シルヴェスター・スタローンのロッキーシリーズは2018年までで9作品もあるので、全部はなかなか観きれないという人もいると思います。この記事ではロッキーの各作品やオススメ度を紹介。
オススメ度は★の数で表しています。★は最低が1つです、シリーズの中でも最高傑作だと思えるのもが星5つです。
『ロッキー』オススメ度★5
タイトル:『ロッキー』 公開年:1976年 監督:ジョン・G・アヴィルドセン 脚本:シルヴェスター・スタローン 主演:シルヴェスター・スタローン 出演:タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディス、カール・ウェザース 音楽:ビル・コンティ
『ロッキー』は、シルヴェスター・スタローンがモハメド・アリと無名のボクサーが試合するのを観てヒントを得て、3日で脚本を書き上げ、自ら出演し大ヒットさせた記念すべき作品。
この映画の成功でスタローンはアメリカン・ドリームを掴んだのです。
『ロッキー1』の見どころ!
『ロッキー1』はボクシングの物語ですが、実質はヒューマンドラマです。ボクシングを続けているが芽の出ない主人公ロッキーが、絶対王者のアポロに指名されて、自分の存在意義や恋人への想いを胸に立ち向かうという内容。
1976年の作品なので映像的にはちょっと古い部分もありますが、美術館を駆け上がるシーンや肉を殴るシーンなど、後世に多大な影響を与えた名シーンが多いので、絶対に見ておきましょう!
『ロッキー2』オススメ度★5
タイトル:『ロッキー2』 公開年:1979年 監督:シルヴェスター・スタローン 脚本:シルヴェスター・スタローン 主演:シルヴェスター・スタローン 出演:タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディス、カール・ウェザース 撮影:ビル・バトラー 音楽:ビル・コンティ
『ロッキー2』は、スタローンが監督・脚本・主演の3役を務めた『ロッキー』の続編。エイドリアンと平和に暮らそうとするが仕事が上手くいかず、アポロと再戦して決着をつけるという物語。
こちらもスポーツ映画というより、上質なヒューマンドラマという印象の映画。ロッキー、エイドリアン、アポロなど、登場人物それぞれに感情移入できる傑作!
『ロッキー3』オススメ度★4.5
タイトル:『ロッキー3』 公開年:1982年 監督:シルヴェスター・スタローン 脚本:シルヴェスター・スタローン 主演:シルヴェスター・スタローン 出演:タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディス、カール・ウェザース、ミスター・T 撮影:ビル・バトラー 音楽:ビル・コンティ
1982年公開の『ロッキー3』も、前作に引き続き、スタローンが監督・脚本・主演を務めています。もともと、今作でロッキーシリーズは完結予定でした。
世界ランキング1位のクラバー・ラングという若手の猛者が現れ、ロッキーが彼と死闘を繰り広げるという内容です。前作の『ロッキー2』とはだいぶ雰囲気が変わり、80年代の香りムンムンの、スポ根友情映画になっているのですが、これはこれで見応えがあってとても面白いです。アポロとの友情が大きなテーマになっています。
主題歌はギターリフが有名なあの「アイ・オブ・ザ・タイガー」!
『ロッキー4/炎の友情』オススメ度★3.5
タイトル:『ロッキー4/炎の友情』 公開年:1985年 監督:シルヴェスター・スタローン 脚本:シルヴェスター・スタローン 主演:シルヴェスター・スタローン 出演:タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディス、カール・ウェザース 、ドルフ・ラングレン、ブリジット・ニールセン 撮影:ビル・バトラー
『ロッキー4/炎の友情』 はシリーズ最高のヒット作となりましたが、内容や展開に賛否両論あるものになりました。面白くなくはないのですが、完成度は過去3作には劣ると言われています。
ロッキーがロシアのドラゴという感情がないマシンのようなボクサーと戦うことになる話なのですが、当時のアメリカとソ連の東西冷戦の構図がテーマとして盛り込まれています。
ロッキーがソ連の雪山で過酷なトレーニングを行うシーンが見もの。アポロの友達役でジェームズ・ブラウンが出演し、試合前にファンキーな歌声を披露。
今作の内容が『クリード2/炎の宿敵』のストーリーに続いていくので、復習という意味では観ておいた方がいいです。
『ロッキー5/最後のドラマ』オススメ度★2
タイトル:『ロッキー5/最後のドラマ』 公開年:1990年 監督:ジョン・G・アヴィルドセン 脚本:シルヴェスター・スタローン 主演:シルヴェスター・スタローン 出演:タリア・シャイア、バート・ヤング、バージェス・メレディス、 音楽:ビル・コンティ
ロッキーは長年にわたる激闘により脳にダメージがあるとされ、現役を引退。トレーナーとしてトミー・ガンを育てていたが、トミーはプロモーターに騙され、ロッキーの元を離れていってしまう。そして興行のために師弟対決が企てられて・・・。という内容。
今作ではリング上でのバトルはなく、なんとストリートで殴り合う。。
各方面から内容が酷評されてしまった作品で、ロッキーシリーズだと認めていない人も多い。(ロッキーの続編だと考えなければ、それなりに楽しめるではある。)
『ロッキー・ザ・ファイナル』オススメ度★4
タイトル:『ロッキー・ザ・ファイナル』 公開年:2006年 監督:シルヴェスター・スタローン 脚本:シルヴェスター・スタローン 主演:シルヴェスター・スタローン 出演:タリア・シャイア、バート・ヤング 音楽:ビル・コンティ
前作の『ロッキー5/最後のドラマ』から16年も立っているので、各方面が続編は絶対に失敗するという意見に傾いていた中、年老いたロッキーの悲哀や意地、そしてエイドリアンへの愛が滲み出た素晴らしい作品となった。
ストーリーは、ロッキーはイタリアンレストランを経営しながら、静かに暮らしていた。エイドリアンはすでに死に、息子のロバートも自分の手を離れてしまったいる。そんな中、ロッキーは、「ロッキー・バルボアが現在の世界チャンピオン・メイソンに絶対勝てない」という批判をTVで目撃し、現役復帰を決意。チャンピオンと対戦することになるというもの。
『クリード チャンプを継ぐ男』オススメ度★4.8
タイトル:『クリード チャンプを継ぐ男』 公開年:2015年 監督:ライアン・クーグラー 脚本:ライアン・クーグラー 出演:マイケル・B・ジョーダン、シルヴェスター・スタローン、テッサ・トンプソン 音楽:ルドウィグ・ゴランソン
『クリード チャンプを継ぐ男』は、ロッキーのかつてのライバル・アポロにアドニスという隠し子がおり、彼がロッキーに教えを乞うというストーリー。
アドニスという若者がアポロの遺伝子とロッキーのガッツという二つの想いを背負ってリングに立つ姿や、老いたロッキーの演技など、見どころ超満載で、ロッキーファンじゃなくても見るべき作品!
ライアン・クーグラーの原案に熱意を感じたスタローンが周囲の強い反対を押し切って制作に踏み切った作品。公開後は大ヒットを記録し、批評家からも絶賛された。
ロッキーシリーズのスピンオフ作品という位置付けだが、正当な続編といって差し支えない出来映え。
クリードの楽曲を手がけたルドウィグ・ゴランソンはクリストファー・ノーラン監督のSF大作「テネット」でもシリアスな楽曲の数々を聞かせてくれた。
『クリード2 炎の宿敵』オススメ度★5
タイトル:『クリード2 炎の宿敵』
公開年:2018年
監督:スティーヴン・ケイプル・Jr
脚本:シルヴェスター・スタローン、ジュエル・テイラー
主演:シルヴェスター・スタローン
出演:マイケル・B・ジョーダン、シルヴェスター・スタローン、テッサ・トンプソン、フロリアン・ムンテアヌ、ドルフ・ラングレン
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
『クリード2 炎の宿敵』では、前作に引き続きアポロの息子アドニスが主人公。
ストーリーは『ロッキー4』のロッキーの宿敵ドラゴの息子ヴィクターと、アドニスが戦うというもの。脚本や演出が上手くいっており、完成度が非常に高い作品となっています。
1985年の『ロッキー4』のストーリーを次のレベルに推し進めてくれた傑作。絶対に観るべきです!
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