Netflix(ネットフリックス)ドラマ『ナイト・エージェント』FBIのエージェントがホワイトハウス内部の陰謀に巻き込まれ、ヒロインと一緒に真相と黒幕を解明していくサスペンス・アクション！
シーズン1は全10話です。世界中で大ヒットして続編シーズン2の制作も決定しました。
作品情報・キャスト
ネタバレなしの感想
視聴してのぶっちゃけ感想・評価(ネタバレあり)
最終回まで全10話のネタバレあらすじ・ラスト結末まとめ
これらを知りたい人向けに内容をわかりやすくまとめました。
(前半はネタバレなし、後半はネタバレありです。好きな項目から読んでください。)
これから視聴する方の参考になるよう、作品についての視聴者口コミ・アンケートも投票お願いします↓
Loading ...Netflix『ナイト・エージェント』作品情報・予告
制作国：アメリカ
話数：シーズン1・全10話
原題：『The Night Agent』
ジャンル：アクション・サスペンス・スパイ
年齢制限：16+
制作：ショーン・ライアン
原作：マシュー・カークの小説『The Night Agent』
Netflix『ナイト・エージェント』人物相関図･キャスト紹介
| 役名 | キャスト |
| 主人公 FBIエージェント：ピーター・サザーランド | ガブリエル・バッソ
映画『SUPER8/スーパーエイト』『砂上の法廷』『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』などで有名な人物。 |
| ヒロイン・ローズ役 | ルシアン・ブキャナン
ドラマ『孫悟空の遊勇伝』やこれから配信されるジェイソンモモア主演のApple TVドラマ『Chief of War』に出演！ |
| ダイアン・ファー(ピーターの上司。主席補佐官) | ホン・チャウ |
| チェルシー・アリントン(シークレットサービス) | フォーラ・エヴァンス＝アキンボラ |
| エリック・モンクス(シークレットサービス) | D・B・ウッドサイド |
| マディ(大学生。副大統領の娘) | サラ・デジャルダン |
| アシュリー副大統領 | クリストファー・シャイアー |
| 暗殺者の女性・エレン | イヴ・ハーロウ |
| 暗殺者の男性・デイル | フェニックス・ライ |
| シスコ(ピーターの友人の警官) | カーティス・ラム |
| マテオ | アンドレ・アンソニー |
『ナイト・エージェント』あらすじ
地下鉄爆破事件で電車を止めて観客を救ったFBIのピーター・サザーランド(ガブリエル・バッソ)。事件現場近くにいた体に蛇の入れ墨をしている男がテロ実行犯だと確信したピーターは追いかけて格闘するが逃げられてしまう。
その事件から1年がたち、ピーターは陰謀論組織・ロームトームから地下鉄爆破テロに関わっていると疑惑をかけられつきまとわれていた。なぜなら政府のエージェントだったピーターの父が過去に国家機密の情報漏洩疑惑で捜査されたあとで不審死を遂げたからだ。
ピーターはダイアン・ファー大統領主席補佐のもとで、ホワイトハウスの地下でエージェントからの緊急の電話を取る任務についていた。
ある日の夜、ローズ(ルシアン・ブキャナン)という女性から電話がかかってくる。滞在していた家主のおば夫婦が殺され、自分も暗殺者に狙われているというのだ。ピーターはローズに暗殺者からうまく逃げる方法を伝えた。
ピーターは上司のダイアン・ファー(ホン・チャウ)の命令でローズを迎えにいく。しかしピーターとローズはホワイトハウスの内部に黒幕と陰謀が渦巻いていると気づき、ホワイトハウスやFBIをはなれて独自で行動をすることに。
果たしてピーターとローズは未曾有の大事件を防ぐことができるのか！？
ネタバレなし感想・海外評価
登場キャラがたくさん出てくる以外は、スパイものとして内容はそこまでむつかしくないです。
物語自体は王道でそこまで凝っているとは感じませんでしたが、完成度の高いサスペンスアクションが見た人にはピッタリ。
ハラハラドキドキの展開重視の人には向いているでしょう。
逆にサスペンス的な動機やロジックを求める人はストーリーにちょっと疑問を持つ点もあるかもしれません。
海外の評価も平均点以上で、一般視聴者は楽しめた人が多いようです。世界的に人気を博しシーズン2も決定しました。
| おすすめ度 | 84% |
| アクション | 85% |
| ストーリー | 67% |
| IMDb(海外レビューサイト) | 7.5(10点中) |
| Rotten Tomatoes(海外レビューサイト) | 批評家 67% 一般の視聴者 75% |
| メタスコア(Metacritic) | 68(100点中) |
※以下、Netflix『ナイト・エージェント』のストーリーネタバレありなので注意してください！
Netflix『ナイト・エージェント』ネタバレ感想・評価
第1話から列車がテロで爆発！最初からテンションMAXの展開に心をわしづかみにされます。
そこから主人公・ピーターが美女・ローズを助け、ホワイトハウス内部の人間の陰謀で爆破に関わっていた容疑者にされてしまい、2人で逃げながら黒幕を探っていくながれにワクワクドキドキ！
爆発で体が吹き飛ぶシーン、敵との肉弾戦、銃の撃ち合いなどアクションにもスリルとリアリティがあります。アングルや構図も凝っていてスタイリッシュです。
ピーターの上司・ファー、副大統領・アシュリー、軍事企業社長・ゴードンの3人が黒幕というのがわりと早く判明してしまうため、サスペンスの謎解きを楽しむ要素が半減します。
しかも黒幕の副大統領の目的はザダーという中東の指導者をテロリストと決めつけて、暗殺すると角が立つから暗殺だとバレないように地下鉄爆破テロで地上にいる民間人ごと巻き込んで殺そう！という、いくらなんでも荒っぽすぎる計画。
とても先進国の副大統領とは思えません(笑)。
副大統領が1人を暗殺するためにガス管近くで列車を爆発させて周囲の区域ごと吹っ飛ばそうと計画していたというのは、ちょっと現実味がありません。何百人単位、下手したら1000人以上の死者が出ます。
政敵を殺すためのリスクと被害規模の甚大さが釣り合わない気がしました。
Qアノンっぽいロームトームという陰謀組織が出てきたので、副大統領もそういった陰謀論に踊らされて狂った計画を立てていたということなのでしょう。
しかし、その点を考慮しても何故そんなにも荒っぽい計画を立ててまでザダーを殺さなければいけなかったのかの動機が弱いと感じました。
しかも最終回で副大統領は暗殺のターゲットを大統領に変えます。行き当たりばったりすぎです。誰でもいいんかコイツ！
あとは副大統領が1年前の地下鉄爆破テロの犯人・コリンを殺害するはずが、間違って双子の兄・マテオを殺していたというのもなんともお粗末でした。暗殺はキッチリやりなさいよ。
まとめると、マット・デイモンのボーンシリーズ的な王道のスパイアクションをぼちぼちのレベルで再現した作品といえるでしょう。
ただサスペンス部分がそこまで複雑な展開をみせないので、全10話は長すぎな気がします。
大ヒットした『ナイトエージェント』は続編の制作も決定しましたが、できればシーズン2はもっと短めにまとめてほしいです。
「テロの真相」ネタバレ『ナイト・エージェント』
暗殺されたローズの叔父と叔母はFBIのエージェントで、ホワイトハウスが絡んだ大規模なテロを食い止める任務についていたと判明。ローズは叔母夫婦エマとヘンリーの正体を知っておどろいた。
ローズを警備するはずのシークレットサービスが突如任務を解かれたことで、ピーターはホワイトハウスの上層部が事件に関わっていると知る。黒幕かと思われた上司のホーキンズは死体で発見された。
ピーターとローズは、殺された叔母夫婦と一緒に仕事をしていたローナと会う。彼女は建築関係の仕事をしており、建物の設計データを入手する仕事を手伝っていたらしい。
ローナが所有するデータにあったカフェが、1年前に爆発した地下鉄の真上にあると判明。
地下鉄爆破はたんなるテロでなく、カフェ周辺の地域にいたある人物を暗殺するための計画だったのだ。
1年前の地下鉄爆破の当日、カフェにシークレットサービスのアリントンがいたことがわかり、ピーターは彼女に会う。アリントンはモンクスと一緒に副大統領の娘・マディを警護する仕事をしていた。
ピーターは1年前の爆破テロがマディを狙っていたと推測するが、アリントンは1年前はカフェで中東の指導者オマー・ザダーを警備していたと話す。地下鉄爆破テロはザダーを殺害するための計画だったのだ。
黒幕の正体ネタバレ
ピーターは上司のファーが知るはずのない情報を持っていたことから、彼女が黒幕の1人だと確信した。
ローズを親友で警官のシスコにあずけていたが、シスコは軍事会社代表・ゴードンの命令を受けた暗殺者・エレンに殺される。
ピーターとローズは激闘の末、エレンの恋人で暗殺者のデイルを殺害。
ローズとピーターはお互いに惹かれあい、男女の関係になった。
ファーはピーターを裏切り者に仕立てて逮捕しようと捜査員を送り込む。
そんな中、副大統領の娘で大学生のマディが、環境活動組織ニューリーフに所属していたマテオという人物に拉致された。
マテオの正体は双子の弟のコリン・ワーリー(ヘビの入れ墨の男)で、彼はアシュリー・レッドフィールド副大統領と軍事企業の経営者ゴードンからの命令を受けて地下鉄爆破を実行した張本人だった。しかしテロ失敗のあと、コリン双子の兄・マテオが証拠隠蔽のために自分と間違えられて暗殺された。
絶望と怒りにかられたワーリーはマディを誘拐し、副大統領に会見で罪の告白を望む。
マディはワーリーの要求を伝えるためのビデオメッセージに、アリントンしか気づかないボディランゲージを入れる。
アリントンはマディのメッセージに気づき、彼女がコンテナ倉庫に拉致されていると解読。ピーターやモンクスと一緒に現地に向かった。
ピーターたちはマディを救出してワーリーを捕まえる。しかし暗殺者・エレンから狙撃を受けてワーリーとモンクスは死亡する。
ローズは高所にいたエレンを突き落として殺害した。
『ナイト・エージェント』最終回ネタバレ
ピーターやローズは、副大統領がターゲットをザダーから大統領に変えたことに気づき、ファーを使って大統領がくるキャンプデーヴィッド(軍事基地)に侵入。テロ計画に加担する敵を倒していく。
ローズは遮断されている通信を回復させた。
マディとアリントンも副大統領に連れられてキャンプデーヴィッドに来ていた。爆破計画を知っている副大統領は地下に逃れるが、マディは地上に出た。
アリントンが爆弾を見つけて大統領警護に連絡、建物の中にいたスタッフたちも避難させる。マディを見つけて外へ誘導した瞬間に建物が大爆発した。
ヘリにも爆弾があると知っているピーターは大統領に武器を向けてヘリに乗らないように指示。
ピーターは銃を持った兵士たちに囲まれるが、ヘリが大爆発。ピーターの正しさが証明された。
事件解決後、ピーターは大統領権限でエージェントだった生前の父の証言データを見る。父は無実ではなく、外国の組織に加担してしまい、二重スパイになる予定だったが外国の組織に殺されたようだ。
ピーターは大統領の直々の依頼でナイトエージェントとなり、ナイト・アクション極秘任務にたずさわるために国外へ飛び立つ。
ローズが地上で見送った。
Netflixドラマ『ナイト・エージェント』終わり！
最後のまとめ
Netflixスパイアクション『ナイト・エージェント』は派手なアクションや格闘が楽しめる良作でしたが、諜報機関をあつかうサスペンスとしてはそこまで緻密なストーリーでなかったのが少し残念でした。
伏線や謎解きもありましたが、事件の根幹部分のリアリティに乏しく、いっそマクガフィン(中身のない機密データ)にすればよかったのでは？と感じてしまいました。
全10話というのも長いです。
ここまで読んでいただきありがとうございます。レビュー終わり！
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