとエヴァ、ナジャたちは救助されました。
エンドロールでは耳に心地よい音楽とともに、殺害された死体の1体1体が映されていきます。
脳みそにダメージを負ってしまったのか、頭に鎌が刺さったまま歩き続けているアネットが湖の中に入り、沈んでいきます。
映画『ザ・カンファレンス』ネタバレ感想・評価
良かった点
キャッチーな演出のエンタメホラーでした。
登場人物たちが自治体職員で、モール建設反対の殺人犯に狙われるプロットからして非常にシュールですよね。
基本的に、殺人のシーンはグロいけど笑えるように撮られています。
屋外ユニットバスの中でバラバラに切断された男(カイ)の手足が浴槽からバラバラに出ている場面とかも、気持ち悪いけど笑いが込み上げてきました。
見せ方もうまいです。
殺人犯にチェーンソーで耳のあたりを切られた爺さん・トゥルビョンが、同僚のエヴァから「耳は大丈夫!?」と言われて「何っ!?」と答えるシーンも爆笑。
撲殺のシーンでも「パコン!」となんやら軽快な音が鳴ります。人間が簡単に死ぬことを笑いに変換させてたイメージですね。製作陣は性格がゆがんでいると思います。
めちゃくちゃ痛々しい場面でも、冷静に考えたら笑えるってすごいバランス感覚だと思いました。
音楽もクラシックやギター曲など、哀愁がありつつもそこまでホラーっぽくない曲をかけてシュールさを際立たせています。
ダメな点
本筋のストーリーに大きなヒネリがなかったのが残念でした。
最後にリーナとヨナスが川で無意味に殺し合うシーンなど予想外の工夫はあったものの、大枠だと犯人探しの妙味やどんでん返しがない少し無機質な物語だったと思います。
マスコットキャラのかぶりものをした殺人犯!はいいんですけど、その設定だと自治体職員の仲間の中に犯人がいるオチのほうがカタルシスがあったと思います。
犯人が部外者(ショッピングモールの建設のせいで自殺した人物の息子)という、やや盛り上がりに欠ける最後でした。
シネマグの点数 | 75点 |
殺人シーン | 90点 |
ストーリー | 55点 |
IMDb(海外レビューサイト) | 5.9(10点中) |
Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 89% 一般の視聴者 59% |
メタスコア(Metacritic)※随時更新 | (100点中) |
最後のまとめ
Netflixのスウェーデンホラー映画『ザ・カンファレンス』は、キャッチーでエンタメ感満載の殺人劇が楽しめたいっぽう、話自体にそこまでおもしろみがなかったのが少し残念でした。
演出だけ見るとスウェーデンの映画制作の技術が上がっているような気もします。
ただハリウッドナイズされてスウェーデンらしさがなくなっているのでは?という懸念もありました。
レビュー終わり!
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